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『ポケスペの世界へ』

作者:零戦
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第二十三話






「私達ジムリーダーはエキスパートとしてこの三匹の力を高めるすべを知っているわッ!! それが私達を信じてくれたスイクン達への応えだし、あなたを止める最も効果的な方法だ わッ!!」

 カスミがマスク・オブ・アイスに言う。

『小癪な小娘がッ!!』

「きゃッ!!」

 マスク・オブ・アイスは右手でカスミを取り押さえようとする。

「スイクン、”あまごい”ッ!!」

 スイクンが雨を降らす。

「ホウオウ、”せいなるほのお”ッ!!」

「スイクン、”ハイドロポンプ”ッ!!」

 両者の技がぶつかるが、”あまごい”の効果で水の能力が上がっているスイクンの”ハイドロポンプ”がホウオウの”せいなるほのお”より若干勝っている。

「私にはスイクンの言葉は分からない。でもスイクンのメッセージを受け取り、古代文字に表したスタちゃんを通じて知ったわ。この九年の間に何があったのかをねッ!!」

 カスミは両手を使ってゆっくりとマスク・オブ・アイスの右手を押し返していく。

「あなたは九年前も伝説のポケモンであるホウオウをその手に捕らえていたッ!! そしてホウオウが見定めた各町の「トレーナー能力の高い子供達」を連れ去ったッ!! 目的は恐らく「時間の支配」ッ!! それに関する調査や研究をその子供達に行わせるためッ!! でもそんなあなたの計画を、ホウオウを使って悪事を働く計画を許せないと思うポケモン達がいたッ!! それ がこのスイクン、ライコウ、エンテイだったッ!!」

『フハハハ、そうだッ!! その三匹はホウオウの力によって誕生した。自分達の塔主 あるじとしてホウオウを慕っている。言わば「ホウオウ親衛隊」だッ!! だから私が許せなかったのだろう……だから戦いを挑んできた、無謀にもなッ!!』

「でもその戦いによってスイクン達は見事にホウオウをあなたの手から解放させる事に成功したッ!! でもその代わりにあなたに封印されてしまったッ!! 焼けた塔の片隅にねッ!!」

『フハハハハハッ!! そこまで知っているなら今回の結果も分かるだろう? かつて私に敵わなかった者達だッ!! 同じ事よッ!!』

 ホウオウがスイクンを吹き飛ばした。

『さぁ手を離せッ!!』

「いいえッ!! 絶対に行かせないわッ!! (それがスイクンと交わした約束……この戦いに挑む前に誓った自分自身への約束よッ!!」

 カスミは必死に抵抗をする。

「あなたを此処から先には進ませないわッ!!  例えどんな事があってもねッ!!」

『フン。そんな事が出来るものかッ!!』

「出来るわッ!! よく見てみなさいッ!!」

『ッ!?』

 マスク・オブ・アイスが何かを見つけた。

「(マリルリ、頼むわね)」

 その時、ハルナはマリルリに何か指示を出していた。

『スイクンだとッ!?』

 そして、エキスパート達の戦いも終盤になっていた。

『しまったッ!!』

 マスク・オブ・アイスが叫ぶ。

「あれはッ!?」

 地上で見ていたクリスも叫ぶ。

「伝説のポケモンであるスイクンが敵の行く手を阻むために作り出すという結界………」

 ハルナが呟く。

「そうよッ!! それがこの水晶壁よッ!!」

パッキィィンッ!!

 マスク・オブ・アイスの身体が水晶壁に挟まれた。

 それと同時に、暴れていたルギアとホウオウが動きを止めた。

「ハァ……ハァ……や……やった……勝った わ……」

 カスミが確信した。

「スイクンが手加減をして、あなたの周りの壁を歪ませているから身体がちぎれずに済んだのよ。でも……これで動けないでしょう?」

 カスミが微笑んだ。

「我々がルギア達を引きつけている間にカスミが仮面の男と組み合う。そしてスイクンがそれを『カスミごと』水晶壁で囲む」

「ギリギリだったが何とかあんたの作戦通りにもっていけたなカツラの旦那ッ!!」

 上でカツラとマチスが喜ぶ。

「へへへ、じゃあ早速拝んでやろうじゃねぇか。この腐れ外道の素顔ってヤツをヨォッ!!」

 マチスが仮面を取ろうとした時、マスク・オブ・アイスは動きだした。

『邪魔を………するなァァァッ!!!』






 
 

 
後書き
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