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バカとテストと死んだ世界戦線

作者:エミル
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僕と死後の世界に来た友人と天使エリア侵入作戦

 
前書き
バカテスのメンバーをやっと登場させることが出来ました…。それでは、第10話どうぞ~ 

 
昨日、僕と雄二と音無君は男子寮に向かった時、秀吉とムッツリーニが男子寮前で倒れていた。その後僕たちは、秀吉とムッツリーニを保健室に運んで行き、ベッドで寝かせた。朝になり、僕は保健室の方に行くと秀吉とムッツリーニの姿はなく、僕は学校を探し回った。う~ん…どこに行ったんだろう?

ガシャーン!!

……あれ?…もしかして!!僕は急いで校長室に行った。校長室前に着くと、そこにいたのは秀吉だった

明久「あ!秀吉、大丈夫?」
秀吉「………お主明久かの?」
明久「うん、そうだよ。どうしたの?秀吉」
秀吉「お主は、死んでるはずなのになぜ生きているのじゃ?」
明久「あぁ、秀吉実は―――」


~説明中~

秀吉「なるほど。信じられんが、ここは死後の世界なのじゃな。そして、お主はこうして生きていると」
明久「うん。そうだよ。ちなみにムッツリーニは?」
秀吉「ムッツリーニなら、さっきお主が来る前にハンマーで吹っ飛ばされていたが。助けに行かなくてよいのか?」
明久「ううん。大丈夫。しばらくしたら生き返るから」
秀吉「本当かのう…」

僕は合言葉を言って秀吉と一緒に校長室に入った。

校長室

校長室に入ると、ゆりさんがいた

ゆり「あら、吉井君。そこにいる女の子は誰?」
明久「ゆりさん、紹介するよ。この人は木下秀吉。僕が生きている時に友達だった美少女だよ」
ゆり「そう、木下さん始めまして。私は仲村ゆりよろしく」
秀吉「うむ。仲村よ。よろしくなのじゃ。それとワシは女ではなく、おと――」
ゆり「木下さん。唐突だけど、死んだ世界戦線に入隊してくれない?一緒に天使を倒しましょう」
秀吉「……………」

何故か秀吉が苦い顔をしながら、ゆりさんを見ていた。その後、秀吉はゆりさんから詳しい話しを聞いて入隊した。ちなみにムッツリーニは、雄二に運ばれて気がついた時は、カメラを構えてゆりさんを撮っていた。やっぱりこいつは、たとえ死後の世界だろうとあまり変わらなかった。そして、ムッツリーニも話しを聞き、入隊した



校長室

今、僕たちは静かにして、岩沢さんが弾いているギターの音色を聞いていた。僕も生きていた時はギターに興味があり、弾いていたが岩沢さんのと比べると彼女の方が圧倒的に上手い。弾き終わるとゆりさんが言った。

ゆり「なぜ、新曲がバラード?」
岩沢「いけない?」
ゆり「陽動にはね…」
音無「その…陽動ってのは何だ?」

音無君が、陽動について質問して来た。ちなみに僕も分からない。

ゆり「トルネードの時、聞いてなかったの?彼女は校内でロックバンドを組んでいて一般生徒の人気を勝ち得ている。あたし達は彼らに、直接危害を加えないけど、時には利用したり、妨げになる時はその場から排除しなければならない。そういうとき、彼女達が陽動するの」
音無「NPCの癖にミーハーな奴らだな…」
日向「つまり、彼女達のバンドにはそれだけの実力と魅力がある訳だ」
明音「「へぇーー」」

僕と音無君は同時に納得した。僕もバンドをやってみたいけど、下手だから無理だ。岩沢さんが羨ましく見える

岩沢「…で、駄目なの?」
ゆり「うーん…バラードじゃね…しんみり聞き入っていたら、あたし達が派手に立ち振る舞えないじゃない。」
岩沢「そう、じゃあボツね」
ゆり「それじゃあ、気を取り直して総員に通達する。吉井君、音無君。カーテンを閉めて」

そして、僕と音無君はカーテンを閉めた。オペレーションをするのだろう

ゆり「これから、天使エリア侵入作戦のリベンジの説明をするわ。作戦の決行は、三日後よ」
高松「確か、それは前に失敗して──」
ゆり「そうならないよう、今回は頼りになる助っ人がいるわ。出てきて」

すると、ゆりさんの後ろからその人が登場した。眼鏡をかけていて、髪は短く、髪の色はオレンジ色だった。

???「よろしく」
大山「椅子の後ろから……」
高松「…眼鏡被り……」
野田「ゆりっぺ、なんの冗談だ?」
藤巻「そんなやつが役に立つのか?」
ゆり「まぁまぁ、そう言わないで」

確かに、本当に役に立つのだろうか?すると、野田君がその人に近寄ってハルバードを向けた

野田「はぁ!なら…試してやる!!」
雄音「「お前、友達いないだろ」」

それは同意だ。すると、眼鏡をかけた男の子は笑みを浮かべて野田君にこう言った

???「3.1415926535897932384626(以下省略)」
野田「ぐわあぁぁぁぁぁ!!!!!!やめろぉぉ!!」

眼鏡の男の子が言ったのは、円周率だった。野田君にとっては呪詛の言葉に聞こえただろう

松下「円周率だと…!!」
高松「…眼鏡被り……」
大山「やめて上げて!!その人は、アホなんだ!!」
ゆり「そう、この通りあたし達にはアホが多いわ」
雄音「「お前が言うな……『バァン!バァン!』すまん」」

音無君と雄二が同時にツッコミを入れると、ゆりさんが銃で二人の頭上付近を撃って、同時に二人は謝っていた。この二人意外と気が合うんじゃないかな?

ゆり「そこで、天才ハッカーである竹山君に協力してもらうわ。天使エリアにあるデータを全部解析するわ。頼むわよ、竹山君」
竹山「皆さん。僕のことはクライストとお呼びください」
ゆり「そのためにはガルデモは頑張ってもらわないとね。岩沢さん、出来るわね?」
岩沢「OK、と言いたい所だけどギターのやつが一人欲しいな。誰かギター弾けないか?」
「「「「………………」」」」

みんな一斉に静かになる。僕は弾けるけど、下手なので当然無理だが、その前に、ガルデモのメンバーは女子しかいなく、男の僕たちは無理だ

雄二「なら、明久が良いな。お前、一応ギターやってたしな」
秀吉「うむ。確かにいいのう」
ムッツ「……適任」

何故か雄二と秀吉とムッツリーニが僕を推薦した

明久「…雄二、秀吉、ムッツリーニ。何を言っているの?確かに僕はギターを弾けるけど岩沢さんと比べるとあまりにも下手だよ。それ以前に、ガルデモは女子しかいないんだよ!!男の僕が出来る訳ないじゃないか!!」

僕は反論するが僕の言葉には耳も貸さず、雄二はムッツリーニからスタンガンを受け取っていた。………え?ちょっと待って!!

雄二「少しだけ寝てろ。久」

ビビビビビビッ!!!!

明久「あばばばばばばッ!!!!!!」

雄二は僕の身体にスタンガンを押し付けて、そのまま僕は気を失った







 
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