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転生者の珍妙な冒険

作者:yasao
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主人公として恥すべき事だが俺は、憎しみを以て、貴様らを殺す!!! by夜集阿 聖斗

 
前書き
タイトルはジョナサンの台詞をパクったのですが、元の台詞はうろ覚えです、すみません。 

 
よし、叫んだ。
だが、叫んだ時に運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)を止めていたのが拙かったのか、周囲を囲まれてしまった。
「貴様! 神聖な処刑に乱入するとはいい度胸だな!! 兎に角車から出ろ!!!」
首謀者っぽい人もそう叫んでるし、皆油断なくコッチを睨んでる。
まぁ、おかげで注意がサリナ達から俺に移ってるからいいんだけど、これはこのまま突っ込んでも魔法か何かで防がれそうだな・・・。
まぁ仕方ない、だったら他の方法使うまでだ。
「おい聞いているのか!! この奇妙な馬車から出ろと言っているのだ!!」
「はいはい、言われなくても出ますよ、っと?」
外に出た瞬間、魔法か何かで出来た鎖みたいなのに縛られて身動きが取れなくなった。
最初からソレが目的だったみたいで、首謀者さんは「馬鹿め!」とか言って高笑いしてる。
確かに高度な魔法で、上手い事やりはしたんだろうな、波紋を練っても鎖千切れんし。
でもな・・・。

「お前ら、俺の出してる奴1体忘れてない?」

その言葉にハッとした奴が何人かいるがもう遅い。俺が馬車から出ると同時に熱で地面を溶かして隠れていた魔術師の赤(マジシャンズレッド)が飛び出る。
「燃え尽きろ。C・F・H・S(クロス・ファイアー・ハリケーン・スペシャル)!!」
「しまっ・・・・、ギャアァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・!!!」
魔術師の赤(マジシャンズレッド)から放たれた炎の十字架に、回避や防御をする間もなく瞬殺される兵士達。魔術師っぽい奴も燃えたから俺にかかってた魔法も消えた、よし!
「何をしている!! 奴の狙いはニンゲン共だ、早く処刑しろ!!」
「させるかよ!!!」
首謀者野郎の怒声が聴こえてきたので慌てて次の行動に。
焼かれた兵士の内1人が持ってた剣を拾い、倒れていく兵士共の体を足場にしてジャンプ。その間も魔術師の赤(マジシャンズレッド)には俺を攻撃しようとしてる連中の一掃をやらせる。
兎に角第一に処刑阻止だ、絶対に皆を殺させん!

「タロット、大アルカナは7番『戦車』の暗示するスタンド、銀の戦車(シルバーチャリオッツ)!!」

剣が変形して現れた戦車(チャリオッツ)が一瞬で距離を詰めて処刑人を穴だらけにする。そのまま返す刃で全員の縄を切断した。
「皆、大丈夫か!?」
「ヨシュアさ~ん!!!!」
丁度そのタイミングで処刑台にたどり着いた俺にネーナさんが泣きながら飛びついてくる。
驚くだろ? サリナとかじゃなくてネーナさんなんだぜ・・・?
「ヨシュアさ~ん!! 来てくれるって信じてましたけど、遅すぎですよぉぉ・・・・! 怖かったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!」
「ちょっ、ネーナさん!? 俺が悪かったですから取りあえず離れて下さい!!」
そう言ってネーナさんを引き剥がそうとするが離れん、何でこんなに力が・・・・。
「はっはっは、やっと面見せたと思ったらアツアツだなヨシュアよぉ!」
「笑ってねぇで助けろよオッサン!! サリナも!!」
そう言って見た先のサリナは、俯いて震えてた。
「・・・・何してるんですかネーナさん・・・。」
「サ、サリナ・・・?」
何だろう、凄く雰囲気が怖い・・・。
「何でそんなにセイトさんに抱きついてるんですか、羨ましい!!」
アカン、この子も少しおかしい・・・。
そんなこんなで俺らだけで盛り上がって(?)いると・・・。

「おいニンゲン共ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

さっきの首謀者野郎が、あの時の獣人のクソガキとそのアニキを持って、首筋にナイフを構えてやがった。あ、国王の爺も捕まってる・・・。
「ニンゲン同士で馬鹿な事をしているからだ! さぁ、早く貴様のその妙な精霊を消せ!」
「チッ、卑怯な・・・・。」
よりによってガキを人質にしやがる・・・。
「勝てればいいんだよ何でも!! ほら、サッサとしやがれ!!」
野郎の言葉に俺は盛大に舌打ちし、戦車(チャリオッツ)の剣で思い切り力任せに地面を叩いた。
元々横への衝撃には強くないレイピアタイプの剣の刃は、「根元から取れて」、「上空へ飛んでいった」。
「はははは、何だ何だヤケクソか!?」
心底馬鹿にしたように嗤う首謀者野郎、見ててホントに腹立つな。
取りあえずネーナさんを落ち着かせる事に成功した俺は、野郎に対面して立つ(因みに、ネーナさんはサリナから謎の説教受けてる)。
「そうだな、ヤケクソと思ってもらって構わないよ。所で、俺はお前にキレてる。何でか分かるか?」
「分からんな、そして別に分かろうとも思わん。」
酷い言い様だな。
「そうかい。なら教えてやろう。」
そう言って俺は軽く睨み、野郎に向けて言葉を続ける。
「俺には、嫌う事が3つある。そのどれかをされるだけで嫌になるのに、お前は3つ全部したんだ。そりゃキレるわ。」
そう前置きし、今度こそ言う。

「まず1つ。例えそれがどんなに小さい子だろうと、女に理不尽な暴力を振るう事だ。今回の狼兄さんの呑んだ交渉は、そこの娘っこには関係ないだろう?」
そう言って、可哀想に野郎の腕の中で怯えているガキを指さす。
「そ、それは貴様がされている訳では「そして2つ!」・・・・。」
野郎の声を遮って続ける。無意味な反論など許さん。

「2つ目は、家族を悲しませる事だ。そこの兄ちゃんは自分のせいで家族が、妹が処刑になる事を嘆いていた。家族にそんな涙は流させたくないね。」
そして俺は、最早黙って俺の話を聞いている野郎に向かって声を張り上げる。

「そして最後! 俺が最も嫌う事は、ダチや仲間や家族に手を出される事!! サリナもネーナさんもオッサンも俺のダチで仲間だ!! 国王の爺も俺の中では戦友だ!! それに手を出したテメェだから俺はキレてる。いや、寧ろ敵として憎んでると言ってもいい。」
「だから」と続け、目にありったけの凄味と気合を込めて
「俺は、憎しみを以て貴様を殺す!!」




辺りを静寂が支配する。
皆が呆気にとられたような顔で俺を見てる。・・・・・あ、皆では無かった・・・。
オッサンは馬鹿にしたように肩を竦めてる。止めてくれよクサい事言った自覚はあるんだから・・・。
んで、サリナとネーナさんは頬を染めて黙りこくってる。だから、恥ずかしい事も理解してるよ!! 視線が熱を帯びてる理由は知らんけど!!
「ふ、ふんっ、どんなに粋がったところで、貴様の精霊は最早武器を持っていないし、そもそも人質がいる以上は何も出来まい!!」
「はは、ホントにそう思うか?」
「何?」
・・・・何だコイツ、マジで分かってねぇのか。

俺が何もせずに無意味に挑発するわけないじゃん。

「ま、分かってないならいいよ。それよか、頭上注意だ。」
その言葉に野郎が反応して上を向くのと同時に、落ちてきた戦車(チャリオッツ)の剣の刃が野郎の肩を貫いた。
「ッ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?」
「ちっ、微妙に狙いが外れて肩になったか。まぁでも、その位置だったら神経はイカれただろ?」
尋ねると言うよりは確認。既に野郎のナイフを持ってた腕は力なく垂れ下がり、ナイフも手から落ちてる。
「俺の銀の戦車(シルバーチャリオッツ)の刃は、取り外して敵に放つことが出来るんだよ。さっき地面に叩きつけたのは演技だ、演技。」
ま、頭には行かなかったけど、無駄な殺しを回避する結果になったからいいかな。
さっきは殺すとか言ってたけど・・・。
まぁそれは兎も角、終いだ。

「あぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!! お、お願い・・・許して・・・・!!」
「お前は、そうやって命乞いするニンゲンを助けるのか?」
その言葉で絶望にそまる首謀者野郎。心配しないでも殺しはしねぇよ。
「お前は俺の怒る事を全部したんだ。おまけに差別行動もメッチャしてるな、メッチャ嫌いなんだよそれも。さぁ、話しは終わりだ。怒らしたらマズイ奴を怒らしたことを、後悔しな!!」
今度こそガキを捨てて逃げる野郎。周りを見たら既に仲間も魔術師の赤(マジシャンズレッド)にあらかたやられてて、助けに入る余裕もなさそうだ。
フィニッシュだ。

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! 山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!」
「オォグアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」

奇声を上げて森(何とか全焼は免れた)へと吹き飛ばされる首謀者野郎。
兎に角俺は勝った、それは事実。
俺はバーサークし過ぎで疲れた体に全力で鞭打ち、ガキの方を見る。
「ふぇ・・・?」
何が「ふぇ?」だ小娘め・・・。
お前の言ったこと、俺は忘れてねぇんだよ!!

疲れた体を奮い立たせ、ガキに指を突き立てて叫ぶ。
「どうだ!! どんなに見た目がヒョロヒョロでも、強いだろうが!!!!!」










そして、俺の意識は途切れた。 
 

 
後書き
夜集阿 聖斗
身長175cm
体重60kg
ギルドランク:A+
所持金500万ペリ
魔法適性『適性なし』
ジョブ『格闘家』『奇術師』
スキル:波紋の呼吸法(常時発動)
    《派生》波紋カッター
        波紋ズームパンチ
        波紋疾走(波紋オーバードライブ)
        銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)
        山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)
        クラッカーボレイ
    スタンド「タロット大アルカナ」
           【0番「愚者」の暗示する『 愚者(ザ・フール)』】
           【1番「魔術師」の暗示する『魔術師の赤(マジシャンズレッド)』】
           【4番「皇帝」の暗示する『 皇帝(エンペラー)』】
           【7番「戦車」の暗示する『 銀の戦車(シルバーチャリオッツ)』】
           【8番「正義」の暗示する『正義(ジャスティス)』】
           【10番「運命の車輪」の暗示する『運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)』】
           【21番「世界」の暗示する『世界(ザ・ワールド)』】

           
           
サリナ・テッド
身長160cm
体重50kg
ギルドランク:C
所持金5万ペリ
魔法適性『回復』
ジョブ『騎士』
スキル不明

タルタス・フォード
身長200cm
体重100kg
ギルドランク:A
所持金1000万ペリ
魔法適性『強化』
ジョブ『重戦士』『★:ソードマスター』
スキル:金剛両断
    金剛棒・豪風
    武器庫空間


ネーナ・チュミン
身長165cm
体重55kg
ギルドランク:C+
所持金100万ペリ
魔法適性『強化』
ジョブ『アーチャー』
スキル不明 
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