その5
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て一家は島を出て池田湖へと向かうことにした。
その途中・・・。
おばあちゃん「じーさん、あんたよく知っとるねえ。さすが雑誌をよく読んだんだね」
友蔵「え、なんでわかるんじゃい!?」
おばあちゃん「だって旅行雑誌に指宿の特集が載っていたじゃないか。それで指宿に行きたくなったんじゃろ?」
友蔵「はは、バレたか・・・」
おばあちゃん「でもじーさん、あたしもこの旅行は結構楽しんどるよ。決めてくれてありがとな」
友蔵「ばーさん・・・」
一家はタクシーを拾い、池田湖へ到着した。さくら家はそうめん流しを楽しみ、食べていた。
まる子「んん〜、美味しいねえ。流しそうめんは竹筒で流すだけじゃなくて、回しても美味しいねえ」
友蔵「まる子や、鹿児島では『流しそうめん』ではなく、『そうめん流し』と呼んでいるんじゃよ。竹筒で流すのを『流しそうめん』と言うんじゃが、『そうめん流し』はそうめんを回すところが違うんじゃ」
まる子「へえ〜」
そうめん流しを楽しんだ家族は池田湖を眺めていた。
お姉ちゃん「池田湖は綺麗ねー」
お母さん「天然記念物の大うなぎもここに住んでいるのね」
まる子「うなぎか・・・、小杉だったら食べようとして泳いで捕まえようとするかもね」
お姉ちゃん「あ、あんたね・・・、いくら小杉でもそれはないと思うよ・・・」
友蔵「ここにはネス湖のネッシーにちなんでイッシーという謎の生物がいるという噂があるんじゃ」
まる子「本当!?おーい、イッシー!!」
友蔵「イッシー!!」
ひろし「バカだな、声で読んだって出てくるわけねえだろ」
まる子「わかんないよ!?いないと決まったわけでもないし!イッシー!!」
友蔵「イッシー!!出てこーい!!」
おばあちゃん「じーさん、いい年してみっともないよ」
まる子と友蔵は必死で叫んだがイッシーが出てくることはなかった。
池田湖を眺め終わったその後、さくら家はお土産を買うことにした。
ひろし「おう、指宿焼酎の利右エ門だとよ!こりゃ買わなきゃ損するぜ!」
まる子「あたしゃこのうなぎパイにしよう。クラスのみんなへのお土産にするんだ」
おねえちゃん「私はこの薩摩芋タルトにしようっと」
お母さん「2人ともいいお土産選ぶわね。お母さんは知覧の農場で収穫されたお茶を買おうかしら」
友蔵「おーい、みんなー」
まる子「おじいちゃん、何買ったの!?」
友蔵「黒毛和牛じゃ!お母さん、帰ったらこの黒毛和牛ですき焼きにしてくれんかの}
まる子「おじいちゃん・・・、夏にすき焼きなんて暑くて食べられないよ・・・」
お姉
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