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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
46.出産。男に出来る事は何もない。ヤることしか出来ないなんて情けない。
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いる。
名前が長い分、2秒スピーチとまではいかなかったが、俺的には大満足のスピーチだ。

ちらほらと拍手が聞こえてくると、その拍手は瞬く間に広がり皆が歓喜の声を上げている。
家臣の方達の顔を見ると、オジロンはヤレヤレと言った感じ。
国務大臣は………だから止めようって言ったのに!


新国王戴冠祝賀会と銘打って開かれたドンチャン騒ぎは、俺が居なくても盛り上がれるだろうと思うくらい盛り上がっている。
早くビアンカの所に行きたい俺は、国務大臣の隙を見ては抜け出そうとしているのだが、結構目聡く抜け出せない。
おかしくないですか?
ボクはパパになったばっかりなのですよ…
気を使ってもらいたいですね。

「リュカ陛下が祝杯をあげなければ皆が心から祝えません。さ、どうぞこれを!」
国務大臣が満面の笑みで俺にワインを渡してきた。
飲めなくはないが、あまり酒は好きでは無い。
強くも無い。
心から断りたい。
でも、飲むしかないんだろうなぁ〜…
何で王様が気を使うの?普通、逆じゃね?

俺は覚悟を決めて一気にワインを飲み干した。
予想以上に強いワインは、俺の喉を熱くする。
一気に飲み干した所為か、視界が歪み足の力が抜け、その場に倒れ込む。
俺は闇の中に落ち、記憶がそこで途切れた…
あ、あれ…?
こ、こんなに…弱かっ…た…け…?




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