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MS Operative Theory

作者:ユリス
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MA(モビルアーマー)③

 
前書き
最近書く時間がねえ

ストックまだあるけど。 

 
——MAのカテゴリーと進化——

 MSはその始祖であるZI-XA3(クラブマン)を見ればわかるとおり、最初から「人間型兵器」という方向性がはっきりしていた。MAはその始祖的存在と言えるMIP-X1が存在するが、MIP-X1は極端に言えば
「強い宇宙戦闘機」であり、MAの雛形や方向性を示すような機体ではなかった。

 これが原因なのかは不明だが、MA-04X(ザクレロ)やMA-05(ビグロ)に代表される胴体と腕部(MIP-X1+AMBACシステム)から構成されるタイプや、MAN-03(ブラウ・ブロ)やMAN-08(エルメス)のようにAMBACを持たないタイプ、また、MAX-03(アッザム)やアプサラス・シリーズのようなMIP-X1とは別系列のMAの始祖が存在するなど、MAの開発系譜は混沌としており、MSの様な確固としたスタイルをMAは確立していない。

 このように初期の公国系MAですら、MA同士の関連性は不透明なところが多く、MSの様な系統図は明示しにくい。


■強襲用

 ビグロに代表されるような強襲・攻撃用の機体。爆発的な推進力と加速力、大火力による一撃離脱戦法を得意とする。宇宙戦能力を徹底的に追求した結果、格闘戦も可能な「戦闘用MA」となったAMX­002(ノイエ・ジール)も存在するが、基本的な戦闘は一撃離脱であるため、ここに含めた。


■拠点攻撃・防衛用

 公国軍が連邦軍の本拠地ジャブローを攻撃するために開発した機体が発端となった系列。MAの高い火力をさらに向上させると同時に、敵拠点の防御火網に耐える防御機構や、防衛網を突破する加速度を有している。拠点防衛用とされる機体も、基本的には同じ特性を持つ。


■サイ=コミュニケーター搭載型

 グリプス戦役にはMSにも搭載可能となったサイコミュだが、当初は小型化が困難なため、MAがプラットホームに選ばれた。ニュータイプが少ないために普及しなかったが、MAとサイコミュの組み合わせは、決戦兵器ともいえる性能を持ち、「切り札」として戦線に投入された。


■可変モビルアーマー

 U.C.0080年代中期~0090年代初頭、まったくと言っていいほど純粋なMAが出現しなかった。これはMSに変形機構を導入することで、MAの欠点だった汎用性を補った可変MA(TMA)が開発されたためと考えられる。





補足事項

——MA以前のMA——

 MAの始祖に当たる機体がMIP-X1であることは間違いない。その一方で月面用の移動砲台ルナタンクから発展したMAX-03(アッザム)のように、MIP-X1系列とは別にMAにまでには進化していない、いわば類人猿的マシンも開発された。

 アッザムは突撃機動軍が開発した重力化仕様のマシンで、形式番号からもわかるように試作MAに位置付けされた機体で、以降のMA開発に何らかの影響を与えたと考えられる。



——一年戦争時の連邦軍にはなぜ「MA」がなかったのか?——

一年戦争当時、連邦軍はジム・タイプMSの量産を急ピッチで行っており、MAのような規格外の兵器を生産するためのリソースが不足していた。

また、高機動やメガ粒子砲といったMAの特性についても、コア・ブースターやビーム・ライフルと言ったはるかに低コストで効果の高い兵器を開発していたため、MAの開発にメリットを見出すことはなかった。



——ザンスカール帝国のMA——

 タイヤ系兵器などの特異なマシンを開発したことで知られるザンスカール帝国では、それまでに類を見ないタイプのMAが開発・製造された。その最たるものが、東洋の龍の様なフォルムを持つZMT- A31S(ドッゴーラ)で、その全長は370m以上もあった。

また、べスパがどのような経路でMAの関連技術を入手したのかも不明で、他系列との関係も謎に包まれている。
 
 

 
後書き
次回 統合整備計画 
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