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ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟最大の戦い

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第六話 決戦!宇宙人連合その八

「征服しがいがないというもので」
「それで我等を退けるというならよし」
 ミステラー星人が言う。
「だがそれが成らなかったならば」
「わかっているだろう」
 次に言ったのはファイアー星人であった。
「貴様等も地球もない」
 今それをテンペラー星人がはっきりと宣言した。
「それはわかっているな」
「生憎だが」
 ナックル星人にもまた余裕が見られた。
「我々もそう簡単にはやられはしないぞ」
「この力見せてやろう」
 ガッツ星人が宣言してきた。
「宇宙でそれぞれ屈指の勢力を誇る我等のな」
「言っておくがこの期に及んで小細工を弄するつもりはない」
 ヒッポリト星人が今それを述べる。
「この手で倒してやろう」
「そうだ」
 メフィラス星人の弟も言う。
「卑怯も糸瓜もないが。今度は違う」
「そういうことだ。我々としても異存はない」
 それ等の意見を総括してメフィラス星人が述べてきた。
「では行くぞ、ウルトラ戦士達よ」
「よし!」
 こうして今決戦がはじまった。まずは80とメトロン星人が激突した。
「ムン!」
 80はチョップを繰り出す。だがそれはメトロン星人によってあえなくかわされてしまった。
「甘いな」
「くっ!」
「言い忘れていたことがある」
 メトロン星人は攻撃をかわした後で80に対して述べてきた。
「我がメトロン星人は実際に刃を交えて負けたことはないのだ」
「何だとて!?」
 補佐官が今の発言を聞いて目を丸くさせていた。
「ただ悪賢いだけじゃなかったのか」
「そういえばあいつ何かエースと闘ってた時はかなり多彩でしたよ」
「そういえばそうだった」
 補佐官はそれを言われてまた思い出したくないものを思い出した。
「やっぱり洒落にならない奴だ」
「今それを君にも教えよう」
「教えられようとも私も負けるわけにはいかない」
 80は攻撃に転じてきたメトロン星人に対して言い返す。
「何故なら私も地球を守らなくてはならないからな」
「面白い。それでは」
 一旦間合いを開けてきた。そして両手から光線を放ってきた。
「これでどうだっ」
「くっ」
 その横ではエースがカタン星人と闘っている。エースは闘いながら何かを警戒しているようであった。
「フフフ、どうしたウルトラマンエースよ」
 カタン星人はそんなエースを見て笑ってきた。
「今日はやけに大人しいではないか」
「大人しいのではない」
 エースは彼にそう言い返す。
「カタン星人、貴様のことはもう知っている」
「ほう」
 カタン星人はエースのその言葉に笑ってきた。
「私のことがわかっているというのか」
「そうだ、何をしてきても無駄だ」
 エースは今それを言う。
「この俺にはな。通用しない」
「ではそれを警戒しているがいい」
「何だとっ」
「私はそのまま闘わせてもらうからな」
「ぬうっ」
 カタン星人は何かを警戒して防戦気味のエースを次第に押そうとしていく。しかしエースもそれは踏み止まり今は持ち応えていた。
 タロウはファイアー星人との一騎打ちの最中であった。やはりファイアー星人は炎を放ってくる。
「さあ、どうしたウルトラマンタロウよ」
 ファイアー星人はタロウに対して言う。
 
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