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人理を守れ、エミヤさん!
やっぱりマシュマロなのか士郎くん!
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は手を引っ込めた。

「……子供扱いはできないな。これからは、レディとして扱わないと」
「ぅ……」
「食べよう。冷めたら味が落ちるからな。ほら、いただきます」
「ぃ、いただき、ます……」

 促されて、マシュは赤い顔を隠しながら両手を合わせた。
 ……これは、喜び?  大人として見られたことへの。それとも……。ぐるぐると頭の中で感情の波が渦を巻く。
 胸が苦しい。なのに、悪くない気持ちだった。

 ――セイバーさんに、謝らないと。

 士郎と向き合って、汚い感情を手に入れて。
 それでもマシュ・キリエライトの心に変容はない。
 いっそう強まった意思の結晶が、少女を女にして、輝きを強いものとしていった。






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