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ファンタシースターオンライン2 蒼穹の剣士

作者:竜胆
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第十七話 奇想天外!?THE文化祭

 
前書き
新キャラでザマス
リネア・ルーシェ 年齢16歳 性別女 種族 ニューマン
第二学年B組 誕生日 9月27日 クラス レンジャー/ハンター
得意武器 長銃 身長158cm 体重46kg イメージ声優 豊崎愛生
容姿 幼く、目がややつり目の顔立ちで、紫色のツインテールの髪型で目の色も紫
性格 明るい、リーダーシップ
 

 
朝…AM6:30
ジルベールは自室のベッドで寝ていた…
その隣にアルティナが寝ており、可愛らしい寝息を立ててジルベールの腕を抱いて寝ていた

アルティナ「う…ん…?朝…?」
アルティナが起き、眠気眼を擦って目覚まし時計を見た
彼女の寝間着は上がパジャマ、下が短いショートパンツで、色は淡い緑

そして寝ているジルベールを
アルティナ「ねえ…ジル、起きて…って起きそうにないわね…」

とジルベールを揺すって起こそうとするが、彼の睡魔はこれしきの事じゃ退いてくれない

アルティナ「…仕方ないなぁ…」

アルティナは寝ているジルベールにそっとキスをした
ジルベールとアルティナが恋人同士になってからキスは何度もしているので、かなり慣れているような感じであった

ジルベール「う…ん?」
アルティナ「!…ぷはっ…」

ジルベールの意識が覚醒しアルティナはキスを止めた…
ジルベール上半身だけ起こして眠気眼を擦った
彼の寝間着は上が藍色のTシャツで、下が黒の短パンであった
ジルベール「アルティナ…今のって…」
アルティナ「あ…えと…おはようのキスよ…」

アルティナはもう一回ジルベールにキスをした
ジルベールもそのキスを受け入れ、深いキスとなった

そして、朝のキスが終わり
ジルベール「降りるか…」
アルティナ「うん」

二人は手を繋いで部屋を出て、階段を降りていった











AM11:00教室
LHR


今日のLHRはこれから始まる文化祭についての打ち合わせである

クラスの生徒はその事で騒がしかった

「はーいここから委員長の言葉に従ってー」

と壇上に上がった紫色の髪の少女が言った

彼女はリネア・ルーシェ
第二学年B組の学級委員長である
彼女の制服は子熊の可愛らしい刺繍が施されてある

リネア「じゃあ本日は二週間後にある文化祭の出し物の打ち合わせするよー出し物に希望あれば挙手御願いー」

「お化け屋敷ー」
「カフェー」
「レストランー」


等の候補が上がったが

リネア「うーん…全部却下ァァァァァッ!(ノ-_-)ノ~┻━┻」
「ええええええええええー」

とリネアはこれまで上げた候補を全部却下した

エルシア「何でよーネアちゃん!私の水着ショー良い案でしょー」
リネア「馬鹿かね君は?そんなことしたら男子だけで女子の客入って来ねーっつの」

結花理「私の茶道が何故駄目ですの!?」
リネア「なんか回転率悪そうなのよねー」

カリーナ「なんで猫耳コスプレが駄目なのにゃあ!」
リネア「いや絶対ダメでしょ…世の中の女の子が猫耳コスプレしたい訳じゃ無いから…てかそれ…キースに見せたいだけじゃないの?」

ユウリ「な、なんで折り紙教室がダメなんですか?」
クルル「あたしとユウリちゃんと考えたのに…」
リネア「いや対象が子供過ぎるのよねー」

アルト「何でカラオケが駄目なの?」
リネア「それあんたが歌いたいだけじゃないの?」

アテナ「…書道教室…駄目?…」
リネア「いくらあんたが有段者でも来るわけ無いでしょ!客が」

ミスティ「なんでジュエリーショップが却下なのじゃ!理由を言え!」
リネア「いやあんたが自慢したいだけでしょ!それにショップと言っても一個も売らないくせに」

といちいちボケに突っ込むリネア


リネア「もう!そこのイケメン三人衆!」

ジルベール「…」
キース「…」
レイジ「…」

ジルベール、キース、レイジ
「「「俺ら?」」」

リネア「当たり前だろーが!てかなんなのよさっきの沈黙」

ジルベール「言いてぇ事はそんだけか?悪ぃ…話長すぎて半分以上聞いてなかったわ」
リネア「ちょいまて!あたし二言しか言ってないじゃん!」

キース「ごちゃごちゃうるせぇぞ、クマっ娘の癖に…」
リネア「クマっ娘の癖にってどういう意味!?」

レイジ「まったく…中2のノリですかコノヤロー」
リネア「おい!あたし高2だし!てかなんなの?さっきから、あたし突っ込んでばっかじゃん!」


もはやボケと突っ込みがまさに銃弾のように飛び散っているのである

リネア「だからぁ!文化祭の出し物なんか案無いの?」
ともう一度三人に聞くリネア

キース「なんかないかって言われてもなぁ…」
と頭を掻くキース
レイジ「思いつかねーっつの…」
欠伸するレイジ

ジルベール「ゲームでどうだ?」

アルティナ「ゲーム?」
とここでジルベールの口から案が出た

ジルベール「ほら、遊園地に良くあるカーニバルゲームの様なものだよ」
カリーナ「おおーそのゲームの店員が全員コスプレってのも良いねー」

キース「いや…流石にそれは…」

リネア「良い!!!」

といきなり叫んだリネア

リネア「良い!良いわ!カーニバルゲームとコスプレのコラボ…売り上げ一位の道筋が見えてきたぁ…!」

と興奮しているリネア
ユウリ「あの…リネアちゃん?」

リネア「決めたわ!カーニバルゲームよ!皆異論は無いわね!」

と一斉に考えるクラス全員

「良いよね♪」
「うん!」
「なんか楽しそー」
「やろーやろー!」

と全員一致で賛成

リネア「おし、早速明日から取り掛かるわよ!」

とこうしてジルベール達第二学年B組の出し物は、カーニバルゲームとなった













文化祭まで後2日


第二学年B組の教室はかなり賑やかな飾り付けとなった
全体的にオレンジ色の明るい店内で所々にキャラクターの絵やポスター等が貼られている
しかし今現在準備しているのは男子三人組である

キース「よし、後は会社からゲーム機を転送して終わりだぜ」
レイジ「ったく…女子はいったい何処に行ったんだぁ?」
ジルベール「さあな┐('~`;)┌」

と三人組は愚痴を言っていた
既に装飾は終わっており、後はキースの会社からゲーム機転送して設置するだけであった

レイジ「しかし、イクリプス社ってゲーム機まで開発してんだな」
キース「ああ、ゲーム機のシェアは業界2位だと思ったぜ」
ジルベール「まあ、とにかくこれで準備は終わりだ…置き手紙でも置いてとんずらするか」

と三人が教室が出ようとしたら
アルティナ「あ、あの…ジル!」
後ろからアルティナの声が聞こえてきた

ジルベール「ん?戻ったのかアル…」

ジルベールはアルティナを見て途中で言葉が止まった

そう何故なら彼女の格好は

頭に猫耳を着けて、ミニスカートの巫女服を着たアルティナであった

アルティナ「ジル…ど…どうかにゃあ…?」

と顔を赤くして猫の手を真似て言った

ジルベール(か…可愛い…(//∇//))
どうやらジルベールもアルティナの格好に見入ってしまったようだ…
そう彼女は猫耳巫女のコスプレしているのである
ジルベール「か…か…可愛い!」
アルティナ「え…本当!?やった…ちょっと恥ずかしいけど…嬉しい…」


と顔を赤くして喜ぶアルティナ

カリーナ「キースゥ!おっ待たせー!」

と今度はカリーナが来た
カリーナの服装もミニスカ巫女服であった

キース「おおー、似合うじゃん!」
カリーナ「当然だにゃあ!猫耳と巫女服の相性は抜群だにゃあ!」

とぴょんぴょん飛び跳ねるカリーナであった

結花理「ふう…重いですわね…」

次に結花理が入ってきたが…なんとその格好は、日本古代の女性貴族が着ると言われている十二単であった…

レイジ「す、すげえ…」
キース「結花理お前こんな服何処で手に入れた?」
結花理「手に入れたのではありませんわ、元々家にありましたの…でも重いですわ…」
ジルベール「てかこれもコスプレなのか?」
カリーナ「コスプレはとにかく可愛くすれば良いのにゃあ!」

と雑談していると

ユウリ「うう…はうう…」
クルル「あう…あうう…」
顔を熟れたリンゴの如く真っ赤にしてユウリとクルルが入ってきた
二人とも犬の耳を着けてメイド服を着ていたのだ
カリーナ「おー来た来た!さあ二人とも!例の奴やるにゃあー」

ユウリ「れ、例の奴って…///」
クルル「嫌だよ…恥ずかしいよぉ…///」

と更に顔を赤くした二人

カリーナ「にゃーーーーーっ!!さっさとやるにゃーーー!!」

とシロクローを呼び出したカリーナ

ユウリ「わ…わかった…」
クルル「う…うん…」

ジルベール「おい、カリーナ…そこまでしてやらせんのか?」
レイジ「まあ…そこまでして見せたいんじゃないの?」


と話しているとユウリとクルルがポーズを取り

ユウリ、クルル
「「ご主人様の為に頑張るわん!!」」

とスマイルで二人同時に言った

カリーナ「うむ、良く出来ましたにゃ!」

とご満悦のカリーナ
一方の二人はもう気力を使い果たしたのようにへたりこんでいた

エルシア「ジルくーーーーーーん!!」

と今度はエルシアがやって来てジルベールに抱き付こうとした

アルティナ「あたしのジルに何抱き着こうとしてんのよ!!」

グワシッ!
とエルシアの頭をアイアンクローで掴んだ

エルシア「どいてよージル君に見せたいのー」
アルティナ「そ、そんな格好見せられるかっつーの!」

エルシアの格好はやけに露出の多い小悪魔のコスプレであった

レイジ「お前…なんじゃそりゃ…?」
キース「完全に色気で落とそうとしてるよな?」

ジルベール「…(`_´メ)」

エルシア「?どしたの?」
とジルベールに近づいた瞬間

ジルベール「ちゃんとまともな服着ろぉぉぉぉぉぉぉっ!!☆(゜o(○=(゜ο゜)o」
バキィイイイイイ!!!!

エルシア「みぎゃあっ!!」
とエルシアの脳天に手刀をかましたジルベール、そのダメージの影響か頭に特大のたんこぶが出来た

エルシア「いったーい…これじゃ…だめ?」
ジルベール「当たり前だろうが!こんなので客の前に立つ気かお前は?」
アルティナ「あんた…ジル以外の男に見られるのよ?」
結花理「後先考えていますの?貴女は?」
と説教をエルシアにしていたら

アルト「あららーやっぱり私の思い通りだったわねー」
アテナ「…バカ女…」
アルトとアテナの二人が入ってきた

アルトは修道女(シスター)コスプレで、アテナは忍者のコスプレであった

アテナ「…これ…いい…」
アルト「あら?気に入った?」
アテナ「…コクリ…」
ジルベール「アテナの忍者も似合うが、アルトも似合うな…修道女の格好」
アルト「おージルに誉められちゃったよー」

結花理「雰囲気的に修道女がお似合いですわね」
アルティナ「本物みたいね…」
レイジ「ほら、映画だっけか?シスターって歌歌ってたじゃん?アルトは歌が上手いしな」
カリーナ「ねぇー!アテナも猫耳つけよーにゃ!」

アテナ「…いらない…」
エルシア「どうして?きっと似合うよ!」

アテナ「…いらない…しつこい…」
と拒むアテナであった

ミスティ「おー皆集まっておったのか?」

とミスティが入ってきた
彼女の格好は少し露出が多いが、魔女っ娘のコスプレであった

クルル「ミスティさん、魔女っ娘お似合いです!」
ミスティ「当然じゃ…わらわに似合わぬ服などないわ!」

レイジ「にしてもミスティがなんか子供っぽいな♪」
ミスティ「な…なぬ!?」
キース「ああ、ちょっと露出多いけど…なんか見た目がガキっぽい」
ミスティ「なんじゃとキース?よっぽど痛い目に遭いたいのか?」

というコスプレ披露会をしたのだった

そしてその後、キースの会社からゲーム機が転送され、指定の位置に配置して完成したのであった













文化祭当日


学校は華やかな装飾で彩られており、校庭や校舎内には多くの人がいた
その男女の比率は7:3で女子が多かったのである
何故ならば…





第二学年B組、カーニバルゲーム

レイジ「おいジル!早く出ろって!」
ジルベール「なんで俺が出なきゃいけないんだよ!」
キース「るっせえ!つべこべ言わずにさっさと出ろよ!もう外にはすげえ人いるんだぞ!…女性多いけど…」
と小声で2-Bのイケメン三人衆が何かを話し合っていた

リネア「あーもう!ジルっ!さっさと出てよー!じゃんけんで負けたんだから早くー!」
とクマのコスプレをしたリネアに言われ

ジルベール「ちっ…しょうがねえ…」

ジルベールは呼吸を整え、店の入口へ出た


入口に集まっていた客は全員女子であった…ハルシオンの生徒もいれば、他の学校の生徒もいる…目当ては勿論、ジルベールである

他校でもジルベールの人気は女子達の間では知らない人はいない程に大人気なのである

そしてそのお目当てのジルベールが出てきた
普通なら黄色い悲鳴が飛び交うのだが…出なかった
それはジルベールのコスプレに目を奪われていたのである


藍色のロングコートを羽織り、下には藍色の執事のスーツを着ていた
ジルベールは執事のコスプレをしていたのだ

ジルベール「いらっしゃいませ…お嬢様達…今日は我々の店に着ていただき、ありがとう御座います…どうぞ…ごゆるりとお楽しみくださいませ…」
と執事の礼をしながら微笑を浮かべて言った

「「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!(≧▽≦)」」

バタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!

と一斉に女子達が倒れてしまったのである

ジルベール「え!?お、おいどう…」

戸惑うジルベール

リネア「ばかあぁぁぁぁぁあああああああああ!」

とリネアがジルベールの首根っこを掴み、店内に引きずり込んだ

ジルベール「ってえ…おいリネア何しやがる!」

リネア「何やっちゃってんのよ!あんな超イケメンオーラ出して挨拶なんかするから、女子どもが失神しちゃったんじゃないの!」

そう、女子達はジルベールの執事に目を奪われてしまい、イケメンボイスと、オーラのダブルアタックを受けてしまい、失神してしまったのだ

レイジ「やっぱ…俺らが出た方がよかったかもな…」
キース「あ…ああ…」

結花理「…ジル様の執事姿…似合いますわね」
カリーナ「まあ、ジルとキースとレイジには執事がお似合いにゃあ!」
レイジ「そ…そうか?」
キース「まあ、嬉しいわな…ん?」

とキースはとある二人を見た
その二人はアルティナとエルシアで何故か顔がまるで嬉しそうな顔でぼーっとしていた

ユウリ「あの…二人とも?」

アルティナ「ジル…かっこいい…ああ…一回だけでもいいから…あたしに言ってぇ…(///∇///)」
エルシア「えへへ…ジル君の執事姿…かっこいいなあ…笑顔も素敵ぃ…(///∇///)」

と完全に自分の世界に入っているのである
ミスティ「まったく有頂天なやつらじゃのう」



こうしてハルシオンの文化祭がスタートしたのであった





 
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