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ハイスクールD×D 新訳 更新停止

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第1章
旧校舎のディアボロス
  第26話 堕神父ぶっ飛ばします!

 
前書き
イッセー、明日夏、木場、小猫 vs フリード ですが明日夏はあまり戦いません(ほぼアニメと同じです)。 

 
 俺達は現在、アーシアが捕らわれている町外れの教会の前にいた。

「……なんつう殺気だよ……」

 教会の方から殺気がビシビシと感じる。

「明日夏君の言う通り、神父も大勢いるだろうね」
「来てくれて本当にサンキューな、みんな」
「やれやれ。俺達はダチだろうが」
「僕達だって、仲間じゃないか」

 明日夏と木場が最高の言葉をくれる。

「……それに個人的に堕天使や神父は好きじゃないからね。憎いと言っても良い……」
「木場?」

 急に木場の表情が変わった。
 その事を気にしてたら、小猫ちゃんが前に出る。

「小猫ちゃん?」
「……向こうもこっちに気付いているでしょうから」

 そう言うと、思いっきりドアを蹴破ってしまう!
 そのまま、俺達は教会の中に入る。

「破棄されたとは言え、酷い有り様だな、おい……」

 明日夏の言う通り、教会の中は凄い荒れ様だった。

「確かにひでえ有り様だな」

 パチ。パチ。パチ。パチ。パチ。

「「「「ッ!?」」」」

 いきなり拍手音が聴こえてきた!

「やあ、やあ、やあ、再会だねぇ。感動的ですねぇ」
「フリードッ!」

 現れたのはイカレ神父のフリードだった!

「俺としては二度会う悪魔はいないと思ってたんですけどねぇ。だってほら、俺メチャクチャ強いんでぇ、一度出会ったら即これざんす」

 そう言いながら奴は手で首を斬る様な仕草をする。

「だからさぁ……ムカつく訳よ。俺に恥掻かせたお前らクソ悪魔やクソ人間がよぉ!特にそこのクソ人間!お前が一番、俺に恥掻かせたんだよねぇ!」

 フリードの奴が明日夏に一番殺気を向ける!

「自分の未熟さを棚に上げてんじゃねえよ、堕神父」

 明日夏はフリードの殺気に対して全く物怖じしていなかった。

「よ~し!お前殺す!」

 フリードが光の剣と拳銃を出す。
 それに対し、みんなが構えた中、俺は奴に聞く。

「アーシアはどこだ!」

 まあ、答える訳無いよ…。

「あぁ、悪魔に魅入られたクソシスターなら、そこの祭壇から繋がる地下にいるざんす」
「バカ正直に答えやがった……俺達四人を相手に勝つ気でいやがるのか?」
「当ぉ然ッ!」

 なんつう自信だよ!

「セイクリッド・ギアッ!」

 よし、行く…ゲッ!?
 俺の目の前で小猫ちゃんが長椅子を持ち上げていた!

「……潰れて」

 そのままフリードに投げ付けてしまう!

 ズバッ!

 だが、フリードはそれを剣で真っ二つにしてしまう!

「しゃらくせえんだよ、このチビ!」
「……チビ……」

 小猫ちゃんはフリードに連続で長椅子を投げ付け始めてしまう!
 どうやら、あいつは言ってはならない事を言ったしまった様だ。
 フリードは長椅子を軽々と避けるが、長椅子に姿を隠していた木場がすかさず斬り掛かる!

「しゃらくせえ!しゃらくせえッ!とにかくウゼェ!」

 あの野郎、木場のスピードに付いて行っていやがる!
 木場とフリードの剣が鍔迫り合いになる。

「やるね」
「アンタも最高だよ」
「ッ!?」

 フリードに至近距離で拳銃を突き付けられたが、木場も宙返りで撃たれた弾を避ける。

「あいつ、顔が良いだけじゃねえな」

 正直凄かった。

「良いね!良いねッ!あんた最高だよ!マジぶっ殺したいよ!」

 フリードは強敵と出会えた事に歓喜している様子だった。

「じゃあ、僕も少しだけ本気を出そうかな……」

 そう言う木場の剣が漆黒に染まる!

「フッ!」
「しゃらくせえッ!」

 そのまままた、鍔迫り合いになるが、フリードの剣の光が木場の剣に吸いとられていく!

「何だよこりゃぁッ!?」
「『光喰剣(ホーリー・イレイザー)』、光を喰らう魔剣さ」
「ッ!?テメェも神器(セイクリッド・ギア)持ちか!」
「あいつも神器(セイクリッド・ギア)を!」
「クソがぁッ!」
「後ろがお留守だぜ……独歩頂膝!」

 いつの間にか、明日夏がフリードの後ろを取っていた!

「おっと!」

 だが、奴はそれを飛んで避ける!
 ここだッ!
 俺はフリードに向かって走り出す!
 着地の瞬間は一瞬動けないはず!

Boost(ブースト)!!』

 さらに神器(セイクリッド・ギア)の力を解放する!

「しゃらくせえッ!」

 フリードが拳銃をこちらに向ける!
 今だッ!

「プロモーション『戦車(ルーク)』!」

 プロモーションした途端、フリードが撃った弾は当たっても弾け飛んでいた!
 その光景を見たフリードが真顔になる。

「マジですか?」

 マジだよ!
 『戦車(ルーク)』の特性は有り得ない防御力と…。

「馬鹿げた攻撃力ッ!」

 ドガァ!

「痛いッ!?」

 俺はフリードの野郎を思いっきり殴り飛ばしてやった!

「……ぐぅぅぅぅ……ざけんな……ざけんなよ、クソがッ!」

 そう言うと、懐から二本の剣を出して飛び掛かってきた!

「……えい!」

 ドガッ!

「痛~いっ!?」

 だが、小猫ちゃんが投げ付けた長椅子が直撃してまた吹っ飛ばされた。

「……ぐぅ……おっと!」

 すかさず、木場が斬り掛かるが、避けられてしまう。
 フリードはそのまま祭壇の上に立つ。

「俺的に悪魔に殺されるのだけは勘弁なのよね!てな訳で、はい、チャラバ!」

 カッ!

 フリードが何かを叩きつけた瞬間、辺り一面に閃光が走る!
 閃光が止むと、そこにはもうフリードはいなかった。

「あいつ、逃げやがった!?」
「ほっとけ。今はアーシアが先だろ?」
「ああ!」

 その後、小猫ちゃんに祭壇を壊してもらい、地下に続く階段を見つけた俺達は階段を駆け足で降りる!
 待ってろよ、アーシア! 
 

 
後書き
次回は千秋の無双演舞です(リアスと朱乃が空気化します)。 
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