「冥王来訪」の感想


 
コメント
>ソ連政府は、モスクワ周辺と東欧の駐留軍を移動させるのをよしとしなかった。一番の理由は、東西冷戦。

アメリカ陸軍のバンデンブルグ中将の「第二世代機の投入によって、BETAとの戦いはその耐用年数前後に決着する。その後、BETA支配地域の地下資源、特にハイヴに眠る稀少物質の獲得を巡り、各国の利害対立が激化する……BETA大戦末期を担う戦力となり、その後発生する人類との戦闘に於いても充分な優位性を発揮する戦術機」ということが同じでしょうが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>各国の利害対立が激化する……その後発生する人類との戦闘
 ソ連は、最初から戦後を見据えて、軍事戦略を立てていた節があります。
少数民族と囚人兵による実戦部隊の編制、空軍及び航空機部隊の一時廃止という形での航空機の温存、領土損失を理由にアラスカ割譲の提案など……
 BETA戦争で対人諜報に気が緩んでいた他国に対して強烈な諜報工作を仕掛けていた面も、そう言えるでしょう。
30代でKGB特務少尉であったシュミットの手腕のみで、東ドイツ一国を乗っ取ることなど出来ません。
裏には、硬軟織り交ぜて、ハンガリー動乱やプラハの春を弾圧した、老獪なアンドロポフ長官がいたのは、ほぼ間違いないでしょう。

 G弾のために、自分の計画が台無しにされて失意のうちにあったハイネマンに近づいて、最新の戦術機のデータを盗んでいますからね。
そういった事実からも、米国以上に戦後の青写真を描きながら、戦争をしていたと考えております。