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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者

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第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
  第一話 再開の魔導士

 
前書き
デバイスの発言は一部以外全部日本語にしようか迷ってます

とりあえず今は全部日本語にしようと思います


第三章

孤独だった少女達は友達を得た

孤独な少女は家族を得た

3人の孤独だった少女たちと出会い、今もまだ過去に囚われ孤独なままの少年は何を見るのか

これはそんな物語 

 
俺は結界を力任せに通り抜け、見えていたなのはの元に駆けていった

<蒐集>

赤い服を着た少女の傍らに浮く本がそういった瞬間、なのはが苦しみだしてリンカーコアが摘出された

「やらせるかあああああああああああ」

「え?.....っ!アイゼン!!」

<パンツァーヒンダネス>

<ディバインストライク>

魔力をかなり込めた一撃をふるう。バリアタイプの障壁に阻まれたが、それでも衝撃が相手を襲い吹き飛ばした

<蒐集 中止>

それと同時に本も消え、なのはのリンカーコアは体内へと戻っていった

「蒼炎くん....なの?」

なのはが弱々しい声で聞いてくる。見てみるとレイジングハートは二つに折れ、なのは自体もバリアジャケットが無くなっていた

「ああ。遅くなってごめん」

ーーただいま

その言葉が出てくる前に魔力を感じたため応戦を余儀なくされた

「くそったれ!そいつの仲間か!」

<ソニックカノン>

どうやら向かってくるのは追尾式の鉄球弾

「ファイア!」

それらすべてをソニックカノンで相殺する

「仲間か....そうだな。悪いがなのははやらせない」

「それならおめえも倒すまでだ!」

こっちに向かって突進してくる。あいては見るからにクロスレンジタイプ。本来ならミドルかロングで戦うべきだ

だがその前にやることがある

「風よ、吹き荒れろ!」

一瞬でいいんだ、頼む!

そう念じたら小精霊達がこたえてくれたのか、吹き荒れ敵が吹っ飛んだ

「ありがとう、今のうちに」

なのはの方を向く。四方安全確保

「四方に四大。これをもって世界を表す」

ーーみんな、頼むぜ

「彼の者を守る盾を。すべてから守り、癒しをあたえる場所を。四大防壁!!」

((((了解!!!))))

なのはの下に魔法陣が現れる

それはミッド式とは違い円の外側、東西南北の方にも一つずつ円があり、それらと真ん中の円が線でつながっている形をしていた

「これは....」

「癒しと守りの盾。ここで待っててくれ、ここをのりきったらすべて話すよ」

「絶対だよ?」

「おう」

なのはに背を向け、吹き飛んでいった敵を追う

「なんだおまえ。そこまで強い魔力は感じられねぇのに....」

「悪いが魔力だけがすべてじゃないんでね」

俺がミドルレンジに入る頃にはもう体制を立て直していた

「それよりそっちこそ何もんだ。相当場慣れしているように見えるが?」

「.....鉄槌の騎士、ヴィータだ」

これには予想外、名乗りを上げてきた。しかも迷いがない。こりゃあすこしはやるかもな

「......どういうべきか。一応魔導士だ、遠藤蒼炎」

称号けっこうあるからとりまこれで

「お互い名乗りはあげたんだ。こっからさきしゃべる必要はないよな」

敵意マックスですな

はぁ.....さっさっと終わらせられるかな

「いくぞ!」

向こうが動き出すと同時におれはアルティメイタムをガンモードに変更。こっちに突進してくるのを後ろに飛んで躱す

<マルチバレット レディ>

俺の周りに3色の玉が大量生成された

照準をつけて.....放つ!

「シュート!」

第一波、ソニックカノンは避けられる。直感も歴戦の戦士並ってことか

第二波 ドライブカノンは全弾後方待機していたと思われる鉄球によって壊される

ここまでは想定内。次はどう避けるよ....!

第三波のカノンをヴィータが自分のデバイスで打ち落とそうとする

ーーもらった!!

第三波 アイスカノン それはその名の通り当たった範囲を氷結させるものだ

しかも、空間凍結なので近くに何もなくともバインドの役割を果たす

想定どうり、打ち落とそうとふるったハンマーに命中。そこが凍結される

「な!!」

それが一瞬の動揺を生み、致命的な隙となる

ソニックムーブで移動。ディバインストライクでスタンさせるーーー!



その時、蒼炎は勝ったと思った

その時、ヴィータはとられたと思った




だが現実は甘くない

今回、その理不尽を請け負ったのは不運にも蒼炎の方だった



ガキン


という音とともに、アルティメイタムが振り下ろす前。まだ上段の場所で止められた


目の前には剣を持ち、こちらの剣を防いだと思われる女性がいた

(この人.....アルトリア並の剣才を持ってる!!)

さらにもう一人、介入してきた

「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

「っ!!」

獣の耳をはやした獣人らしき男性がこちらに殴りかかってくる

ほぼ反射的に体をひねり衝撃を最大限逃したがそれでも吹っ飛んでしまった


(くそったれ。未来視まだつかえないのかーー!)

カケラを渡る代償としてしばらく魔法が使えなくなっているため、今までの両方の攻撃に対応仕切れなかった。まあもちろん慢心もあったのだろうが

すぐに魔力を噴射のようにして体制を立て直す

向こうを見るとヴィータももう復帰していた

これで事実上の3対1か

やべぇ・・・・こりゃつらい

「アルティメイタム、リミットリリース」

<....了解 オールリミット・リリース>

普段からかけているリミッターを解除する

....懐かしいなこの感覚。純粋に魔力が体に循環してる感覚だ

「「「!!!!」」」

敵の3人は驚いているようすだ

そりゃあそうだろう。この状態であれば俺はSSランクの魔力量なのだから

「前言撤回だヴィータ、ザフィーラ。彼のコアも蒐集するぞ」

「わーてる」

「心得た」

勝ったつもりでいるのか。最近おおいなこういう人たち

「悪いがそう簡単には負けないぜ?」

<その通りです>

「そういえばまだ名前を聞いてなかったな。さっきヴィータだけは聞いたが」

そういうとヴィータ以外の3人はあっけに取られていたがすぐに答えてくれた

「ヴォルケンリッターが将、シグナム」

「盾の守護獣、ザフィーラ」

「シグナムにザフィーラか....覚えた。かかってこいよ」

そう言って、俺は両目を一瞬閉じた

そして次に開いた時には、両目は金色に輝いていた

 
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