暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
始まりの冒険編
プロローグ 出会いは一つのおにぎりから
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 side:小猫


 皆さんこんにちは、私は塔城小猫と申します、さっそくですが私の周りは有名人ばかりです。


「小猫、どうかしたの?何だかうわの空だけど?」


 あ、いけません、部長に心配をかけてしまいました。私が通う『駒王学園』は色んな有名人がそろっています、例えば今声をかけてくれた『リアス・グレモリー』部長。美しい紅い髪が特徴の三年生であり私の主、そしてもう一人…


「あらあら、小猫ちゃん「心ここにあらず」ね」


 上品そうに言うのは『姫島朱乃』先輩。部長とは違う綺麗な黒髪が特徴で大和撫子と言う言葉が良く似合っている、部長と朱乃さんは『学園の二大お姉さま』と呼ばれ全校生徒の憧れの的になっています。


「でも小猫ちゃん、楽しそうな表情だね、まるで何か待ってるみたいだよ」


 爽やかに微笑みながら言うのが『木場祐斗』先輩。二年生の先輩で私が所属している『オカルト研究部』の唯一の男子生徒。本当はもう一人いますけど今はそれには触れません。
 祐斗先輩は『学園のプリンス』として女子生徒から凄い人気がある先輩です。実際にカッコいいと思います、私にとってはお兄ちゃんみたいな感じかな?


 他にも『完璧な生徒会長』や『変態2人組』といった人達もいます。いい意味でも悪い意味でも有名人が多いです、私も『学園のマスコット』と呼ばれています。
 でも私は思うんです、この学園で『あの人』ほどある意味有名な人はいないと思います。


 ちらりと時計を見ると16時を回っていた、そろそろかな。


「部長、今日はもうやる事はありませんでしたよね?」
「ええ、今日は特に予定は無いけど……何か個人的な予定があるのかしら?」
「はい、その……」
「分かったわ、今日はもう上がってもいいわよ」
「!ッ、ありがとうございます!」


 私は大慌てで荷物を纏めて部室を後にした。


「あらあら、あんなに慌てて…」
「最近小猫ちゃん、よく出かけますね」
「そうね、まああの子なら心配は無いけど…何をしてるのかしらね?」
「ふふ、きっと彼の元に行ってるんじゃないんですか?」
「彼?それってもしかして……」
「はい、兵藤君の所にですよ」



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ーーー


「…先輩いるかな?」

 私は学園の階段を上がりながら家庭科室を目指していた、えっ、どうして家庭科室に向かっているのかって?それはさっき言っていた『有名人』がいるからです。


 私は家庭科室のある階に到着した、すると甘く香ばしい匂いが漂ってくる。


「良かった、先輩いるんだ…」


 私は家庭科室の扉をそっと開ける、そこには一人の男子生徒がオーブンの前に立っていた
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