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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者

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第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
  思い出の風景を、ここに

 
前書き
アポクリファの最新刊を読んで思った

蒼炎がサーヴァントになったらどうなるだろう、と思い

ステを考えてみた(続きは下で!) 

 
[アカシックレコードの接続 正常/検索 準備完了]

準備は整った。さあ

「行くぞヘラクレス!」

「返り討ちにしちゃえ、バーサーカー!!」

先に動いたのはバーサーカー、その体からは考えられない速さで迫る

[未来視の発動を確認/補助 不能]

(流石に根源でも俺たちの魔法は理解できないか)

未来視が発動。蒼炎の両目が金色に輝く

イリヤスフィールが一瞬戸惑うが、狂化により理性が蒸発しているバーサーカーには関係ない。ただ眼前の敵を手にもつ武器で屠るだけなのだから

右肩から袈裟に切られる。そう視えたが蒼炎はそこから動かなかった

視えてから1秒も経たぬうちに剣が振られる





しかし、それが蒼炎に届くことはなかった




なんの音もせずに肩と紙一重の場所で止まっている

それはさながら剣が当たるのを拒否しているのかのごとき光景であった

バーサーカーは剣を戻し、再度眼前の敵に剣を振り下ろそうとした

振り戻す瞬間、蒼炎の口から言葉が紡がれた



それは、さっきも言っていた言葉




次元(ディメンション) 閉鎖(ロック)!」

[選択範囲 確認/次元閉鎖 完了]

瞬間、バーサーカーの剣は完全に降り戻されることはなく、中段よりすこし上の位置で止まっている



そして、何が起きたかわからないバーサーカーは一瞬止まる

それが、致命的なミスとなる

この場には蒼炎だけでなく、弓兵もいるのだから

「赤原を往け緋の猟犬!赤原猟犬(フルンディング)!!」

ここまでの間にずっと魔力を蓄え続けられていたフルンディングは軽くBランクを超えている

音速を超えるそれを迎撃するのは、蒼炎に気をとられすぎていたバーサーカーには不可能だった

「■■■■ーーーーー」

心臓にフルンディングが命中。本来はそれで決着がつくはずなのだ



しかし相手は大英雄。これしきでは倒れない

[敵対者情報 更新/残 11]

「あと11回っ!」

いったん蒼炎は下がる。相手が蘇生している間は無敵になってしまう

さらに向こうにもマスターがいる

しかも、魔力量は蒼炎に劣らないレベルだ

[魔術 感知/殺傷力 C]

イリヤスフィールが魔術を発動する。火の玉がこちらに飛来してくる

ーーーー直死発動

[直視の魔眼の発動 確認/バックアップスタート]

世界のバックアップも得たことにより死の線がたやすく、そしてより鮮明に見えている

しかもみたいと思った物以外の線は見えないという機能もついてきている

火の玉を注視する。右斜めに線が入っている

ーーーーーー並列思考(マルチタスク) 開始

後ろを確認ーーバーサーカーの蘇生は終了 命が装填されている

火球を切ると同時にバーサーカーを殺す

そのための獲物が欲しい

検索(サーチ)

[検索開始/該当多数]

ーー条件追加 剣

[再検索/該当件数の絞り込み成功]

ーー条件追加 最低3回殺せるものを

[再再検索/該当件数 25件/選択してください]

ーー選択 幻想大剣(バルムンク) 次発 燦然と輝く王剣(クラレント)

発見(ヒット) 複製(コピー)

[全情報送信/複製開始/次発情報 残思考回路にインプット]

ここまでかかった時間はわずか0.5秒

マルチタスクをフルに活用し、自身の演算速度を限界までブーストする

ーーーー火球到達まで残り2秒

[インプット完了/複製完了]

入手(ゲット)!」

右手を振りかぶると同時にバルムンクが現れる

腰を低くしためる

ーーーー到達まで1秒

今!

膝のバネを利用して一気に前につっこむ

火球を一撃の下に消す

そのまま勢いを殺さず、バーサーカーにつっこむーーー!

幻想大剣(バルムンク)!」

この剣にはただ剣としての情報しかない。故に幻想大剣・天魔失墜としての解放はできないが、元からある剣だけでも十分な威力はある!

右下からの切り上げ

それを勢いそのままバーサーカーにぶつける!!

「ーーーーーーー」

「バーサーカー!!」

バーサーカーが後ろに吹っ飛ぶ。その影響で城も大きく揺れた

[敵対者情報更新/残 6」

一気に5つ減らせた!これならば!

「まずい!蒼炎、後ろに飛べ!!!」

心眼は時に未来視すらも上回ることを蒼炎は識っていたため、その忠告に素直に従った

蒼炎が後ろに飛んだ瞬間、元々いた場所にあるすべての情報(・・・・・・)が消えた

幸い修正力によりすぐに地や、建物の情報は元に戻ったが....

「帰化魔術・・・・だって?」

すべてを零に帰す魔術。そんなものを使えるのは架空元素使いだけだ

しかしさっき使ってきたのは火の魔術、しかも相当に威力が高い

なんでだ?

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン....アインツベルン....




まさか...




彼女が聖杯なのか!?




ならば納得できる。聖杯の力を宿す身であれば大半の魔術を使うことができる

「もう許さない。二つの令呪をもって命じます」



まずいまずいまずいまずい!!

「バーサーカー!!あの二人を殺してええええええ!!!!」

「■■■■■ーーーーー!!!」

令呪によるバックアップ。しかも2画

どうするどうするどうする!!!!!


考えながらいったん後ろに引こうと跳躍した

しかし、それを上回る速度で自身の体をどでかい未来線が突き抜ける

まずっ!!

ーーー閉鎖は間に合わない。複製もしかり

ならば、できるかぎりの衝撃を後ろに逃す!!

当たる瞬間を見極め、その瞬間まで我慢する

バーサーカーの姿が消える

ーーまだだ

未来線が赤色になる

ーーまだ。感覚を研ぎ澄ませ

そして、蒼炎はくると直感した

ーー今!!

体の動きを利用し、最大限ひねる

バーサーカーがふるった剣は蒼炎の肩に当たった

肩はおろか、振り下ろされた風圧で半身が消える




ーーだがまだ生きているのなら問題はない

[身体損傷 生命活動に支障/リカバリー開始]

それは世界のバックアップラインから自動的に流れてきた

[通常状態の記録を参照/確認]

蒼炎は何も考えず、ただ処理を機械的に行っている

[差異発見/修正]

すべての行程が終わったときには5体満足で立っていた

何が起きたかは理解している

故に戸惑うことはない

ただ、剣を振るうのみーーー

「来い。運命刀、正宗」

右手に運命刀、左手に正宗を持つ

剣を振り下ろした状態のバーサーカーに向けて運命刀をふるう

首をねらっての水平切り。しかしそれは後ろに避けられ躱される






ただの斬撃ならばそれでもいいだろう。しかし放たれたのは一心

避けられたとしても、見えない刃が空気に乗ってバーサーカーに向かうーーー!



ガキン!

という音とともに火花が散った

バーサーカーの首で

「くそ、堅いな」

「無理もあるまい、令呪によって強化されているのだ」

阻まれた。しかも宝具の効果ではなく純粋な身体で

まずすぎるだろう

運命刀が防がれたと言うことはおそらくクラレントも我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)でなければ通じないだろう

俺が出せるのはあくまで物だ

その物に宿る呪いや想い、祈りまでは再現できない

いや、因果をゆがませる物であれば再現はできるだろう

それから、星が作ったものもおそらくは再現できるであろう

しかしこれはあくまで可能性

まだこれにかけるような時間じゃない

「どうするんだ、アーチャー」

「....ひとつだけ。策がある、30秒耐えれるか?」

いままで俺の後ろにはアーチャーがいた

それによりバーサーカーはおれとアーチャーの尿宝を注意する必要があった

しかしこの宣言はそれがないということ

さて、どうなるか

「まあ、やるさ」

答えは簡単。できるできないじゃなく、やるかやらないかだ

「頼む」



さてと、どうしようか

30秒、それは普段ならば短いのだろう

しかし、今このときだけはとても長い時間だ

そもそも、人の身である俺が英雄に挑むこと自体がおかしい




ーーーならば、人であるのをやめろ。そうすれば、あるいは

そう考えた瞬間、俺は動き出していた

ーーリンカーコア起動。魔力をすべて肉体維持に

魔術回路の魔力はそのまま攻撃用に

そしてリンカーコアの魔力は俺の現界ようの魔力に

「運命は我が手の内に...」

心を整える

目をつぶり、そして開いた瞬間目線は少し高くなっていた

ロングコートを羽織り、腰には二振りの剣の鞘がある

運命の魔術師

その姿ならば

「ハッーーー」

桜花・本式ーー

「閃光!!」

一瞬でバーサーカーとの距離を詰め、おもいっきり右手で殴る

そう殴る

サーヴァントは神秘の固まり

それに傷をつけようとするのなら同じ神秘でなければならない

故に先ほどまで蒼炎は武器を使っていた

しかし今の蒼炎は上位世界の姿になっている

すなわち、蒼炎の体も神秘の固まりということだ

従って一時的に蒼炎は、体による攻撃で相手を傷つけることができるーーー!!

「■■■!!」

ふっとびはしないが少し後ろに後ずさる

それを見たアーチャーは行動を開始した

「I am the bone of my sword.」

世界が少しずつ揺らいでいくのが感じられる

「Steel is my body, and fire is my blood.」

揺らぎはさらに大きくなる

その間も蒼炎とバーサーカーは剣を打ち合う

時折イリヤスフィールから魔術が飛んでくるがそれもすべて切る

「I have created over a thousand blades.」

剣がアーチャーの周りに数本現れた。そして刺さった位置から世界が犯されていく

「Unknown to Death. Nor known to Life.」

それは少しずつ、しかし確実に広がっていく

蒼炎は必死に相手の剣をいなしながらダメージを与えようとしていた

その結果、少しずつだが相手の動きが鈍っていく

「Have withstood pain to create many weapons.」

アーチャーは右手を握り、左の肩へともっていく

蒼炎もバーサーカーの隙を突いてどんどんダメージの量を増やしていく

「Yet, those hands will never hold anything.」

遂にバーサーカーは体制を崩し、大きな隙を見せてしまう

「ここだあああああ」

ーー奥義 雪月花を放つと同時に、世界が変わった

「So as I pray, unlimited blade works.」

右手をふるう

それと同時に世界は赤い空と無数の剣が刺さった荒野へと変貌した

同時に、バーサーカーの命も1つ無くなった

令呪のバックアップにより蘇生のラグはなくなっていたため、雪月花を放ち隙だらけの蒼炎を殺そうと、剣を振り下ろす





しかし、荒野に刺さっていた剣が飛んできて妨害をする

一本一本は脆く、すぐに壊れるが物量は無限。徐々に速度は遅くなる

その隙に蒼炎は体を粒子と化して後退。アーチャーの横で実体化し、元の姿へと戻った

「はぁ...はぁ....。なんとか耐えたぞ」

「ああ、おかげでこの世界を用意できた。しばらく休んでいたまえ」

「そう...する」

いったん魔法を停止。生成されるすべての魔力を貯蓄にまわす

いかに魔力量が多いとはいえ魔法を常時発動していたためもう魔力はあまりない

まあ生成量も異常なためすぐに半分には戻るだろうが


それにしてもこの風景は....なんだろう

無限の剣を内包した世界

ーー固有結界|無限の剣製≪アンリミテッドブレイドワークス≫

俺はこの世界を見ていた。いや観察していたというのが正しいか?

この風景を記憶に残しておくために

その間アーチャーはあの手この手を使いもう3回もバーサーカーを殺していた

これもう俺いなくてもかてるんじゃね?

とか思っていたらアーチャーが割りかし追い詰められていた

令呪のバックアップにより、今や宝具はB+でも殺せないかもしれない域に来ていた

さらに基礎能力も軒並み上昇していたため、苦戦を強いられていた

「まだ魔力が・・・・それでも」

いこうとして、心の中から声が聞こえた

”それでいいのかい?自分の命を犠牲にして”

ーーだれかをまもれるのなら

"じゃあ、僕との約束は。いや、彼女たちとの約束も破る気なのかい"

その言葉で思い出した。そうだ、俺はあいつらにまた合わなきゃいけない。そのためにはまだ死ねないのだ

"うん、そうだよ。それでこそソウエンだ。ならばここからするべきことは分かってるね?"

他人の固有結界の中では本来の力は出せない




ならば






「かつて、一人の少年がいた」

目をつぶる

ーー思い浮かぶのは名前も忘れてしまったあいつの姿

「その少年は異能の塊だった」

無限の剣製が揺れる。それによりアーチャー達はバランスを崩してしまった

ーー異能の塊どうしが同類を呼び合い、出会った

「周りからは恐れられ、迫害された」

さらに揺れは大きくなる

ーーそれが昔の俺だ。時には存在そのものを否定され、全てが敵になった時もあった

「しかし、絶望はしなかった。共に歩く人がいたから」

無限の剣製が一部消え、その場所は新しい風景になっていく

ーーあいつが居てくれたから、今俺が生きているんだ

「今は会えぬその人に感謝を」

荒野に刺さる剣が徐々に消えていく

ーー今はもう会えない。俺がころしてしまったのだから

「そして思い出の風景をもって、手向けとしよう」

全ての準備は整った。さあ

思い出の風景(メモリーズフィールド)ーーー」

開こう












荒野は消え、そこに残ったのは砂浜と海だ

夜空には月が出ている

「これは....一体?」

イリヤスフィールはここが固有結界の中ということはわかっていた

しかし、先程と違ってどんなものなのかは検討がついていない

「む....」

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎」

バーサーカーの振るう剣をよけ、アーチャーは後ろに下がる

「ここはなんなの?」

イリヤスフィールは思わず蒼炎に問う

「ここは、メモリーズフィールド自体には究極の一があるわけじゃない」

蒼炎は剣を取り出す。黄金色に輝く剣を

「だがな、他の固有結界には無い性質は存在する。それは」

バーサーカーの元に駆け出す。バーサーカーが防御をしようと剣を構えた瞬間、世界は変わった

砂浜の部分も海とかしたのだ

それにより身体のバランスが崩れ、海に落ちそうになった所を蒼炎が切る

「風景を思い出の中から自由に変えられることだ」

片腕ーー左腕を切られたバーサーカーは声にならない叫びをあげる

「そんな....心象風景は一人にひとつのはずじゃあ!!」

しかしバーサーカーはあきらめず、海の中から飛び出しこちらに攻撃を仕掛けてくる

「■■■■ーーーーー」

「確かにそうだ。だが俺は違う。起源に創造を持つ俺はこの風景を変えられるんだよ」

しかし、疲労によるためかもう動きは単調だ。それを読み、もう片方の腕も切り落とす

「バーサーカー!!」

バーサーカーの最後の命が消えようとしている

「.......」

「くぁ・・・・・」

バーサーカーの体が水の中に入ろうとしたとき、固有結界が解けてもとの城に戻っていた

「おい蒼炎!大丈夫か!!」

簡易的な治療を終えたアーチャーがこちらにやってくる

俺はいま無数の切り傷を負った状態だ

「大丈夫....といいたいところだけど。正直なめてた」

倒れているバーサーカー、いやヘラクレスを見る

「最後の最後まで自分のマスターの力となろうとしたあんたは正真正銘の英霊だよ。素直に脱帽する」

最後の一撃、あれは本来使えないはずの|射殺す百頭≪ナインライブズ≫の真名解放だった

おそらく令呪の命令を「絶対に負けるな」と解釈することでむりやり使ったのだろうか

「君の剣は澄んでいるな.....初めて本物の明鏡止水というものを見させてもらった。もし私がセイバーならば、互いにもっと競いあえただろうか」

死に際になり、聖杯からの呪縛がうすまり理性が残ったようだ

「バーサーカー.....待って」

「我がマスターよ....あなたは優しい方だ。どうか.....」

「あ....」

何かを言い残そうとしたとき、バーサーカーの体は霧散した

「うーーーーーん。うぁ......」

それと同時にイリヤスフィールも事切れるように倒れてしまった

そして

「くはっ.....やばい」

ーー......ち....

「蒼炎、大丈夫かね?」

ーー.....ー....ん........

ノイズが走ってる

「や...ばい...かも。とりあ....イリヤスフィール....を士郎のところへ....」

ーー.た.......て

これはノイズなのか?

「まだ凛はこの森から抜けてないようだ。肩をかそう、立てるか?」

俺にはアーチャーの声がだんだんと聞こえなくなっていた

ーーたす.....て

ノイズじゃない...?

「おい、しっかりしろ!」

なんだ、なんなんだ?

ーーそう.....くん

イメージが朧げに浮かんでくる

これは...目の前にハンマーを持った奴がいるのか?

「おい、死ぬな!」

走馬灯なんかじゃない、もしかしてこれは

ーー助けて、蒼炎くん!!

「なのは....声が聞こえた」

「!?大丈夫か!」

アーチャーはイリヤスフィールを背負いながらもこっちに手を伸ばしてきてくれた




だが俺は首を横に振る



「なぜなのだ!?」

「説明している時間はないな。送信(センド)

俺の記憶をアーチャーに渡した。一瞬顔を顰めていたがすぐにもとに戻る

「なるほど....では行くのか?」

「ああ。遠坂...いや、凛と士郎、そしてアルトリアに伝えておいてくれ。すまないって」

特にアルトリアには俺の流派を完全には伝えられなかった

「承知した。では、達者でな」

アーチャーは玄関に向かって行った

「アーチャー。一つアドバイスというかなんというかだが」

俺がアーチャーに声をかけるとこちらに振り返った

「お前がそうなるのはもう確定しているんだ。だからこの世界のあいつを殺したって意味はない」

「知っていたのか」

「だけどな、あいつはまだ大丈夫だ。運命の魔術師として保証してやるよ、あいつの運命は決まってない」

「では、私にどうしろと」

「その道を後悔しているのならあいつに道を示してやれよ。それがたとえ出来なくとも、誰かに託せ。そしてあいつに気づかせてやれよ、皆を救うことはできないと」

「...できるかね」

「できるさ。そう信じるならば。これも保証してやる。......そろそろ時間だ、俺は行くよ」

蒼炎の身体が段々と薄くなっていく

いや、全てが薄くなっているのか

「蒼炎」

蒼炎がカケラを紡ごうとした瞬間に

「ありがとう。がんばってみるよ」

といい、振り返らずに歩き出した

ーーああ

ーーさて、俺も頑張ろうか

意識が薄まって行く

しかし、この思いだけは



俺が望む世界はただ一つ




次第に世界がクリアになって行く




夜空には満天の星々



ーー蒼炎くん!

「助けるよ。俺は....そのために力を望んていたのだから」




かくして再び航海者はカケラを渡った




渡った先に見えたのは結界、それと今にもやばそうな友達




「させるかあああああああああ」

<スタンバイ・レディ セットアップ>

空に輝くは蒼色の極光

それは流星のように空を駆けていく







ここに、一つの物語が終わりを告げた


さあ、新たな物語を紡ごうか



第二章 完 
 

 
後書き
色々と出してない情報があるからとりま固有スキルだけ考えた


クラス適性はセイバー、アーチャー、キャスターらへん

セイバー以外なら二重召喚でセイバーのクラススキルもてそう

あと魔眼EXだとおもう

まあキャスターじゃなければAくらいかな?

もう少し考えて、固まってきたら載せようかな 
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