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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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05月夜の黒猫団

2023年6月12日

現在の最前線は、第三十層。現在リュウヤは、次のボス攻略に備えて第二十七層にある鍛冶屋に装備のメンテナンスに来ていた。まだ店と言えるような建物はなく道端に店を開いているだけだがボス攻略の前となるとリュウヤは、この店にメンテナンスに来ている。
「今日もよろしくなリズ」
「あんたが来るってことは、もうボス攻略なんだ」
リズと呼ばれた茶髪の少女は、リュウヤから装備一式を受けとると武器のメンテナンスを始める。
「あんた一体どんなことをしたら耐久力ここまで減るのよ」
「夜中ずっと最前線の迷宮区に潜ってレベリングしてた」
「そういやあんたヒースクリフの護衛今日はいいの?」
「明日のボス攻略に備えて準備しろって言われたからな」
話している最中にリュウヤにメッセージが届く。ヒースクリフからだ。
「団長からだボスについての対策が決まったらしい」
「どんなの?」
「どうやら攻撃のしやすい片手剣を装備したプレイヤーを中心にして討伐組を組むらしいキリトを呼んでこいだとよ」
「キリトってあんたがよく話す片手剣使いのプレイヤーでしょなんかあったの?」
「少し前に下の層に素材を取りに行ってから戻ってこねーんだとりあえず生きてるんだけどな」
「そーなんだまぁいいけどボス攻略頑張りなさいよ」
リズから装備を受け取ったリュウヤは、キリトにメッセージを打ちながら転移門に向かっていく。そこであることに気づく。
「キリトのやつこの層のフィールドにいるのか」
フレンド登録しているプレイヤーがどこにいるのかを追跡することができる。ただし迷宮区にいるときは、追跡できない。リュウヤは、キリトがいるフィールドに向かっていく。


同層迷宮区

「あいつどこにいったんだ?」
リュウヤがフィールドに出てしばらくたったあとキリトの反応が消えた。死亡したわけではなく迷宮区に入ったからだ。リュウヤも迷宮区に来たがキリトを見つけられないでいた。すると突然アラームが聞こえてくる。
「アラームトラップ!!!誰かかかったのか?!」
リュウヤは、アラームがなる方に向かっていく。そこには、小さな部屋があり五人のプレイヤーが大量のモンスターに囲まれている。
「お前ら転移結晶で離脱しろ!!!」
「転移できないよキリト!!!」
「キリト!?ここにキリトがいるのか!?」
「その声リュウヤか?!」
「キリトの知り合いなのか?」
「話はあとだ!!今は、ここから生きてかえるぞ!!!」

それからどれくらいの時間がたったのかは、わからない。気づけば敵は、全ていなくなりHP もレッドゾーンに突入していた。幸いにも死者だけは、出ずにすんだ。皆疲れきってはいたが迷宮区は、危険なため町に戻ることになった。キリトの話では、下の層に来たあの日月夜の黒猫団というギルドを助けたさいに誘われて加入しホームを買おうとリーダーが出掛けたときに最前線の三つ下の層に狩に行くことになった。順調に狩りを進めていたのだが少し危険そうな場所にある宝箱に手を出してしまい罠が起動そしてリュウヤが駆けつけるまでに至るというわけだ。
「おいキリトまだ隠してることは、ないか?」
「ないこれで全部だ」
「お前と付き合いは長いからなお前が嘘ついてるかどうかぐらい直ぐにわかる。」
「ごめん皆俺実は、ビーターなんだ」
その答えに月夜の黒猫団の、メンバー(サチ、ササマル、ダッカー、テツオ)は、驚いた。それを隠していたキリトをリュウヤが思いっきり殴り飛ばしカーソルがオレンジになったため集合場所をフィールドの安全エリアに変更したのは、また別の話……………

リーダーのケイタと合流したキリトは、今回の件について謝罪した。
「ごめん俺がビーターだって隠してたから皆を怖い目に合わせてしまった………本当にごめん」
「キリトを責めないで!!キリトが危険だっていったのを無視して宝箱に手を出したのは、私達なんだから」
「何でビーターだってことを隠してたんだ?」
「俺最前線でも基本的に一人だったから………寂しかったんだでも皆みたいなアットホームな雰囲気に憧れてビーターってこと隠していれてもらったんだ………ビーターって知ったら皆に冷たくされると思って………ごめんもうギルドは、抜けるから本当にごめん」
そう言うとキリトは、足早に町に戻っていった。
「悪いな俺の連れが迷惑かけて」
「迷惑なんて思ってないさ確かに初めてあったときキリトがビーターだって知ったら冷たくしていたかもしれないでもキリトと一緒にいるうち分かったんだビーターも何も関係ない一人の人なんだって………皆が恐くないなら俺たちは、また攻略組を目指す。キリトと一緒にまた戦いたいんだ」
「私も」
「俺もだ」
「同じだ」
「今度は、キリトがいなくても最前線で戦えるようにしようぜ」
「月夜の黒猫団か………攻略組に参加するときは、連絡くれ団長に話つけとくからよ」
そう言うとリュウヤは、その場から去っていった。
「ねぇもしかしてあの人って」
「「「「「血盟騎士団のリュウヤ?!」」」」」

その後中層でトップクラスの実力を持ったギルドが現れたと攻略組の耳に入ったのは、それから半年ぐらいだった時だった。
 
 

 
後書き
サ「私の出番これだけ?!」
キ「まだ生きてるから出番があるんじゃないか?」
作「あるよサチの出番」
リ「てか俺今度は、オレンジプレイヤーかよ」 
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