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この素晴らしい錬金術で祝福を! 2
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は。何か食うなら降りてきて冷蔵庫の物を食えばいいのに。

「小麦粉と塩とミルクだ。とっとと、作って食わせてやれ」

ポーチから質の良い物ばかりを取り出してめぐみんに渡す。

「すぐに作ってきます!!」

キッチンではなく、自分の釜の方に向かっていく辺りアストリッド流錬金術師の思考に染まってきたな。まあ、妹弟子のように持ち運び用の釜で戦闘中にパイを錬金しようとは思わんが、注意しておかないとな。

「あっ、そうだ。外に出るんだったら私が組んでる子も連れて行って良い?」

「構わんぞ。オレも駆け出しの頃は見習い騎士とか駆け出し冒険者とパーティーを組んでたし。大分昔の話だがな。懐かしいな、あの頃は。今のめぐみんみたいにクラフトとフラムを量産してステルクをエスティと一緒に盾にしたり、ジオティクス皇太子とステルクにドラゴンの相手をして貰っている間に後ろの鉱石を掘ってみたり、酔ったエスティに襲われかけたりと、色々と懐かしい」

「なんかヤバイ単語がまじっていたような」

ヤバイ単語?

「襲われかけた?」

「いや、皇太子にドラゴンの相手を任せたって」

「当時は知らなかったんだよ。見習い騎士のステルクは口止めされてるし、国からの依頼の期限が迫っていて他のことを考える余裕がなかったんだよ。納品しに行って初めて知ったぐらいだ。それどころか陛下になってからも妹弟子の素材採取に付き合ったり、仮面を付けて正体がバレバレな世直しの旅なんかしてるぞ。ちなみに国内最強の剣士で騎士のプライドがずたずたにされたステルクは騎士を辞めちまった。その後、隣国の妹弟子の弟子の弟子である王女に仕えてる五十路間近の独身。オレの周りの同年代は独身が多かった」

「そういうあなたは」

「結婚してたぞ。まあ、新婚で死んだが。死因はおそらく妹弟子か妹弟子の弟子の親友に眠っている所をさくっと」

「いやいやいや、なんでそんなことになってんの!?」

「これには砂山より低く、水溜りより浅い理由があってだな」

「つまりはしょうもない理由なんでしょ」

「まあ、ぶっちゃけると妹弟子の弟子に一服盛られて既成事実を作られて子供を見せつけられ、結婚に至った。歳が親子ほども離れてるのにな」

「ロリコンだったの?身の危険を、うん?あれ?なんでそんな若い姿なの?」

「そりゃあ、師匠が作った若返りの薬の実験台にされたからな。レシピは頂戴したけど。妹弟子の弟子、妻にはちょっと年上にしか見られてなかった。ちなみにその時の妻は16で、オレは39。薬で20ほど若返ってた。そしてエスティに若返っているのを見られて全部ゲロらされた。薬も盗られたしな。並の男共よりも腕っ節が強くて男前だから婚期を逃すんだよ」

「直接言ったことは?」

「あるよ。酒の場で
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