暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第27話 それぞれの戦い 向かえリーガル高原!!
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すが自分で取った物はより美味しく感じちゃいます。


 ドシンッ!!


 急に大きな衝撃がしたので何かと思って辺りを見回すと私たちの傍に大きなバッタが倒れていました。


「これは……」
「醤油バッタの成虫だ。こいつの方が醤油が熟成していてより深い味わいになるぜ」
「サニーさん、態々取ってくださったんですか?」
「猫、お前やっぱ気に入ったわ。調理してるときのお前は実に美しい……」
「えっ……あ、ありがとうございます……」


 ちょ、ちょっと照れちゃいますね。でも私はイッセー先輩一筋なので動じたりはしてませんよ。多分……


「あ、ゴメ。今ちょっとほっぺ舐めちった」
「ふえっ!?舐めるって何をしたんですか!?」
「してねーよ。ほら、早く松茸食おうぜ」
「いや、気になってそれどころじゃありませんから!」
「なに?俺が気になるの?なら何かしてやろうか?」
「そういう意味じゃありませんよ!!」
「……僕たち完全に蚊帳の外だね」
「クリーム松茸美味しいですぅ」


 ううっ、やっぱりこの人苦手です……会いたいです、イッセー先輩……




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side:イッセー


 ん?今なんか小猫ちゃんに呼ばれたような……気のせいか?俺は襲い掛かってきた猛獣を殴り飛ばしながら場違いな事を考えていた。ロックドラムに蹴り飛ばされた俺たちが行きついた先がこの島でも多数の猛獣が生息している森……通称『ホワイトフォレスト』だった。


「グォオオオ!!」


 サイのような猛獣『ドム』が鋭い角を突き立てて俺に突進してきた。俺はドムの角を掴んで後ろへと放り投げる。


「ギュロアアアアア!!」


 背後から豚にシマウマのような模様が入った猛獣『ビグマ』が群れをなして襲い掛かってきた。


「リン姉、頼む!」
「任せろし!」


 リン姉がスーパーリラクゼーションを使いビグマたちを眠らせていく。


「ギャー!!」
「あ……」


 リン姉がビグマたちに気を取られているうちに巨大な怪鳥『バラッグ』が襲い掛かる。だが突如バラッグの頭上から雷が落ちてバラッグを痺れさせた。


「うふふ、おイタをする悪い子にはお仕置きですわ」
「ありがとうだし、朱乃!」
「どういたしましてですわ。リンお姉さま」


 朱乃さんはどうしてかリン姉をお姉さまと呼ぶようになった。まあリン姉も満更じゃなさそうだしいいんだけど何か変な感じだな。


「イッセー!これじゃキリがないわよ!」


 『ゼブラコング』に魔力弾を喰らわせたリアスさんがキリがないと叫んだ。このホワイトフォレストはリーガル島でも最も多数の
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