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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
機動戦士ガンダムSEED編
第7話
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かって思ってたからな…。

「そういや、何の用でここに来たんだ?別に戦闘が始まったわけじゃねえだろ?」
「いや、やることないから整備手伝おうかなって思って。」
「ん?整備できんのかあんた。」
「ああ。自分の機体の整備ができなきゃいざって時やばいからな。」
「確かにそうだわな。でも、さっきも言ったがあの二機の整備はほぼ終わってるし、兄ちゃんの機体も特に問題ねぇから大丈夫だぞ。」
「ああ、そっか…。」

それだとオレ、クルーゼ隊がくるまで何もやることないじゃん…。
そうなるとこれからどう暇をつぶすか考えていると、マードックはオレの背中に腕を回してバンバン叩きながらこう言ってきた。

「まあまあそう気を落とすな。戦闘が終わったら否が応でもでも手伝ってもらうさ。」
「えっ、マジで?」
「おう、人手が足りないんでな。整備ができるんなら兄ちゃんの機体はもちろんのこと、メビウス・ゼロの方も手伝ってもらおうか。」
「…まあオレのジンのこと黙ってもらうわけだしな。…わかった。手伝わせてもらうよ。」
「よし!そんじゃよろしく頼むぜ!」

…あーあ、余計なこと言っちまったなぁオレ。なんか損なことばかり起きてる気がするよホントに………。







マードックと別れ、どうせなのでオレはストライクの所へ行くことにした。ヘリオポリスの残骸で鉢合わせた時はじっくり見るどころじゃなかったからな。何気に転生して二番目に見たガンダムだしな、じっくり見ておきたい。
そうしてストライクのハンガーまで着てみるとそこにはキラがいた。何やら考え込んでいるようだが…。
様子が気になったのでオレはキラに話しかけることにした。

「よっ」
「あっ、悠凪さん…」
「どうした?こんな所で?」
「………」
「ああ…、オレで良かったら相談にのるぞ。」

キラは俯き黙ったかと思うと、重い口調で話し始めた。

「…言われたんです。ムウ・ラ・フラガって人に。この機体に乗って戦えって…」
「ああ、そういえばお前この機体の正規のパイロットじゃなかったんだっけ。」
「はい…。僕はヘリオポリスの学生で、この機体に乗ったのも成り行きでなんです」
「まあ、本来のこのMSのパイロットはザフトに襲われた時点で死んじまったみたいだからな…。今はただでさえ厳しい状況だし、扱える奴がいるなら例え民間人でもいいから乗せときたいんだろう。」
「…でも、MSに乗れるからって戦争ができるわけじゃないでしょう!?僕は…、僕は戦いなんてしたくないんです!!」

…戦いたくないか……。まあそれが普通の反応だろうな。
そう考えると自分から戦いたいなんて思うオレはある意味異常なのかね…。守りたいものもなく、何か志があるわけでもないし…、かなり不純な動機で戦
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