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インフィニット・ゲスエロス
9話→山田太郎の日常B
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の条件を聞いて納得した。

『息子の女嫌いは私たち親の責任だ。だから少しでも和らげるために、まずは話し相手になる女性型AIを作ってくれないか?』

そう、俺たちのような若造に目をつけたのは、オールラウンダー型天才である束に、息子のためになる商品を作ってもらうためであった。

その女性人格AIこそ、『アリス』である。

作者である束曰く、時間短縮のためにISコアの技術を転用したらしいが、中々優秀で、ジン曰く『世界で最も純粋で、美しく、可憐な乙女』とのこと。

修飾詞つけすぎじゃね、とか突っ込んではいけない。

で、アリーナだが、流石に模擬戦をやるのに毎回宇宙まで行くのは非効率なため、広大な工業地帯の地下にあるがらんどうの土地を戦闘用に借りているのである。

勿論、我がマッドサイエンティスト、束の力を借りて強化した上で、だ。

え、なんで宇宙飛行用のISに戦闘実験が必要か?だって?

それはサイヤ人並の戦闘種族である千冬だけが知っている。

ま、後は国からの援助を得るために、『国防用の兵器に転用可能である』という看板が欲しいのもあるが。

さてと、じゃあ今日中にレポート纏めなきゃな。

彼は何時ものように、レポートにペンを走らせた。

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