第三章「役立たずな博士」
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ねん!ってか、この状況で発すなっ!」
梁抜けた…いや、違う。張り詰めた空気が研究室を満たしている。そこかしこにビリビリと電気でも走っているように感じる…。
「痛ッ!静電気っ!!」
この話しに張り詰めた空気とかあり得ないね。シリアスなんて、この登場人物達には似合わないし。
「ってか、だったら本物の設計図はどこだっつぅの!」
僕は博士にそう言うと、博士は再び危険を察知し、クルッと身を翻して奥へと走った。
そう…以下略。
で、博士はダッシュで戻り、机の上に紙を叩きつけて言った。
「今度こそ本物だ!」
博士は控えぎみにポーズらしきものを決めた風だった。
しかし、あまりにも控え目過ぎたため、誰にも気付かれることなく流されたのでした。
「シクシク…。」
「博士?まぁ何でもいいけどよ、これこそ正に設計図。さっきの落書きと、どうやったら間違えるんだ…。」
メラが顔を引き攣らせて聞いた。他二名も、顔を引き攣らせながら博士を見ている。
「えっと…ちょっとしたお茶目かな?」
問答無用で再びスリッパの嵐が吹き荒れた。
もうこの研究室が吹き飛ぶんじゃないかと思うほど、皆の衆は博士をボッコボコにどつきまわしたとさ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ