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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第38話 イッセーの苦難、祐斗の仇を見つけます!
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。君の信仰心が低いなんてあり得ない、それは俺が保証する」
「私が信じてきたものは一体何だったんでしょうか……」


 アーシアは教会によって聖女として祭り上げられていた。恐らくアーシアの癒しの力を使って信者を増やそうとかそう言った考えがあったんだろう、だがアーシアが悪魔を癒したことによって教会に不都合なことが出来てアーシアを切り捨てたと俺は思っている。


「アーシア、自分が信じていた組織が裏で酷い事をしてきた事を知って信じたくないと思う気持ちで苦しいのは分かる。でもこれは事実であり受け入れなければならない現実だ」
「……そうですね、私もイッセーさんと過ごしてきて世の中が綺麗ごとばかりじゃないって見てきました。だから辛い現実を知ったとしても否定することなんて出来ないですよね」
「やっぱり教えるべきじゃなかったな。配慮が至らずすまなかった」
「謝らないでください、わたしが自分で知りたいって言ったんです。それに追放されたおかげでイッセーさんや皆さんに出会えたんです、だから追放されたのも主の導きだったんだと思います」
「……そうか、そう言ってくれて嬉しいよ」


 アーシアは現実を受け入れて向き合う覚悟を決めたようだ、強くなったな……


「さて、祐斗の仇も分かった訳だが……こちらとしては何も進展が無いんだよな」
「うむ、コカビエルがこの町に潜伏しているのは間違いないはずなのだが一向に手掛かりが見つからないとはな」
「もう既に逃げてしまったとかは無いのかな?」
「いや、コカビエルはこの町でなにかをしようとしているのは確かだ。安易に逃げ出すとは思わない」


 祐斗がコカビエルとバルパー・ガリレイは逃げたんじゃないかと思ったらしいがゼノヴィアがそれを否定した。


「やりたいことか……コカビエルは戦闘狂と聞いていたがそれに関係するのだろうか?」
「部長から聞いた事があるんですが、この町は悪魔にとって何か意味のある土地らしいんです。そこにコカビエルが来たという事は悪魔も巻き込もうとしているのでしょうか?」


 小猫ちゃんの話ではこの駒王町は悪魔にとって何か意味のある場所らしい、だとしたら奴は町を破壊して悪魔に喧嘩を売るつもりなのか?そして天使側も巻き込んで再び戦争をおっぱじめようとしているんじゃないか?


「何か情報でもあればいいんだがな……そういえばこの町に入ったエクソシストっていうのとは連絡は取れないのか?」
「駄目だ、全員の通信機にアクセスしてみたが誰も応答しない。殺されたか無力化されて捕まっているかのどちらかだろう」
「そうか、エクソシストは殺されるか……ん?だったらいい考えがあるぞ」


 俺はコカビエルたちを誘い出すための作戦を思いついた。


「ゼノヴィア、お前たちが来
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