第2章 反逆の少女たち
第12話 アイテム屋で大ダメージ
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正直な所……、色々と無茶苦茶で 『はぁ!?』って思うところも多々あるが、2人を見ていて全然飽きないのだ。それにランスには不思議な魅力があるのも事実だと感じていた。
だからこそ、この男がする事は大体が良い方向へと行くのだと。
……その分フォローをしないと、簡単に死んでしまいそうになると思うのは気のせいだと思いたい。……以前のリーザスでの仕事でも、ちょっと危なかったから。
「それにしても、今回の依頼料も50,000GOLDにしたんだな……。まぁ 難易度を考えても あの指定金額は少ないとは思うが、前の仕事はちょっと異常だったからだぞ? 味をしめないほうがいいんじゃないか?」
「馬鹿者! ちゃんと交渉して、同意の上 釣り上げてやったのだ。これで、仕事を成功させたら、また暫くは仕事をせずに済むな!」
「……ガイゼルさん可哀想に」
ユーリはそう思わずにはいられなかった。
確かに、以前までの提示額は少なすぎると言えるだろう。……が、それでも当初の2,5倍はヤリスギだ。娘を守る為に決断したのだと言う事は、目に浮かぶようだった。
別に普通に話をしているだけで、次の一言が『娘はやらん』だから。あんな、ドストレートにいった日には、怒りで燃え尽きてしまいそうだ。
……身体が悪いのに、あんなに血圧を上げたら、更に悪化してしまいそうな気もする。
「さて、そろそそ真剣な話をしよう。粗方喰い終わったようだしな」
「なんだ? 何か話があったのか?」
「ああ。その通りだ。今回の仕事ブッキングしたようだが、手を組まないか? 成功報酬の分け前については、要相談で構わない」
「む……」
「まぁ、元々のオレの金額は30,000だったが、2でいい。ああ、勿論 手を組むのが嫌だったら、断ってくれても構わない。そうなれば 山分けの件も無しで 早い者勝ち。10:0の《ALL or NOTHING》だ」
ユーリがそう言うと同時に、ランスは少しだけ表情を歪ませていた。以前の仕事の際に 大体の力量を把握している(つもり)であり、そこら辺の雑魚冒険者じゃないという事は判っているのだ。
事実、リーザスのトップを下したのはユーリである。ランスもリーザスコロシアムの英雄を打倒しているから、その点においてはイーブンと言えなくもないが。
「(……このガキはやはり、オレ様がしっかりと手綱を引いてやったほうが無難だな。がははは。パシらせると言う手もある) ふむふむ。寛大なオレ様に感謝しろ。下僕として、再び使ってやる」
「下僕下僕うるさいわ!」
「す、すみません……」
パーティが決まり、と言う事だった。
「そして、金だが オレ様は3.5だ! これ以上はびた一文も譲らん! こちら側にはシィルもいるのだ」
「しっかりしてる事で、(ほん
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