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バカとテストと死んだ世界戦線

作者:エミル
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女子寮でのギター練習

 
前書き
テスト期間なのに投稿している私です…。後、少し変なとこはありますがそこは気にしないで下さい。それでは第13話どうぞ~ 

 
女子寮

僕と岩沢さんは女子寮に入り岩沢さんの部屋へと向かっていた。ただ、僕自身にとっては女子寮など男子が入ってはいけない男子禁制の場所…!!
──と考えているうちに自分が女装してることに違和感がなくなってきてきたのは気のせいだろうと信じたい……そう思いながらも歩を進めた。
無事バレずに、岩沢さんの部屋に着き部屋の中に入った。部屋のベットに座り、ギターを取りだして弾いていく。分からないとこや間違えたりしたら岩沢さん厳しく教えてもらいながら弾いていった


~3時間後~


岩沢「…っと、結構うまくなってきたな」
明久「ギターの弾き方も思い出してきたしね。大体大丈夫だよ。」
岩沢「そうか。それじゃあ、あたしは個室風呂でシャワーを浴びるからそれまでギターの練習をしてろよ」
明久「うん。了解」

そして、岩沢さんは服を持って個室風呂に入って行った。さぁ!僕はこれから頑張らなくっちゃ!!












岩沢side

あたしは個室風呂の中に入り服を脱いで、シャワーを浴びていた。今日のことを振り返ると、あたし達のバンドに戦線メンバーの吉井が入った。まぁ、女装させられてほとんど強制で入らせたけどな……
でも、ギターを弾く素質は結構ある。たった3時間であたし達の曲をほとんど弾けていたしあまり悪くない逸材だった。できれば、このままいて欲しいがオペレーションが終わればあいつはやめるだろうな………

岩沢「できれば、うちのバンドにいて欲しいな…」

そう名残惜しそうに呟くが、それは叶わぬ願いだろう。後、素質があるとか関係ないが女装をした時の吉井は可愛かった……本当に男なのかと疑うほど可愛かった。はぁ…なんであんなに可愛いんだろう…抱いて寝たいほどだ………

岩沢「…って、吉井は男だよな……はぁ…」

少しがっかりするが、シャワーを浴び終え個室風呂から出た。

岩沢sideout









僕は男子寮に戻るためギターを閉まって行こうとしたときに岩沢さんが個室風呂から出てきた。

岩沢「吉井ー。次は、お前が入ってこいって何してるんだ?」
明久「え?僕もう男子寮に戻るんだけどー」
岩沢「言っとくけど、もう女子寮の玄関扉は閉まっているから戻れないぞ」
明久「………え?マジで…?」
岩沢「うん、マジで」
明久「だったら、窓から飛び降りて――」
岩沢「ここ四階だぞ……死ぬのがオチだぞ」

ですよね……例え死後の世界でも痛いのはやだし、死ぬのもやだしね

岩沢「まぁ、どちらにしろ男子寮に戻れないんだから今日はここにいろよ。」
明久「…うん、分かった」

こうして、僕は岩沢さんの部屋に一泊する事になった。その後、僕もお風呂に入り今日の一日の疲れをとった。お風呂から出たあと、岩沢さんと一緒にギターの練習をした

明久「ふあぁぁ…眠い…」

時計を見ると、深夜の0時になっていた。さすがにもう眠い……

岩沢「…そうだな…寝るか…。吉井…あたしと一緒にベット寝ようぜ…」

何故か、岩沢さんがここでトンデモ発言をした。

明久「え?…ちょっと岩沢さん何で急にそんなことを言うの!?」
岩沢「別にお前女なんだからいいだろ…。」
明久「違うよ!!僕、男だからね!?」
岩沢「今のお前どこからどう見ても女だろ…だからいいだろ……」

もはや、岩沢さんは女装してる僕のことを完全に女として見ていなかった………僕の男としてのプライドが完全に壊れかけた…。次に岩沢さんが笑みを浮かべて言った。

岩沢「ほら、早くベットに入れよ。」
明久「…うん。」

僕はもう観念するしかなかった…岩沢さんは女装してる僕を完全に女として見ていない…今の僕の精神が少しだけ崩壊寸前だった
僕は岩沢さんと一緒にベットに入り、背中を向けて横になる。すると急に岩沢さんに抱かれて僕の頭はショートしそうになっていた。え!!ちょっと待って!!なんか僕の背中に柔らかいものが当たってるんだけどぉぉ――――!!

明久「ちょっと待ってよ岩沢さん!!今すぐやめ…て…」
岩沢「……すぅ……すぅ……ん…(ぎゅっ)」

そこには僕を抱いて可愛い寝顔で寝ている岩沢さんがいた。いつもクールな岩沢さんがこんなに可愛い寝顔で寝ていたら離れてなんて言えない!!結局僕はその夜、興奮してあまり眠れなかった…









岩沢「……おい…吉井……起きろ…」
明久「……ん…ふあぁ……」

目が覚めると、岩沢さんが僕を起こしていた。昨日の夜はあまり眠れなかったせいでまだ眠い…

岩沢「吉井、大丈夫か?まだ眠そうだが…」

岩沢さんが抱きついてきて、興奮して眠れなかったんだけどね…

明久「……ううん、大丈夫」
岩沢「そうか……なら、吉井。早く準備して行くぞ」
明久「……了解でーす」

僕は眠いと思いながらも準備を整え、ギターを持って岩沢さんと一緒に練習場所の空き教室に向かった




 
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