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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士

作者:蒼鈴六花
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使い魔は召喚魔剣士!?

 
前書き
この話だけ三人の視点を書いてます。
何故そうなったかは、ただ1度こんな風に書いてみたかっただけです。

 

 
トリステイン魔法学校にて二年生になった生徒たちが集まり使い魔召喚の儀式が行われている。
生徒たちは次々とさまざまな使い魔を召喚していく中、青い髪をした小柄な少女が先生らしき人物に呼ばれた。



タバサSIDE

先生に呼ばれ私は前に出る。

これから一生を共にする使い魔を召喚しなければならない。
けれど自分は、偽名で召喚と契約をしようと思っている……そのことで不安がある、けれどそれを表には出さない。

私は覚悟を決め呪文を唱える。

「……我が名はタバサ。五つの力を司るペンタゴン。我が運命に従いし使い魔を召喚せよ」

(私のそばで力になってくれる使い魔であることを……)

そして私は杖を振った。

その場に光る鏡のような召喚のゲートが二つ現れる。

周りの生徒たちがざわめき始める。

「おい!あれを見ろ召喚のゲートが二つも開いてるぞ!」

「ホントだ!」

そして鏡の中から青いドラゴンと人間がでてきた。

「きゅい!?」

「……ふむ」

片方の人間の方は周りを見渡し最後にこちらを見た。

「使い魔が複数出てくるなんて!」

「うそだろ……」

「風竜とあれは……平民か?」

周りがさらに騒がしくなる。

「剣持ってるし傭兵じゃないのか?」

「でも所詮は平民だろ」

そんな中、私は自分の呼び出した使い魔を見る。

ドラゴンは風竜だが人間の方は黒い髪に目、白い服そして真っ赤なマフラーをして、腰に剣を佩いている。
見た目は平民のようだが、なぜだろうただの平民には思えない。彼はいったい何者なんだろう?

そう考えていると黒い髪の人が

「俺を呼び出したのはお前だな……」

その言葉とともに威圧感を感じる。
周りは彼が話したとたんシンと静まり返った。

私は彼に向かってコクリと頷く。

「そうか、ではなぜ呼び出した」

「使い魔にするため」

私は正直に答えた。あまり正直に答えないほうが良い内容だとは思うけど、この威圧感からこうした方が良いと思ったから。

コルベール先生はその様子をひやひやしたように見ている。

そして彼は……

「……いいだろう。俺はお前の使い魔になる」

私は驚いた。彼があっさり自分の使い魔になると言った事が
言葉と同時に威圧感がなくなったので本気で言っているのだろう。

「ホントにいいの?」

思わず聞いてしまった。

「あぁ」

彼がそう言ったことと威圧感が無くなった事で周りはホッとしたような感じになり、コルベール先生もホッとしていた。

そこで私は使い魔が複数いる場合はどうなるのかと思い先生に質問する。

「コルベール先生。使い魔が複数の場合どうしたら?」

コルベール先生は警戒しながらも少し考え

「両方に契約してください。どちらも召喚に応じミス・タバサの呼びかけに答えたのですから……」

それからコルベール先生は彼の方に向く。

「失礼、ミスタ……」

「俺の名はアルウィン・ルベルだ」

「ミスタ・ルベルもしや貴方はメイジでは?失礼ながら先ほどディテクトマジックで調べさせてもらいました。その時、魔力を持っているとわかったのです」

「メイジというのは分からないが、魔法が使えるということか?」

「そうです」

彼は少し悩み

「魔法は使える」

私は驚いた。彼、アルウィンはメイジなのに私の使い魔になってくれるというのだ。
どうして使い魔になってくれるんだろう……
でもメイジなのになぜかアルウィンは杖を持っていないそれも気になる。

「そうですか。メイジという言葉を知らないということは、貴方は異国のメイジですかな?」

「それに関しては後で答えよう」

「分かりました。では後ほど学院長を交えて話しましょう。ですがなぜ契約を了承してくれたのですか?メイジということは貴族でしょう」

「契約しないと、その子の立場が悪くなるのではないか?」

「……そうです」

「それが理由だ。あと俺は貴族ではない」

「そうですか……わかりました」

アルウィンとコルベール先生の話は終わったのでコルベール先生がこちらを向く。

「ではミス・タバサ。契約を行ってください」

私はアルウィンに近づき

「契約するから屈んで」

アルウィンはうなずいてから屈み、私は呪文を唱える。

「我が名はタバサ。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

そして私はアルウィンにキスをした。
その後、アルウィンは苦しそうに右手を押さえて

「……っぐ」

「大丈夫、使い魔のルーンが刻まれてるだけすぐに終わる」

その後、すぐ痛みが治まったのか手甲をはずしルーンを確認している。

そしてそれを確認したコルベール先生が

「終わったようですね、では次は風竜の方に」

「はい」

そして風竜の方も契約する。

コルベール先生が風竜のルーンのスケッチをした後、アルウィン方にきて彼のルーンを見る。

「おや?これは珍しいルーンですね」

アルウィンはルーンを見て

「……エターナル、永遠か」

コルベール先生は驚いて

「ミスタ・ルベル。貴方はルーンが読めるのですか!」

「なぜか読める……ルーンの意味に関しては少し心当たりがある」

「そうですか。それに関しても後ほど色々と話をお聞きしたいのですが、よろしいですかな?」

「あぁ」

アルウィンに関して謎が深まるばかりだ。私は彼を見ながらそう思った。



コルベールSIDE

私は二年生となった生徒たちの使い魔召喚の儀式を教師として監督していた。
ミス・タバサの番となり呪文を唱えた後に召喚のゲートが二つ出てきた。

(召喚のゲートが二つ!?)

私が驚いていると鏡の中から青いドラゴンと黒い髪の人間が出てきた。
人間!?とさらに驚く。
周りの生徒たち彼を見て騒ぎ出した、だが彼が一言。

「俺を呼び出したのはお前だな……」

と言った瞬間、威圧感を感じ生徒たちは一瞬で黙ってしまった。
私はその威圧感を危険だと思い咄嗟にディテクトマジックを使ってみたが、彼はすさまじい魔力の持ち主だった。
そのことと威圧感から警戒を強めた。

そしてミス・タバサと少し話し
ミス・タバサが正直に使い魔にするためと答えたときにはひやひやした。

その後、彼があっさり了承してくれたことに驚きつつ、ミス・タバサからの質問に答え、彼は魔力を持っていたが杖を持ってる様子がないので、ホントにメイジなのか確かめるべく私は彼に話しかけた。

「失礼、ミスタ……」

「俺の名はアルウィン・ルベルだ」

聞いたことが無い名前だ、これほどの魔力の持ち主なら有名なメイジになっていてもおかしくはないのだが……杖を持ってないこととなにか関係が?

「ミスタ・ルベルもしや貴方はメイジでは?失礼ながら先ほどディテクトマジックで調べさせてもらいました。その時、魔力を持っているとわかったのです」

「メイジというのは分からないが、魔法が使えるということか?」

「そうです」

メイジを知らないとなると、彼はかなり遠くの国の出身なんだろうか?

「魔法は使える」

「そうですか。メイジという言葉を知らないということは、貴方は異国のメイジですか?」

「それに関しては後で答えよう」

「分かりましたでは後ほど院長を交えて話しましょう。ですがなぜ契約を了承してくれたのですか?メイジということは貴族でしょう」

「契約しないと、その子の立場が悪くなるのではないか?」

「……そうです」

「それが理由だ。あと俺は貴族ではない」

「そうですか……」

メイジであるのに貴族ではない……色々と事情がありそうですね……

その後、私はミス・タバサに契約をするように言い無事契約は終わった。
そしてルーンをスケッチするために彼のルーンを見る。

「おや?これは珍しいルーンですね」

彼はルーンを見て

「……エターナル、永遠か」

驚いた彼はルーンを読めるのか!

「ミスタ・ルベル。貴方はルーンが読めるのですか!」

「なぜか読める……ルーンの意味に関しては心当たりは少しある」

「そうですか。それに関しても後ほど色々と話をお聞きしたいのですが、よろしいですかな?」

「あぁ」

彼はいったい何者なのか……後ほど話してくれるというが……



アルフィンSIDE

召喚された俺はまず周りを見渡す。

「……ふむ」

どうやら無事にゼロの使い魔の世界に来たらしい。
周りが少し騒がしいがタバサの方を見る。

タバサはこちらを観察しているようだ。この体の調子を少し確かめないとな。
転生者ってのは隠さないといけないし芝居でもするか……

「俺を呼び出したのはお前だな……」

そう言った後、少し威圧感を出してみる。威圧感といっても気を放出してるだけだが。

周りが静かになった……む、コルベール先生がディテクトマジックを使ったようだ。警戒されてるな。
そんな中、タバサはこちらにコクリと頷く。威圧感の中、まともに反応してるのはタバサとコルベール先生だけのようだ。

気の具合をみても生前より能力ははるかに上がってるように感じる。あの神様の特典の一つか……
さて芝居を続けるか。

「そうか、ではなぜ呼び出した」

「使い魔にするため」

正直に答えたな。この威圧感の中……この威圧だからこそか?
タバサに召喚してもらってよかったかもな……少し気に入ったし。

「……いいだろう。俺はお前の使い魔になる」

「ホントにいいの?」

「あぁ」

その後、タバサとコルベール先生が少し話をして
コルベール先生が話しかけてくる。

「失礼、ミスタ…」

「俺の名はアルウィン・ルベルだ」

「ミスタ・ルベルもしや貴方はメイジでは?失礼ながら先ほどディテクトマジックで調べさせてもらいました。その時、魔力を持っているとわかったのです」

「メイジというのは分からないが、魔法が使えるということか?」

「そうです」

魔法使えるって言っても、ディスガイアとテイルズの魔法だけどな……まぁ、どうせばれるし魔法使えると言おう。

「魔法は使える」

「そうですか。メイジという言葉を知らないということは、貴方は異国のメイジですか?」

どうせ院長とも話すだろうし後で話そう。面倒くさいし。

「それに関しては後で答えよう」

「分かりましたでは後ほど院長を交えて話しましょう。ですがなぜ契約を了承してくれたのですか?メイジということは貴族でしょう」

「契約しないと、その子の立場が悪くなるのではないか?」

「……そうです」

「それが理由だ。あと俺は貴族ではない」

悪魔だしな。

「そうですか……わかりました」

「ではミス・タバサ。契約を行ってください」

そうコルベールが言った後契約を行った。

そういえば前世ではキスなんてしたこと無かったな……まぁ、転生してるしどっちにしてもファーストキスか。
とそんなこと考えてたら右手が痛み出した。

「……っぐ」

思ってより痛いな……

「大丈夫、使い魔のルーンが刻まれてるだけすぐに終わる」

言われたとおり痛みはすぐにひいたので手甲をはずして右手を見る。
しっかりルーンが刻まれていた。

その後、タバサはシルフィードと契約してコルベール先生がルーンをスケッチした後、こちらに来て俺のルーンを見る。

「おや?これは珍しいルーンですね」

俺はなぜかルーンが読めた。もしかしてルーンの効果の一つか?

「……エターナル、永遠か」

これは俺の寿命のことだろうか?悪魔になったし寿命が延びただろうな……ディスガイアのキャラってすごい歳だし、けど不老ではないはず……神様特典の一つだろうか。まぁ、寿命じゃない可能性もあるが永遠で思い当たるのがそれくらいなんだよな。

「ミスタ・ルベル。貴方はルーンが読めるのですか!」

「なぜか読める……ルーンの意味に関しては心当たりは少しある」

「そうですか。それに関しても後ほど色々と話をお聞きしたいのですが、よろしいですかな?」

「あぁ」

さてどんな話をするかな……ディスガイアの内容混ぜつつ説明するか。
そう考えた後、タバサのそばにいつつルイズの召喚を待った。

そしてルイズの番になり召喚する際、思いっきり爆発するのは分かってたので一応タバサを守る。
なにやら興味深げに見られていたが気にしない

爆発が起こったほうを見るとサイトが倒れていた。

ちゃんと原作どおりになっているようだ
あんまり原作に介入する気はないが、まぁその時によるかな……とりあえずこの後、タバサと学院長、コルベール先生にする話を考えないと。




 
 

 
後書き
今にして思えばもっとコルベール先生の話を増やした方がよかったかな?と思います。
外伝で召喚獣の話も書きたいとも思ってます。
書けたら投稿するかもです。

早く、好きな召喚獣出したいです。 
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