「銀河英雄伝説~悪夢編」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
ラインハルトの協調性のない天才の面が良く出ていました。
 
コメント
敵の挑発に乗り激昂し恥をかいた自分と、挑発に動じず次の一手を冷静に打った義兄の対比から昇進無しは妥当と判断(幕僚との協調性に思い当たれない)。四皇女(怨敵)でも使い道を考える事で、政敵を一気に滅ぼす鮮やかな手法、目標の為には時期が来るまで感情も含めて伏せる忍耐力(介護時代を目標の為の忍耐と判断)と協調性より目標と手段の優先順位を違えない感情制御、忍耐力と擬態の方をラインハルトは学んでいそうです。自分だったら感情のままに殺し、ココアのような鮮やかな手は使えなかったとラインハルトは考えるでしょう。キルヒアイスは近くにいれば甘えてしまうと離れる必要性を感じたでしょうし、内心を話してお互い離れる事で納得しそうです。悪夢的に、エーリッヒに勝つ為に使えるならゴールデンバウム(仇敵)でも使い、時期が来るまで伏している(ルドルフ化する)怖さが有る。

ココアさんの戦略能力は焦土戦を採用している時点でラインハルトとどっこいです。生産施設の破棄(最低でも半年から一年は使用不能にしないと焦土戦が効力を発揮しない)で済ませた焦土戦の責任は今回退場した老人達に被って貰うのでしょうか。