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ゲルググSEED DESTINY

作者:BK201
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第百三話 一発は一発

メサイアが爆発する少し前、アスランは満足に動かないセイバーでメサイアへと向かっていた。何が出来るかではない、何かしなくてはならないという意志が彼を動かし、戦線を突破しようとしていたのだ。

「クソッ!?」

しかし、そうしたところでやすやすと戦域を突破できるわけではない。ザクやゲルググが弾幕を張る様に攻撃を行い、動きを鈍らせたセイバーをグフがスレイヤーウィップで捕らえる。

「しまった!?」

機体に損傷が無ければ躱せただろうが、今のセイバーの状態ではそれは難しい。ビームを展開して何本か叩き切るが全部を切ることは出来ない。このままでは落とされるとそう思っていた瞬間にビームがスレイヤーウィップを撃ち抜き、その方向を見ようとしたグフがショットガンを浴びせられた。

『アスラン!お前という奴は!?』

そういって現れたのはイザークのリゲルグやディアッカのケンプファーといったジュール隊だった。続けるようにスレイヤーウィップを断ち、周りの敵を落とす。

「イザーク!何故ここに!?」

アスランのいた場所はメサイアにかなり近い場所だ。イザーク達のように味方がいるとは思っていなかったアスランは驚愕する。

『そんな事はいいから早く行けって!こっちは俺達が抑えておくから!』

そう言ってディアッカがケンプファーの武装であるシュツルムファウストやジャイアントバズーカ、チェーンマインといったこれまでに使ってこなかった弾薬も含めて大盤振る舞いするように放つ。

『アスラン!俺が途中まで道を開いてやる!あとは自前でどうにかしろ、いいな!!』

「――――ああ、分かった!」

そう言ってアスランはミネルバで補給したのであろう予備のビームライフルをジュール隊の一人から受け取り、イザークと共に戦線を突破する。既に近い位置にあったメサイアまでは、すぐに辿り着き、そこには陽電子リフレクターが正面に存在していた。

『どうする、外円状のリングを破壊するか!』

「時間が無い!俺がこのまま突破する!!」

その言葉にイザークは驚くが、止める間もなくアスランはシールドを構えてIフィールドを展開しながら突破を図った。元々は陽電子リフレクターもビーム兵器と原理は変わらない筈である。
ならIフィールドによる突破は不可能ではない。アスランの思惑は成功し、三重のリングによって展開されていた陽電子リフレクターを難なく突破した。

『突破できたな!ならここは俺が死守してやる!さっさとアレを止めてこい!』

「礼を言うぞ、イザーク!よし、これならまだ間に合う!」

メサイアの部隊もまさかこうも呆気なく突破されるとは思ってもみなかったのだろう。三重のリングによって張られていた陽電子リフレクターは普通のモノより強固な設計がなされている筈である。下手なビームシールドや対ビームコーティングなら突破されないという自負があったはずだ。
そのせいもあってか、内部の戦力は外部の多数の戦力と比べ、数が圧倒的に少なかった。急いでメサイアの陽電子リフレクター外部にいる部隊が追跡や本部への連絡を取ろうとしたが、イザークによってそれは阻止される。

『通りたければ俺を倒してみせろ!』

イザークがそう叫んで敵部隊の動きを止めて見せた。

「ここか!」

そしてネオ・ジェネシス発射口までたどり着いたアスラン。しかし、ネオ・ジェネシスは今すぐにでも発射されそうな状態だった。

「内部まで潜り込んで停止させるのは難しい……だったら!」

直接砲塔を破壊するとばかりにセイバーで突撃し、アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲とスーパーフォルティスビーム砲、手に持っているビームライフルやCIWSまで含めた総ての武装を同時に放った。

「駄目なのか!」

しかし、ネオ・ジェネシスはかつてのジェネシスのように防御力が高い。一機のMSの火力では破壊できない。

「いや、こんな所で諦めきれるか!!」

限界までエネルギーを撃ち尽くすとばかりに収束ビーム砲を撃ち続ける。もしこれで落とせないならセイバーを自爆させてでも、と考えていたが線を描くように放ったビームが発射の為に集められていた何かしらのエネルギー源に命中し、セイバーの攻撃によって制御不能となり、爆発を起こした。
一つの爆発が巻き起これば後は連鎖的に爆発は広がっていく。メサイアのネオ・ジェネシスは崩壊し始めたのである。

「ツッ!!」

後はアスラン自身がこの爆発から逃れるだけ。しかし、セイバーの今の状態では爆発の範囲から逃れきる事が出来ない。

「Iフィールドなら……だが、エネルギーがもつのか?」

Iフィールドで爆発のダメージを和らげることが出来れば、VPS装甲によって受け切れるかもしれない。損傷の大きい今の状態で耐えれるかは分からないが、何もしないよりは余程マシだろう。
そうやってどの程度の時間を耐えたのか、一瞬だったのか、それとも何十秒という長い時間だったのか――――爆発の熱を完全に妨げることの出来ないセイバーのコックピットは蒸し焼きにされるかの様に暑かったがアスランは何とか生き延びていた。

「ハァハァ……何とか、賭けに勝ったな」

アスランは安堵のため息をつきながらネオ・ジェネシスの破壊の成功したことに一旦落ち着く。周りにいたであろう敵部隊もまさかネオ・ジェネシスが破壊されるとは思っていなかったのか射線からは離れていた。
近くにいた他のMSもネオ・ジェネシスの爆発に巻き込まれたのだろう。その殆どは爆発に耐え切れず壊されてしまっている。つまり、今だけは一息つけるということだ(尤も、機体の損耗が激しすぎて敵と相対したら迎撃は愚か、逃げることも相当難しいだろうが)。

「とにかく、今俺がやれるだけの事はやった――――後は頼んだぞ、シン」







「さて、君達には今から選択肢を与えたいと思っている」

『選択肢だって……』

ナイチンゲール――――ゲルググとは違うもう一基の核融合炉で造られた最強のMS。その機体の性能だけでなく、議長自身の実力からクラウを上回る実力を持っていると予想出来る。その議長は選択肢などという言葉を態々言い出した。

「既に君達は満身創痍だ。今から投降するというのであれば私も悪いようにはしない」

『そんなこと、誰が認めるか!』

『それに、議長。貴方だって余裕があるわけじゃないだろう!』

ネオ・ジェネシスが破壊されたことによって戦略的には五分以上に持ち込んでいる。何より砲撃を恐れる必要が無いのであればこちらの取れる戦略の幅は大きな広がりを見せるのだ。趨勢は決していないが長期的に戦略を見据えれば負ける可能性は低い。

「だが、そのボロボロの状態でどうやって戦う気だい?」

しかし、その仮定もあくまで戦略的に見ての話である。現状の彼らは損傷が激しい。だが、議長の機体は殆ど傷が付いていない。目の前の状況を打破せねば彼らが言っていることも無意味に終わってしまうのだ。

『それでも、僕達には守りたい世界がある!あなたのその世界を認めるわけにはいかないんだ!』

「そうか……シン、君は如何なのかね?彼と全く同じ意見というわけでもあるまい」

『戦争をなくすためっていうんじゃ議長の計画は確かに正しいと言えるかもしれない。だけど、それだけが…その一面だけが正しい世界っていう訳じゃない。
与えられた運命を生きることが幸福だって貴方は言った。でも、救われない人間はどうなるんだ!与えられた運命そのものが報われることのない運命だったならどうなるんだ!アンタはレイの運命だって知っていたんだろう!!
だったら、今こうやってアンタに立ちふさがる事――――こうする事こそが俺の運命だ!どう言われようと、己の運命を切り開くのは、俺自身だ!!』

そう言ってシンは光の翼を展開し、パルマフィオキーナで攻撃しようとする。

「なるほど、なら私と戦い、そして守り、勝ってみせなくては何も救えないという事を知りたまえ!」

デスティニーやストライクフリーダムの光の翼による超加速は本来ならば他の追随を許さない程の加速を得ることの出来るものである。ナイチンゲールも核融合炉による機体でなければその巨体で高速機動に追随することは出来なかっただろう。

「もし乗っていたのがノイエ・ジールⅡであれば、私を斃せたかもしれんな」

議長が乗っていた中破した機体の方に乗っていたのであれば或いは彼らにも勝機があったかもしれないという。その余裕も尤もな話だ。いくらデスティニーやストライクフリーダムが速くても、今の状態では火力が足りていない。
彼らの持つ武装で最も火力が高いのは零距離で放つパルマフィオキーナやストライクフリーダムの胸部のビーム砲位である。どちらも連発して使うことの出来ない武器だ。

「だが、仮定の話をいくらした所で意味などありはしない」

そう言って議長は接近戦を仕掛けてくるデスティニーをシールドで叩き付け、ストライクフリーダムの動きをドラグーンで抑える。そして――――

「指揮官なき軍がどれほど脆いか、この目で確かめたまえ――――さよならだ、タリア」

『ギル……!?』

ミネルバとアークエンジェル。その両方に狙いを付ける。両艦長は共に狙われたという危機に何とか対応しようとするが、ナイチンゲールを前にそれは無意味な抵抗に近かった。そのまま落とされる、誰もが駄目だと、間に合わないと思っていたが――――

『やら、せるかよ!!』

不可能を可能にする男、ネオ・ロアノークは決して諦めたりなどしなかった。左腕を失っているネオのリ・ガズィだが、シンやキラの機体に比べれば随分とマシなものと言えるだろう。

(あのゲルググに乗っていた奴はドラグーンの軌道に対して量子インターフェースが単調だって言っていた。だったら、空間認識能力を持つ俺なら!)

「そんな情けないMSごときで!」

止めに入ったリ・ガズィを煩わしく思ったのか、艦へと向けていたメガビームライフルをリ・ガズィに放つ。その攻撃を躱すことは出来たがドラグーンが続く様に放たれる。

『あいつ等の為に死んでやれるほど、俺はあいつ等の事を好意的に見てるわけでもねえし、大人でもないんだがね……個人的に、アンタの事が俺は気に入らねえ!』

「――――なるほど、同じニュータイプゆえに走るこの感覚、確かに不愉快だな」

ドラグーンを躱すネオ。パターン化されている攻撃であるなら避けきれる。そう思ったのだが、ドラグーンは軌道を不自然に変えてきた。

『グッ、クソ!?』

「別段、パイロットが固定されているというのであれば量子インターフェースをそこまでパターン化させることもあるまい」

議長のナイチンゲールのドラグーンは自身のニュータイプとしての能力を使う事で量子インターフェースに複雑な軌道プラグラムを組み込んでいた。操作はその分、ストライクフリーダムのドラグーン同様難しいのだろうが、議長にとってそれは枷にならない。

『ウッ、グオッ!』

『やらせるかァァァ!!』

落とされる、そう思った矢先にシンがビームブーメランを投げた。議長はその攻撃をドラグーンで撃ち落とすが、当然注意をシンの攻撃に向けた以上、多少の隙は出来る。その間にネオはナイチンゲールに2連装グレネードランチャーを放ち距離を取った。

「ええい、この程度の攻撃で!」

煩わしいと感じる程度の攻撃だが、かといって無視するのも面倒であり、結局シールドで防ぐ。だが、防ぐように構えた瞬間を狙い、シンがパルマフィオキーナでビーム砲を放った。

『そこだッ!!』

拡散されたパルマフィオキーナのビームは威力が低下しているが躱すのも難しい。シールドでグレネードランチャーを防ごうと動きを止めた瞬間を狙ったが故に動きも膠着していた。そこに合わせる様にキラも使える射撃武装総てを放った。
落としたと言えるほどの確信はないが、全くダメージを受けていないとも考えにくい。そう思っていたのだが――――

「デスティニーの動きは他の機体に比べて機敏だという事を考慮に入れておくべきだったな……ニュータイプ専用機というのがここまでとは」

無傷、いや損傷が無いわけではない。だが、致命的なダメージは一切見られなかった。

『そんな、どうやって……』

「このナイチンゲールの武装は基本的に出力を自由に切り替えることが出来る。隠し腕のビームサーベルや腹部ビーム砲をシールドのように広く展開することで防いだだけだ。
さて、次はどんな手で私を斃そうというのだ?精々楽しませてくれたまえ」

その言葉と、圧倒的な差に彼らは絶望を感じさせられた。







「痛ッ……!」

アラートが鳴り響きながらスパークを起こしているコックピット内でクラウはあまりの五月蠅さに目を覚ました。

『搭乗者の意識が再稼働しました。ユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

「うるせぇ……鬱陶しいんだよ。黙ってろ――――」

コックピット内で永遠と異常を知らせる警告が続けられているのを煩わしく思ったクラウは画面を殴りつけて無理矢理AIを黙らせる。
意識が白濁としている。一から順番にクラウは何があったのかを思い出していく。シンやキラとの戦闘、メサイアの爆発、そして敗北――――最後に残っている記憶は胸部を撃ち抜かれた所だ。

「腹部を撃ち抜かれなくて助かったという事か……だが、上半身が半分以上機能停止してるな」

このゲルググのコックピットの位置はC.E.で主流となっている胸部ではなく、腹部の円状の部分だ。だからこそ、彼は議長に胸部を撃ち抜かれたにも関わらず生きていた。
それでも、腹部と胸部は近い位置にあり、胸部は別に空洞というわけでもなく大量の精密機械が存在している。その胸部を撃ち抜かれたことで機体の多くの機能が停止し、更にコックピットも間接的な被害を受けていた。

「あー、何すりゃいいんだっけ……」

ふと体を見てみると自分の体から多くはないものの血が流れているのが分かった。ぼんやりと意識がはっきりしないのは血が足りていないからだろうか。そう思いつつ救急用のシールで血が流れていた所を塞ぐ。

「何だ、まだ戦ってたのか?」

そうやって人心地ついたからか、外の様子を確かめようとハッチを開いてみると(メインカメラもサブカメラも機能を停止していた為、目視で確認するしかない)、MSの機影が戦闘を行っているのが分かった。いや、戦闘というには些か語弊があるような気もする。議長の乗るナイチンゲールがシン達を圧倒しているからだ。
まあ、当たり前といえば当たり前の状況だ。ナイチンゲールはほぼ無傷、一方でデスティニーやストライクフリーダムは満身創痍。ゲルググと同じ核融合炉を使ったたった二機しかいない最強の機体を相手にするには荷が重い。

「ハハ、ハ……ざまみろ」

クラウは空虚に嗤いながらそんな言葉を口にする。シンやキラに対して言っているのだろうが、その言葉はまるで自分に対してそんな事を言っているかのようにも聞こえた。

「……機体のライフルは生きてるのか。ここで撃てば、落とせるよな」

誰もクラウのゲルググに注意など向けていない。死んだと思われているのだから当然だろう。尤も、AIや核融合炉を搭載しているのだから、もう少し警戒位残しておいた方が良いとクラウは思うのだが――――

「まあ、俺の存在なんてそんなものだって事か……」

結局、イレギュラーな存在である彼は運命に関わりきれないという事だ。どれほど世界を動かそうとも、自分の運命一つ変えれなかった彼に存在意義などありはしないのだと否定的に受け止める。

「この場合、無視してる方が悪い。ライフルが使えるなら、俺の運命を変えるために――――」

『システムにエラーが生じているため、対象をロックすることが出来ません。今すぐカメラを復旧させてください』

そうAIに返されてしまったので目視で狙いを定める様にする。面倒だが、この手の作業は所詮慣れに過ぎない。機械でのロックなど補助でしかないのだから目視で狙いを付けることなど別段難しい事ではないのだ。
先程機械を殴ったのが原因だったりするのだろうか、などとどうでもいいことを考えつつクラウは狙いを付け始める。
動きの遅い艦から狙うべきか、しかし戦艦の耐久力から考えてそれは面倒だ。やはり狙うならMSだろうと思い、問題はどのMSを狙うかと考える。

《クラウ……アンタが自分の不幸を嘆いているなら、そう言ってくれないとわかるわけないだろ……人は言葉にしなくても分かり合える程、便利な生き物じゃないんだ……》

そうやって何気なく戦場を見ながら考えていると、シンのその言葉が思い起こされた。

「よくよく考えれば、俺って誰にも話したことなかったよな……」

どうせ信じられない。馬鹿にされるに決まっていると決めつけ、自分の事を一度も、そして誰にも話したことなどなかった。
あらゆる世界で愛した人にも、親にも、どんなことでも打ち明けれると思っていた戦友や親友、同期、先輩、妻、子、孫――――たとえ話だとか、もしもといった風に誤魔化しや、ほんの一端ですら話したことが無かった。

「救ってくれないのも……当然だったんだな」

笑えてしまう。救ってほしい事を言わない人間が如何して救ってもらえるのか。シンの言った通りではないか。
此処まで来て、自業自得だという事が分かり、それに納得してしまった自分がいるのだ。安っぽい言葉であっても、きっと自分は本音で話した上で誰かに慰めてもらいたかったのだという事に気付いてしまった。

「なあ、議長。一発は一発だ――――小夜啼鳥は死を告げるなんて言われているけど、皇帝を死神の手から救った鳥でもあるんだよ。そんな矛盾した立場の機体で俺を殺しきれなかった。
シンにも、議長にも借りは返す。俺はそういう主義なんだ。報いは受けろ――――殺し損ねたアンタのミスだ」

迷わずに狙いを付ける。ライフルのエネルギーは充填された。

『異常発生、発射後に自壊する恐れあり――――攻撃準備を直ちに停止してください』

「だから黙ってろって……」

いい加減AIが五月蠅く感じたのか接続を切り、横に予備として取りつけていた操縦桿を引っ張り出す。

「いいね、こういう気分は久しぶりだ」

久しぶりに生を、そして死を実感できていた。これまでの自分がただ惰性で生きていたんじゃないかと思えるぐらいには視界が広がり、色づいているように見える。

「帰ったら熱いシャワーでも浴びて、コーヒーが飲みたいね」

そういうと同時に、遂にビームを放った。
 
 

 
後書き
しぶといクラウは生きていました。まあ、皆さんゲルググのコックピットは腹だろうとか言って生きてる事を予想していたことでしょうが。
ついでに機械との接続が断たれたせいか、例のラスボス感は無くなっていつもの脇役クラウに戻りました(笑)
そろそろラストまで駆けたい所です。議長を強くしすぎましたね……手強すぎます。 
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