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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第零話 誕生!!正義の兄弟戦士その七

「これで変身コードを入れるとだ」
「変身するんですね」
「それを使って」
「これもある」
 今度はベルトだった、それも出して言うのだった。
「これを腰に着けてだ」
「携帯の変身コードを入れて」
「ベルトに装着するんですね」
「そうしたらですね」
「俺達はパワードスーツを装着出来るんですね」
「その通りだ」
 まさにそうだというのだ。
「光に包まれて一瞬でな」
「そして、ですね」
「日帝衆と戦える力が備わるんですね」
「戦闘力はかなりのものだ」
 それは確かだというのだ。
「日帝衆の将校達と互角だ」
「互角の戦力が、ですね」
「パワードスーツにあるんですか」
「それで日帝衆と戦いだ」
 そして、というのだ。
「勝ちそしてだ」
「あの再併合をですね」
「止めるんですね」
「それが君達の役目だ」
「ううん、それだもなあ」
「そうだよな」
 ここでだ、二人はというと。
 お互いの顔を見合わせてだ、そして二人のことを話すのだった。
「報酬とかな」
「そういう話全然ないからなあ」
「それじゃあな」
「働く気がな」
「無論それは用意してある」
 二人の心を読んでいる様にだ、悪田部は彼等に言った。
「一月辺り報酬として防衛費から二十万ずつ支払われる」
「ああ、二十万ですか」
「結構ですね」
 報酬の話を聞いてだ、二人の顔は一変した。それで顔を明るくさせてそのうえでこう言うのだった。
「高校生の報酬だと」
「バイト料にしてみれば」
「そこに戦いに一つ勝つ度にだ」
 その都度、というのだ。
「ボーナスで十万ずつ出す」
「おお、じゃあ」
「どんどん戦いたいですね」
「そしてだ、君達が卒業してからだ」
 悪田部の話は続く。
「高校、いや大学も目指すか」
「はい、大学行くつもりです」
「八条大学にエスカレーターで」
「そうだな、では大学を卒業してからもだ」
 報酬として、というのだ。
「君達に就職口も用意しよう」
「おお、何か大盤振る舞いですね」
「凄いですね」
「自衛隊の士官だ、幹部候補生学校を出れば幹部だ」
 その席も用意してあるというのだ。
「若しくは防衛省の国家一種だ」
「ああ、キャリアですか」
「そっちにもなれるんですか」
「君達は望めばな、どっちでも構わない」
 この選択肢はあるというのだ、将来の。
「その時に決めてくれ」
「いや、そういう話は早く言って下さいよ」
「そうですよ」
 二人の表情が一変していた、それでだった。
 その明るい蛍光灯の様にそうなった顔でだ、悪田部に言うのだった。
「そんないい話があるのなら」
「是非引き受けさせもらいますよ」
「打倒日帝衆」
「再併合を絶対止めましょう」
「それは何よりだ、若し断ったら」
「その時は?」
「一体」
 二人はその場合はどうなったかをだ、悪田部に尋ねた。彼の言葉を聞いてそれで条件反射的に問い返したのだ。 
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