第17話:クロスハート
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中痛いんですけどっ!?」
シャウトモンX5は咄嗟にスパロウモンの背を盾にすることで直撃を避けたのだ。
…いや、スパロウモンは直撃を喰らったが。
「けどっ…捕まえたあっ!!」
「ムオッ…」
「ウオオオオオオ!!メテオインパクト!!!!」
その隙にシャウトモンX5はタクティモンを捕まえると、岩に向けて吹き飛ばす。
それは岩山を突き破り、タクティモンを向こう側まで吹き飛ばした。
「あいつを吹っ飛ばした…!?」
「何という戦いだ…!」
「グムッ…(何とな…ここまでとは、彼らも着実に三元士レベルの力を手に入れつつある…!)」
「インペリアルドラゴンインパルス!!」
巨大な竜のオーラを纏って、タクティモンの部下の大半を屠るパイルドラモンHM。
「パイルドラモンHM、右だ!!」
「デスペラードブラスター!!」
パイルドラモンHMが右方向の敵に砲撃をを放って殲滅した。
「よし、数ではこっちが完全に有利になったな」
大輔がそう言いながら、シャウトモンX5の方を見遣る。
「がっはっは!どうだこら!!ようやく一矢報いてやったぜぇ!!痛ててててて!!」
「いやもうこっちは10矢分くらいやられまくってるんだけどね」
ボロボロとなったシャウトモンX5の言葉に同じくボロボロのタイキが言う。
「不景気なこと言うなよ!これから10発でも20発でもやり返してやるさ!」
「お前なあ…いい加減もう少し慎重な戦い方ってもんを…」
「ひ〜ん、痛いよ〜!」
シャウトモン、ドルルモン、スパロウモンがそれぞれ言うが。
「…いや…実際…」
土煙からタクティモンが姿を現した。
「大した物だ。この私が戦場で地に伏せるなど、ここ数百年来無かったことだよ。素直に感心する。」
傷をつけたのがパイルドラモンで地に伏せることが出来たのはシャウトモンX5と言うことらしい。
「ちっ…涼しい顔しやがって!俺のメテオインパクトがモロに入ったってのによ」
「…彼らのように進化の力を使わないのかね?」
それを聞いたシャウトモンX5が思わず顔を顰めた。
「(…ったく、何でそんなこと知ってんだよこいつらは…)」
「急拵えの模造品とは言え、たった一度の変化であのミレニアモンを圧倒した力だ。今使えばこの私さえも倒せると思わないかね?」
「へっ!てめえなんざ、あんな力使わなくたってなぁ…」
「うん、ぶっちゃけまだどうやって使っていいか分かんないんだあの力。大輔達に聞いても駄目だった。」
何度か進化の力を使えないかと試してみたのだが、見事に駄目であった。
普段使っている大輔達にも尋ねてみたが、彼らも感覚で使っているため分からない
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