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ハイスクールD×D ~THE GAME~

作者:もっちー
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第一章
  学校生活、頑張ります!

駒王学園・教室―


あれから数日かかり久しぶりの学校。

「イッセー!この野郎!」

「なんでお前の周囲ばかり美少女がぁぁ!」

と松田君や元浜君は相変わらず血の涙を流しながら楽しそうだ。

なんとイッセーとアーシアちゃんはどうやら同居しているらしい

「二人共大変だね」

「「・・・」」

あれ?

イッセー君から視線を外しこちらを見つめてくる。

「優は女の子みたいだな」

「本当だぁ・・・」

「え?目が怖いよ」

二人の目つきがギラついている!?

「やめろ馬鹿!優は男だ!」

イッセー君が必死に二人の手を掴み、今にも飛び掛ってきそうな二人を必死に引き止める。

「そ、そうだ!一人紹介できる女の子がいるぞ!」

「「なんだと!?」」

「ちょっと待ってろ」

イッセー君はケータイを取り出し電話をかける。

「・・・・うん・・それじゃあよろしく!」

電話を切り親指をぐっと立て

「友達も連れて来るってさ」

「おお!!」

「それでその娘の名前は?」

イッセー君は苦い顔をする。

二人共興奮して気づいてないけど・・・

「・・・・ミルたん」


お昼休み―


「やっと飯だー!」

イッセー君やアーシアちゃん、松田君に元浜くん、藍華ちゃんで机を寄せ合い仲良く和を囲む。

アーシアちゃん、僕、藍華ちゃんの順で座り向かいにイッセー君、松田君、元浜君

女の子に挟まれて、ご飯食べるのはなんだか恥ずかしいな////

「あらー?優ったらなんで赤くなってるの?その顔見たら、そこらの男ならノックアウトするわよ」

「何言ってるの?そ、その藍華ちゃんはアーシアちゃんの隣で食べたいよね?」

せめて恥に・・・

「何恥ずかしがってるの?あんたも半分は女の子みたいなもんじゃない」

イッセー君とアーシアちゃんは苦笑いして否定してくれないし、松田君と元浜君はうんうんとうなづいている。

「全部男の子だよ!」

「ごめんごめん、そうだよね男の娘だよね」

あれー?漢字が違う気が・・・

「は、早く飯食べようぜ」

「そうですね」

まあ、謝ってくれたんだ。気にせず久しぶりのみんなとのお昼を楽しもう。

「今回は結構頑張って作ったよ」

「「「「「おお!!」」」」」

イッセー君たちが嬉しそうだとこっちも嬉しくなる。

「今回は鶏肉料理をメインにしてきたんだ。もも肉の甘辛煮にサクサク唐揚げ、そして一番苦労したのはこの焼き鳥でね、家で作るのが大変だったよ」

「流石私の嫁!」

「嫁じゃないよ!」

藍華ちゃんが時々心配になるよ

「食っていいか?」

「どうぞどうぞ、そのために作ってるようなものだから」

「「「「「いただきまーす」」」」」

「やっぱ優は料理うまいな!」

「美味しいです!私もこのくらい美味しく作りたいです」

「性別間違えてるぞ優・・・」

「このスペックなのに男とか・・・」

「本当に嫁に来て欲しいかも」

松田君や元浜君はなんで泣いてるの?

「じゃあ僕も」

焼き鳥を取り一口

香ばしく焼きあがっっており程よい歯ごたえ、肉汁が口の中で溢れる。塩コショウで今回は味付けしたけど次はタレでも作ってみようかな?


放課後―


今日はオカ研入部もといリアス先輩の眷属になる日。

支取会長に用があるため、先にイッセー君とアーシアちゃんはオカ研の部室へ

生徒会室の前に立ち一度大きく深呼吸をしてからノックをする。

「開いてるわ」

「失礼します」

「あら、不知火。もう大丈夫なの?」

お見舞いに来てくれたのはリアス先輩達だけではなく生徒会の人やクラスメイトの藍華ちゃん達も来てくれた。

「はい、もう治りました。匙君や椿姫さんたちは?」

支取会長以外誰もいない。

「おそらくもうすぐ帰ってくるわ、それで私の眷属になりたくなった?」

「ごめんなさい、僕リアス先輩の眷属になることになったので謝りに来たんです。」

「謝る必要はないわ、怒ってるわけではないしね」

それは僕への配慮?

「なぜですか?」

「だってあなたが決めたことなんでしょ?」

「そうですけど・・・」

だって一番最初に誘ってくれたのは支取会長だし、お見舞いにもわざわざ来てくれた。僕の作った料理を美味しそうに食べてくれた。一緒に笑ってくれた・・・

僕は今ここでこの一人の女性を悪魔を否定しているのだ。もう気軽に挨拶も出来ないかもしれないのに・・・

「あなたは誰かを否定したことがないのね、だからこんなことで悩んでいるのよ」

「だって支取会長と僕の接点はこれだけじゃないですか!この接点を切ってしまったら・・・」

「あなたって変なとこが不器用よね」

なんで・・・

「例えあなたが私を選んでも、リアスたちに同じような事をしたはずよ。だからあなたは選んだことに後悔したらダメなの、選択はどちらかを否定しなければいけないことだから。私は大丈夫だから」

笑顔で話せるんですか...

きっと僕の顔はひどい有様なのだろう、涙は止まらず顔が熱い。

「もう規格外の神器使いが情けない、別に一生の別れってわけじゃないんだから。早くリアスのところに行きなさい。」

支取会長は笑顔のままだ。

「・・・いつでも頼ってください、お願いしてください、。絶対に助けます。支取会長だけじゃありません、匙君や椿姫さんや翼紗ちゃんに巴柄ちゃん、桃ちゃん、憐耶ちゃん、瑠流子ちゃんもです。」

「あんまり背負い込むと・・・」

「大丈夫です、任せてください」

涙は自然と止まっていた。

「そう、なら頼りにさせてもらうわ」

「はい、ありがとうございました。失礼します」

扉の手をかけ部屋を出ようとすると腕を掴まれた。

「一つお願いがあるわ」

支取会長が頬を若干だが桜色に染めている。

「は、はい」

早速頑張ろう!ジュース買ってきて欲しいとかかな?

「私のことはソーナって呼ぶこと。先輩とか会長とか付けなくていいから、後タメ口で構わないから」

「へ?わ、分かりました。ソーナ・・さん////」

いきなり呼び捨ては無理でした。

「・・・」

今の約束はどうした?みたいな目で見ないでください、まさかこんな事お願いされるとは思ってなかったんですよ

よし!恥ずかしがらないように

「ソーナ」

「よ、よろしい////」

ばっと後ろを向いてしまう。

怒ったかな?言い方が生意気だとか?でもタメ口でいいって、あれ聞き間違えてないよね?

やばい頭の中が混乱してきた

「それだけだから早く行きなさい」

「うん、またね」

「またね」

こちらに背を向けたままだけどしっかりと挨拶はしてくれた。

早くオカ研に行こう。

足並みはいつもより軽かった。


生徒会室―その後~


あんな真剣な顔で名前を呼ばれるとは思ってなかった。
いつもの小動物みたいにおどおどした姿が見れるとてっきり・・・
本当に手放して良かったのかな?そんな、さっきまでなかったはずの後悔が湧き出しているような気がした。ダメダメ!私こんな独占欲強かったかしら?

不知火優希・・・変な人よね。力がある者は大低、優越感に浸っていたりするものだけど・・・
それに彼は二つも神器持つというイレギュラー。実力をまだ見てはいないけれど、おそらく上級悪魔クラスかそれ以上なのは間違いないはず。

まあそこが彼の魅力なのね。ああ腕は華奢(きゃしゃ)に見えて意外にしっかりしてた、背中も見た目よりずっと大きかった。


・・・


な、なんでこんなに彼のことで考えてるのかしら私は////
やっと冷えてきた頬がまた熱くなり始める。
心臓がおかしい、いつもより早い。
これはまさか・・・


不整脈かしら?でもなぜ彼のことを・・・


「会長、今戻りました」

「すいません、会計の書類が中々見つからなくって。さっき廊下で優希と会いましたけど、あいつ眷属になるんですか?」

「・・・」

「会長?どうかしm!?」

「「(こ、これは!?)」」

会長は俺たちが戻ってきたことに気づいていない様子。そして・・・

「(完全にのぼせてる)」

一体何が!?会長があんな遠い目をしている。・・・まさか!?いや、こんな短期間にまさかな

「熱があるのですか?」

ガクッまあ普通に考えてそっちだよな、うん

「え?うわわわわ!大丈夫だかりゃ!」

隅っこへ慌てて逃げ込んでしまう。

嘘だろ...この反応...

誰か嘘だと言ってくれええぇぇぇぇ!
 
 

 
後書き
皆様、今回はまだ共通ルートみたいなものです。
だからだ、大丈夫!これくらいのイベントくらい許されるはず(汗)
ていうかデレるの早すぎでしょ(笑)
デレる理由ですが、ソーナって面と向かって自分の名前をあんな風に言う男の人は父親くらいしかいないと思うので(ニワカ)こんな感じにしちゃいました。
そこらへんも意見くだされば修正したり参考にさしていただきます。
まあ集まればの話ですけど(笑)

続きまして恒例の解説タイムです!
今回は主人公の持つ炎帝と雪月花の刀についてです。
名前で推測できるように炎帝は炎を纏い分解の性質を持ちます、雪月花は氷を纏い硬化の性質を持ちます。
この二つは聖剣でも魔剣でもなく、名刀です。
ちなみに前話で登場した炎帝(幼女)ですが、あれは剣の魂の具現化したものと考えてくれればいいです。いずれ雪月花も出したいですね
技名とは考え中ですが・・・

長々とすいません

では( ´ ▽ ` )ノ 
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