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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
41.やりたくも無い事を押しつけられるのは腹が立つ。
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ねぇ〜」
「トレビアン!父さん、トレビアン!親子は離れ離れになっちゃダメだよね!」
俺の反応にビアンカは笑顔で喜ぶ。
思わず押し倒しそうになっちゃた。

「現在は、パパス様の弟君のオジロン様が代理で国王を務めております」
そう言うと俺達を謁見の間へ導いた。
ちなみに、他の仲間達は城下町でくつろいでいる。
この国には他にもモンスターが普通に歩いていたりしている。
なんでも、母さんが改心させたモンスター達らしい。
プックルやサーラを見ても誰も驚かない事に驚いた。
何か俺、この国好き。



<グランバニア城>

この国の構造は面白い。
城の1階部分と地下が城下町になっており、一般の人達が自由に往来している。
2階部分は上級兵士や国家の高官達の住まいになっており、3階以上が一般的な『城』であり、王族の居住空間になっている。

そして、その3階の謁見の間に俺達は通された。
目の前の玉座に座っているのが叔父に当たる、現国王代理らしいのだが…すげー貧相だなぁ〜。
まだデールの方が王様らしい…いや、最近のデールは国王の風格を要しており、生意気…ゲフンゲフン!……えっと…頼りになりそうだ。
「サンチョ!?珍しいな。お前が慌てて…どうしたのだ?」
「は!オジロン陛下。実は…」
サンチョはオジロンに近づき耳打ちしている。
「!!なんと!!兄上の…パパスの子リュカが戻ったとな!!」
オジロンのムダにでけー声が謁見の間に響く。
謁見の間にいた兵士や高官達が一斉に俺を注目し出す。
あまり良い気分では無いな。

「どれ、リュカよ。顔を見せてくれ。近くへ来てくれ」
気色悪いからベタベタ触るのは止めてもらいたいのだが…
「うむ…確かに義姉上、マーサ殿に生き写しのその瞳…間違いなくパパスの子リュカ本人である」
え、何!?
疑ってたの!?
ムカつくぅ!
「して、そちらの女性は?」
直立不動で待っていたビアンカに、急に声がかかる。
「あ!わ、私はリュカの妻。び、ビアン…カ…で…」
(バタ!)
俺の視界でビアンカが倒れた!

慌てて抱き抱え、叫び出す俺!
「ベットは!?ベットは何処だ!」
「こ、この上に…4階に王族の寝室が…」
俺は最後まで聞かず、走り出す!
「お前ら待たせすぎなんだよ!空気読めバカ!」
口に出したつもりはなかったのだが、どうやら叫んでいたらしい。
一般人だったら打ち首ですね。


ビアンカは疲れと緊張から倒れたらしく、ひとまずは大したことはないらしい。
あ〜よかった!
先程失礼な事を叫んだ様な気がするので、取り敢えず謝りに行こう。
「あの〜…先程は失礼致しました…咄嗟だったもので…」
「いや、気にしてはおらんよ!身重とは知らなかったのでな」
よかった〜。
一応王家
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