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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第十話
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さっきから無理やりテンションをあげようとする度、母さん達の顔が、姉さんの泣いた顔が、浮かぶのだ。


『死んじゃってるの?』


「ああ、たぶん、いや、間違いなくな。
クソッ、こんなことも解ってしまうなんて、この目も考えものだな」


さっき、家を出る前、俺は父さんと母さんの情報を追った。


もしかしたらまだ近くに居るかもしれないと……


しかし現実は非情だった。

父さんと母さんの情報を見つける事はできたが、そのエイドスを視た俺は言い様の無い感覚に襲われた。


エイドスの情報が、〔生〕から〔死〕に書き変わっていたからだ。

『二人が家から出たとき気づかなかったの?』


『俺の目はいまのところは意識がある状態でしか知覚できない』


俺は自己修復術式だって使えるが、それだって魔法科主人公と違いアクティブトリガーだ。

彼のように反射的に発動することは不可能だ。


『そう、ならしょうがないね』


「お前は気づかなかったのか、橙?」


『私も寝てた、ますたーに合わせてる』


「そうか」


「……………」


「……………」


その後は互いに無言だった。



















篠ノ之神社・篠ノ之家玄関前


「柳韻さーん!いますかー!?柳韻さーん!」


「はーい!」


束さんの声だがしてドタドタと足音が近づいてきた。


ガラガラと音をたてて玄関が開いた。


「やっぱりいっくんだ!どうしたの遊びに………何が有ったの?」


焦った俺の顔を見て束さんが聞いてきたが…ここで答えるべきか否か…答えよう、束さんには隠し事は通じないだろう。


「父さんと母さんがいなくなったんだ!柳韻さんを呼んで!」


「!、わかった。すぐに呼んでくる!」


束さんは驚いた顔をして家の中へ走っていった。


三十秒ほどして柳韻さんが出てきた。


「一夏君、君のお父さんとお母さんが居なくなったっていうのは本当かい?」


「うん、朝起きたら姉さんが泣いてて『母さん達は居なくなった』って言ってテーブルの上にも手紙が在って……」


「わかった、ここで…いや、束、一夏君をと部屋で待っていなさい。
私は千冬ちゃんを連れてくる!…………(何故だ !?早すぎる!)」


最後に何と言ったかは判らなかったが柳韻さんは車で走っていった。


「いっくん、中に入ろうか」


「………うん」



















篠ノ之束・自室


「いっくん、いったい何があっ
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