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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者

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蒼い騎士と衝撃の砲手

グライナルリーゼズ総指令室

「その後の目標は?」
「エヴァンゲリオン参号機を撃破後、周囲を移動してジオフロントへの道を見つけようとしています」

中央の大型モニターには腹部の部分から真っ二つになっている哀れな参号機が横たわっており、その周囲を使徒は移動し、時折ビルを切り裂きながら

「シンキと闇夜は?」
「既に目標までの距離は1800の距離です」
「よし、既にネルフには既に指揮権は無い。コアスプレンダー及びヴァイサーガ発進だ」


輸送機内部、カタパルト


『シンキ君、発進許可が下りたわよ。それで今回はなんのシルエットで行く?』
「奴はサキエル以上に接近戦に特化しています。ソードシルエットで叩き潰す物良いですけど、今回は闇夜お兄さんがいるのでブラストシルエットでお願いします」
『了解』

シンキは既にコアスプレンダーに乗り込んでおり、内部で管制官とやり取りをしていた。そしてそのやり取りも終わり、機体チェックも終わり気を引き締めると、モニターに闇夜の姿が映る

『シンキ、まずは俺の方で奴の体勢を崩すからその間に合体してくれ』
「了解しました。それではシンキ・ナンブ、コアスプレンダー出撃します!!」

シンキは一気にスロットルを開いて、輸送機から飛び出した。その後を追う様にチェストフライヤ―とレッグフライヤーが飛び出す

『ヴァイサーガ発進準備完了しました!タイミングは闇夜さんに渡します!』
「了解した。八雲 闇夜、ヴァイサーガ出るぞ!!」

コアスプレンダーの後のパーツ達の後に飛びだしたのは巨大な蒼だった。まず目についたのは腕部、肩部、胸部、頭部の一部を鮮やかに彩る蒼だった。まるで青空の様な色合いをしている。そして胸部の一部、脚部、黒い装甲、肩部と手の甲に装備されているクロー。そして背には真っ赤なマントを纏い、そのマントの下には自らの大きさとほぼ同じ大きさ、40メートル近い長剣を背負っていた。そして肩部、胸部、手の甲、腹部には鮮やかで美しい翠色の宝玉の様な物が納めらえていた。これこそ、八雲 闇夜が駆る特機、『ヴァイサーガ』である

「さてと、まずはこいつだ。烈火刃!!」

そう言って闇夜はヴァイサーガの手に5本の苦無を手に取り、それをシャムシェルに向かって投げつける。苦無は真っ直ぐシャムシェルに向かって行き、当たり前のようにATフィールドを貫通しコア周囲に突き刺さった。そして烈火刃は爆発するかのように燃え上がり、シャルシェルは身体を大きく揺らす

その隙にシンキはチェストフライヤ―とレッグフライヤーと素早く合体する。瞬く間に一機のモビルスーツが完成し、その背面ブラストシルエットが合体する、インパルスの全長と同じ程の大きさの太い砲身のビーム砲にレールガン、その他にミサイルポッドまで備えたシルエットだ。機体は色付く、四肢が白く、胸部と型が黒と暗緑色へと変わる。インパルスはシルエットごとに消費する電力が違う為、装着するシルエットごとに性能が代わりフェイズシフト装甲が採用されている。シルエットごとにPS装甲は最適化を行い、それによって吉あの消費電力を抑えている。これを『可変相転移装甲(VPS)』という。色が代わるのは最適化を行った時に起こる副作用の様な物だ

「まずは様子見・・・」

シンキはロックオンを付ける為にスコープを覗き込み、シャルシェルに照準を合わせる。そしてトリガーを引いた。肩部に装備された2門のレールガンが火を噴き、シャムシェルに向かっていく。シャムシェルはATフィールドではなく、光の鞭でレールガンを受け止めようとするが自身の鞭の速度を超えて接近するレールガンを受け止める事など出来る訳も無くレールガンは直撃してシャムシェルは倒れ込む。インパルスも着地して今度は巨大なビーム砲、ケルベロスを構える

「はぁぁあああ!!!」

シャムシェルが倒れ込んだのに合わせて背負っていた剣『五大剣』を引き抜き、振り被る様な体勢を取って一気に降下してシャムシェルに切りかかった。そして五大剣はシャムシェルの頭部の一部、1対の鞭を切り落とした

「今だシンキ!!」
「了解!!」

ヴァイサーガが飛びあがるとその背後からケルベロスから放たれたビームがシャムシェルに襲い掛かった。タイミングを見誤れば味方に当たってしまう物だが、ヴァイサーガでビームが見えないので有効な手である。ビームはシャムシェルのコアの周囲を貫通してそのまま周囲の兵装ビルを焼き払った。だがそんな事は気にしない。人類を救う為には安過ぎる犠牲だ。余談だが、シャルシェルが破壊したのも含めると、第三新東京市の兵装ビルの73%が壊滅した事になる。その内、0.8%は今のシンキの砲撃だったりする。シャムシェルは完全に倒れ込み、動かなくなったがコアはまだ破壊出来ていない。そこへヴァイサーガが降り立ち、残った鞭を切り落としてコアに添える五大剣を当てて、コアの周りを一周させる様に剣を振うと、コアだけをシャムシェルから抜き取ったのだ。そしてヴァイサーガはそれを思いっきり上に投げると、そこへインパルスから放たれた大量のミサイルが打ち込まれて、コアは完全に破壊される

こうして第4使徒もグライナルリーゼズによって殲滅された。ネルフは敗北を味わい、更に参号機を大破と言う醜態を曝した。 
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