暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
始まりの冒険編
プロローグ 出会いは一つのおにぎりから
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かったのでミルクを入れました、苦いコーヒーにミルクの甘みが舌にジンワリと広がっていくのが心地よいです。


「相変わらず小猫ちゃんは美味そうに食うよな。こっちも作りがいがあるってもんだ」
「イッセー先輩の作る料理は美味しいですから、いくらでも食べれちゃいます」
「そうだな、初めて会った時もおにぎりを美味そうに食ってたもんな」
「い、言わないでください、恥ずかしいです…」


 そっか、イッセー先輩と初めて会ってもう二週間も立つんですね。



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ーーー



ーーー 二週間前 −−−


「ううっ…遅れちゃいました…」


 まさか入学式に寝坊しちゃうなんて……朝ごはんもぬいちゃったしお腹すいたなぁ…


 そんな事を考えながら自宅を出て駒王学園に急ぐ。


「あの角を曲がれば学園に着く、急がないと…!」


 慌てて角を曲がろうとしたが…


「うおッ!?」
「きゃっ!?」


 ドンッ!!


 急いでいたせいか誰かにぶつかってしまった、相手の人は大丈夫かな…!


「ご、ごめんなさい!私急いでいて……」
「あ、いや、俺も悪かった、飯食ってて前が見えなかったよ」


 飯…?それにこの人が着てるのは駒王学園の制服…もしかして先輩なのかな?…あ!そろそろ行かないと間に合わない!


「私急ぐのでこれで……!」


 ぐぅ〜〜〜……


「……」
「……」


 こ、こんな時にお腹がなるなんて…恥ずかしいよ…


「あははは、何だ、君腹減ってるのか!」


 うう…初対面の人にも笑われるし…軽く死にたい…


「さては朝飯を抜いたな?駄目だぜ、朝はエネルギーを一番使うんだ、ほら、これをやるよ。」


 青髪の男性は私に大きなおにぎりを渡してきた。


「あの、これは…?」
「俺が作った特性おにぎりだ、まあ食ってみろよ」


 うう、急いでるんですが…でもせっかくのご好意を無駄にしたら駄目だし…ここは頂こう。見た目はよくある海苔を巻いた普通のおにぎりですね、ではさっそく…


「はむっ、もぐもぐ……!?ッ」


 な、何これ!?こんな美味しいお米食べたことがない!お米本来の味がダイレクトに伝わってくる。それにこの海苔、味付け海苔だ。パリパリと心地いい音が口になってる。んっ、中身は鮭。脂がのっていて凄く肉厚……でも全然しつこくない。とっても美味しい!!


 私は夢中でおにぎりを食べた。あ、無くなっちゃった…


「よっぽど腹が減ってたんだな、あっという間に食っちまったぜ」


 はっ!?わ、私は何を……初対面の人の前でおにぎりを
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