「ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐」の感想

迷い猫
迷い猫
 
コメント
 (あ、これまた燐ちゃんの精神がゴリゴリ削られるやt……ああ、いつものことか、と言う顔)

 と言うわけで、どうも、迷い猫です。
 久しぶりに覗いて見たらなんか不穏なことになってる⁉︎ スレイドさん登場するし燐ちゃんの自己嫌悪は加速してるしティル姉のポンコツが緩和されてるしヒヨリちゃんおこだし⁉︎(言い方

 冗談は傍に置いておくとして、そりゃまあヒヨリちゃん怒るわなと。 怒ってると言うか拗ねてるのか、あるいは戸惑っているのか。 今まで大切なタイミングで逃げ続けていた燐ちゃんがようやくヒヨリちゃんと向き合ったところで、それは身も蓋もない言い方をすれば都合が良いとしか言えないわけで……天使な幼馴染からの糾弾は意外な感がありましたけど、今更何をと言われるのは当然なのかもしれませんね。
 純真な幼馴染を悲しませた燐ちゃんはこれからも自己嫌悪と自嘲でウジウジと……まずい、なんだか膝詰めで懇々とお説教したくなってしまう。 まさかこれは、母性……←
 それにしてもほんと、この2人は付き合い長いし深いのに互いに踏み込まないし腹割らないから来るべき時が来たのだろうなと思いました。
 ヒヨリちゃんは気遣いで、燐ちゃんは自責で、互いに踏み込むのを躊躇って、一緒にいるのに一歩引いて……そんなことしてればいつかこうなるのは目に見えていましたが、いやはやなんとも。

 状況だけ見て端的に言えば、当人たちの問題に首を突っ込んで悪い方向に転がしてしまったティル姉の心情は如何許りか。 ティル姉が背中を押したからだけど、ティル姉の責任ではないのにね。 しかもこれ、頼らなかった燐ちゃんに責任があるのはもちろんにして、踏み込まなかったヒヨリちゃんにだって責任はあると言う構図。 もちろん誰が悪いわけでもなく、人間関係のちょっとしたすれ違いは後々に悪影響を及ぼすと言うだけのことでしたね。

 さて、ちょっと真面目な話しをしたところで……
 待って! 今ヒヨリちゃん傷心中⁉︎ つまりここで優しくすれば私の好感度上がるんじゃね⁉︎ つーかもしかしてもしかしなくても私のメインヒロインになってくれんじゃね⁉︎ ヒヨリちゃん結婚してください!(結婚申請送信

 ではでは、迷い猫でしたー 
作者からの返信
作者からの返信
 
 守ろうと奮闘する側にも守られる側にも主義主張があるからこそ起こった軋轢。どっちが悪いわけでもないけど、ずっと我慢していたヒヨリちゃんが爆発する形で発覚した今回のケースは色んな意味で最悪の事態だと思います。誰かに責任を求めることの出来ない状況だからこそ、残酷だけど正しい意味で擦れ違い、もどかしいようなやるせないようなモヤッとした展開になるような気がしますがご安心下さい。失踪はしません。
 そしてこれは決してヒヨリちゃんのDEBAN書けなかった理由付けとかそういうアレではないとだけ言っておきましょう。そう言い切ってしまえばこれまでの描写スキルの乏しさも今回の為の伏線になってしまうのです。便利!!

 さて、まだまだ今回の章も序盤だし、ここからキバオウさん登場させるし、原作と擦り合わせなきゃいけないし、わりと今回も前章と同じくらいのごった煮てんこ盛りの様相を呈するかと思われます。要するに纏まりません。でも原作主人公の黒の剣士さんは割と色々忘れてくれてるから原作とのすり合わせはどうにかなりますね。むしろ黒の幻影という作品は原作の(主人公の記憶的な意味での)寛容さによって成り立っているといっても過言ではないのです。

 最後に、ヒヨリちゃんは傷心中ではありますが別視点での主人公起用が内定しているので結婚申請の受理は望み薄かと思われます。前章でDEBANに恵まれまくったゆるふわ作家系PKのことも忘れないで揚げてくださいね。



 ではまたノシ