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バカとテストと死んだ世界戦線

作者:エミル
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僕とガルデモと鏡に写った物

 
前書き
段々、タイトル名が思いつかなくなりました…。そして、今回の話はアキちゃんが登場します。それでは、第11話どうぞ~ 

 
僕は目が覚めると驚愕な物を目にしてしまった……それはSSSの制服(女子バージョン)を着ていて、ウィッグを着けている僕が鏡に写っていた。どうやら僕が気絶してる間にみんなが着させたようだ…

………今は本気で泣きたい

ゆり「中々似合っているじゃない。吉井君」
雄二「ゆりっぺ。これなら完全に女にしか見えないし、ギターも弾ける。明久でいいだろ?」
明久「雄二!!ゆりさんがこんなの決めるわけ───」
ゆり「えぇ。いいわよ」
明久「分かっていたさ畜生!!」

僕が言い切る前にゆりさんが承諾した。なんて酷い人なんだ……

ゆり「じゃあ、岩沢さん。吉井君で良いわね?」
岩沢「あぁ。吉井で良いよ。一応、私のバンド仲間には秘密にしておくから大丈夫だ」
明久「…ありがとう。岩沢さん…」
岩沢「じゃあ、あたしは失礼する。ほら、吉井行くぞ」
明久「…うん」

僕は校長室を出て岩沢さんの後についていった


学習棟A棟 空き教室

岩沢「みんな、新メンバーを紹介するぞ。こいつの名前は吉井明子だ。楽器はギターをやっている。みんな仲良くしてやってくれよ」
明久「皆さん。これからよろしくお願いします。」

一応、男だとばれないよう、岩沢さんが偽名を言って紹介した。次にバンドメンバーが自己紹介をする

???「あたしの名前はひさ子。ギターをやっている。よろしく」
???「私の名前は、関根でベースをやっています♪よろしくお願いします!!」
???「私は入江って言います…楽器はドラムをやっています…よろしくお願いします…」

ひさ子さんに関根さんに入江さんか。こっちも結構個性が溢れてるなぁ……

岩沢「明子。今からいくつか曲を演奏するから。椅子に座って聴いててくれ」
明久「はい。分かりました」

そして僕は椅子に座り曲が始まるのを待っていた。ガルデモの曲ってどんなのだろう?一応、トルネードのときは聞こえるけど間近で聞いたことはない

岩沢「それじゃあ……いくぜ!!」

岩沢さん達が演奏し始めると同時に僕は鳥肌がたった。彼女達は、とても迫力のある演奏をしていた。女子だけでここまで迫力のある演奏が出来るのは少ないだろう。今、僕は彼女達の演奏を夢中になって聴いていた





彼女達の演奏が終わると僕は拍手をした。ここまで感激する演奏なんて初めてだよ!!

岩沢「拍手ありがとう。さて、これからお前がこの曲を一週間後に弾けないと駄目だからな。頑張って貰うぞ。」
明久「はい!頑張ります!!」
岩沢「じゃあ、まずギターがないと駄目だな。ひさ子、音楽室からギターを取ってきて。」
ひさ子「了解っと」

ひさ子さんは承諾すると音楽室からギターを取りに行った。すると、岩沢さんが小声で僕に話しかけてくる

岩沢「……吉井。お前、弾き方とか覚えているか?」
明久「……少しなら覚えているけど後は忘れちゃったよ」
岩沢「……なら、練習が終わった後その格好であたしと一緒に女子寮に来い。弾き方を教えてやる。」
明久「……本当!?ありがとう岩沢さん。僕の為にこんなことまでやってくれるなんて……」
岩沢「……大丈夫だ。あたしだって最初っから上手く弾けたわけないんだから、お互い様さ。とにかく、今日はあたしと一緒に行くぞ」
明久「うん。了解」
ひさ子「ただいまー。良いギター持ってきてたよ」

そして、ひさ子さんが戻ってきてギターを持ってきて僕にやった。ひさ子さんが持ってきたギターは立派なギターだった
そのギターを肩にかけて、その後、僕は彼女達の演奏を聴きながら僕はギターを弾いていた

正直余り弾けなかったけど………

そして、外はすっかり夕焼けになり今日の練習は終わった。そして僕は女装したまま岩沢さんの後をついていき、女子寮に向かった



 
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