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バカとテストと死んだ世界戦線

作者:エミル
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天使チームvs戦線(日向)チーム

 
前書き
やっと本編が書けました………それではどうぞ~ 

 
僕達は試合を終えると、天使がNPC達を引き連れて僕達の元に来た

天使「……あなた達のチームは参加登録していない」
日向「別にいいだろ。参加することに意味があるんだからよ」
雄二「そうだぜ。俺達だってこの学校の生徒だからな。参加したっていいだろ」

二人は少し挑発じみたことを言うが、天使は何も動じず無表情でいた。すると、NPC達の間から少し中二病っぽい制服を着たNPCが僕達の前に立つ

?「生徒会副会長の直井です。我々、生徒会はあなた達を正当な手段でやるため野球部のレギュラーだけの生徒会チームを作りました」
日向「全員、野球部のレギュラーって……いくらなんでも勝てるわけねぇじゃん…」
雄二「いや、勝ってやるぜ。この中二病野郎」
直井「中二病?僕のどこが中二病だと言うんですか?」
みんな「「「「「その格好と雰囲気から」」」」」
直井「なぜみんな同じことを言うんですか!!しかも生徒会長まで!!」

言っておくけど、その考えは否定しない

直井「……まぁ、とにかくそういうことです。それでは決勝戦で会いましょう。いや、途中で負けることもあるでしょうね」
雄二「へっ、そんなことを言うのは今のうちだ。必ず決勝戦まで行ってお前らに勝つ」
日向「おい、坂本。あんまり挑発すん―――」
ユイ「はっ!!あったま洗って待ってろよ!!」
日向「お前はそんなことすんなぁ―――――!!」
ユイ「先輩!!痛いですぅ――――!!」

日向君はすかさずユイにアルゼンチンバックブリーカーをかけていた。そんなことをやってる間に天使達はその場を去った

明久「雄二……野球部のレギュラーだけのチームに勝てるの僕達?」
雄二「おいおい、明久忘れたのか?俺達は生きていた頃、野球大会で教師達のチームに勝ったじゃねぇか」

そういえばそんなことがあったねぇ……化け物は一人いたけど

雄二「まぁ、負けそうになっても大丈夫だ。俺が何とかする」
明久「一応、期待するよ………」

そして僕達は次の試合を始めた






~それから1時間後~






ゆりside

校長室

ゆり「あ――――もう!!何よあれ!!あんなの反則じゃない!!」

あたしは校長室でメンバー達の試合を見ていたが高松君のチームが天使のチームに負けてしまった

遊佐『ゆりっぺさん。竹山さんのチーム天使のチームに負けました』

そこに遊佐さんがまたチームの敗北を伝えていた。

ゆり「頼りない連中ね……で、残りのチームは?」
遊佐『日向さんのチームのみです』
ゆり「なんだか勝てる希望が湧かないチームが残ったわね……」

それでも無いよりはマシだわ。このチームに賭けるしかないか…

ゆりsideout






明久side

第一グラウンド

ついに僕達は決勝戦まで来て天使達のチームと戦うことになった。先攻後攻を決めると相手が先攻になり、僕達は今回の試合初の守りをすることになった

音無「で、何で俺がピッチャーなんだ?」
日向「今までの試合、お前と野田が結構迷惑かけてただろ」
雄二「だから、そうした方がいいと思って日向と話で決めた」
音無「分かったよ……やればいいんだろ」
野田「来い!!」

そして音無君はボールを投げるとすっぽりと野田君のグローブに収まり、審判からのストライク宣言が出ると

野田「お前の力はそんなものかぁ――――!!」

野田君が音無君に向かってボールを思いっきり力を込めて投げ返す

音無「こん、のぉ―――――!!」

音無君も思いっきり力を込めて野田君に投げ返す。また無限ループに入ってしまった

日向「だからそんな競技は存在しねぇ―――!!」
ユイ「アホは死んでも直りませんね……」
審判「……ファオボール」

ユイが呆れると同時に審判がまた力もなく宣告する

日向「だー!!もう!ピッチャーとキャッチャー交代だ!!吉井、お前がピッチャーで坂本がキャッチャーだ!!」

一回投げただけで音無君と野田君は僕達と交代になった

そして試合再開になり、僕はピッチャーマウンドに立つ。そこに雄二が指で僕に投げる球種を指示をする

雄二『(カーブをバッターの頭に)』
明久「って、それ反則じゃないの!?」
雄二「大丈夫だ!!思いっきりこーい!!」
明久「ためらうから!!それやったら僕、退場されるよ!!」

雄二は「はぁ」とため息をつくと指でまた球種を指示した。え~と……

雄二『(スライダーをバッターの股間に)』
明久「さっきと全く変わってないじゃないか!!もっと安全な僕の右腕がネジ切れるように痛い―――!!」
美波「さっさと投げさいよ!!このバカ!!」
明久「分かった!!分かったから!!だったら、今すぐ腕から手を外し――(ボキィ)ぎゃあ―――!!肩の骨が外れた――!!」

僕は一回も投げずにベンチへ運ばれた

明久「雄二……どうすんの?僕はこの有り様だよ……投げられないし」
雄二「大丈夫だ。お前の怪我が治るまで助っ人にピッチャーをやってもらう」

そう言うと、雄二は無線機を取りだした

雄二「もしもし、ムッツリーニ」
ムッツ『……雄二、何のようだ』
雄二「今、代わりのピッチャーがいなくてな。お前にピッチャーをやってもらいたい」
ムッツ『……他をあたれ』
雄二「そうか。残念だな、ピッチャーをやってくれたらお前に俺の秘蔵エr」
ムッツ『……引き受けよう。渡すのは?』
雄二「試合が終わってからだ。じゃあな」

会話が終わると雄二は無線機をポケットにしまう

ムッツ「……お待たせ」
雄二「お、意外に来るの早かったな。じゃあ、頼むぜ」
ムッツ「……了解」

その後、雄二とムッツリーニはマウンドに入ってあっという間に三振をとった。ちなみに僕は姫路さんに治療してもらいながら試合を見ていた











それから僕は何とか復帰したが、後半くらいになると相手チームからどんどん点を取られ、3ー7で負けていた

日向「ターイム!!坂本、吉井、音無、土屋、こっち来い!!」

僕達三人は日向君に呼び出され、日向君の方に来て話し合いを開始した

日向「このままじゃやばいぞ……負けちまう。お前ら何かいい方法はないか?」
雄二「なら、バットで打つときに打つのはボールじゃなく、相手キャッチャーの頭を打つのはどうだ?」
明久「それか、キャッチャーがピッチャーにボールを返す時に相手にボールを思いっきり当てるとか」
ムッツ「……場合によっては相手の息の根を止めるか」
音無「お前らは卑怯なことしてグラウンドを血に染める気か!!土屋にいたってはもう相手殺してんだろ!!」
明久「音無君。世の中にはこういうことわざがあるんだよ」

僕と雄二とムッツリーニはうんうんと頷くと一緒に声を発する

明雄ム「「「卑怯汚いは敗者の戯言」」」
音無「そんなことわざは存在しない!!」
日向「おーい……俺を無視しないでくれ…」

あ、日向君の存在少し忘れてた

雄二「大丈夫だ。まだ希望はある。あいつを呼ぼう」

雄二はまた無線機を取りだした。みんな何でそんなに無線機を常備してるの?と少し疑問に感じた

雄二「もしもし、松下五段か」
松下『坂本か?一体どうした?(ズルズル)』
雄二「今、天使のチームと戦っているんだがピンチでな。助っ人を頼みたい」
松下『無理だ。今は肉うどんを食べてる最中だ(ズルズル)』
雄二「そうか。残念だな。助っ人に来てくれたら学食限定の食券の特上しゃぶ肉うd」
松下『引き受けよう。今すぐ行く(ズルズル)』

ポケットに無線機をしまう頃には松下君が来ていた

松下「来たぞ。坂本、あの話は本当だろうな?(ズルズル)」
雄二「もちろんだ。これが証拠だ」

雄二はポケットから食券を取り出して松下君に見せると、松下君は五体投与をして嬉し泣きをしていた

日向「よし!!これで一気に戦力が上がった!!じゃあ、ユイを外して松下五段をいれるぞ」
ユイ「ちょっと待ってくださぁい!!あたしは戦力じゃないんですか!?」
日向「もう一回言うが、お前は戦力外だよ。大人しくベンチに座ってりゃいいんだよ」
ユイ「だから、少しは否定しろやぁ―――!!」

何かあっちはあっちで騒いでるし……







~それから20分後~






ゆりside

校長室

ゆり「いいじゃない。あいつらやれば出来るじゃない」

3ー7で負けていた日向君のチームは今は必死に追い上げて7ー8になっていた

ゆり「このままいけば勝利することもあるわ。うふふ……天使をここまで追い詰めるなんて過去にあったかしら……ふふふ」

さっきから笑いが止まらない。これほどに愉快なことはない。だったら、思いっきり笑ってやるわ

ゆり「あ―――――――っはっはっはっはっは!!」
遊佐『ゆりっぺさん。悪役のようです……」

そんな遊佐さんの声が聞こえるもあたしは笑い続けた

ゆりsideout
 
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