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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第九幕その四

「流石にソ連軍は論外でもね」
「それはいいことだね」
「本当にね」
「僕達の母国が国際法を守っていたことは」
「本当にね」
「騎士道もあるしね」
 この倫理観もというのです。
「比較的ね」
「国際法を守って」
「そして戦っていたんだね」
「二次大戦でも」
「そして今もね、むしろ今の方がね」
 現代の方がというのです。
「国際法を守っているね」
「イギリス軍はだね」
「そうなんだね」
「何と言っても」
「嬉しいことにね、ちなみに僕が思う国際法を最も守らない軍隊は」 
 それはどの国の軍隊かといいますと。
「北朝鮮軍だね」
「あの軍隊はそうだね」
 トートーは先生の言葉に頷きました。
「核兵器だけじゃないからね」
「生物兵器とか毒ガスも持ってるんだよね」
 ジップも言います。
「聞く限りだと」
「やりたい放題の国だから」  
 それでと言うポリネシアでした。
「国際法なんて知ったことかよね」
「むしろ国際法を守る方が奇跡だね」
「あの国自体がね」
 チープサイドの家族はこうお話しました。
「国際社会の決まり全く無視してるし」
「自分達さえよければいいだから」
「ならず者国家っていうけれど」
 それでもと言うダブダブでした。
「それって法律を守っていないってことだからね」
「国際法を守る筈がないね」 
 ホワイティは断言しました。
「そんな軍隊他にもあるだろうけれど」
「ワーストはあそこね」
 ガブガブも言い切ります。
「私も文句なしで言えるわ」
「先生の言う通りだよ」
 老馬は先生に言いました。
「あの国の軍隊は国際法なんて守らないよ」
「将軍様がやれって言ったことをやるね」
「他にはないね」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「何といってもね」
「将軍様が全ての国だしね」
「皆もそう思うね、あの国は国際社会の決まりなんて全く無視するし」
 先生は再びお話しました。
「そしてね」
「そのうえでだよね」
「国際法も無視して」
「いざという時は何だってするね」
「どんな酷いことも」
「うん、ただあの国は食べものがなくて」
 先生はこの国のこのお話もするのでした。
「燃料も資源も物資もないからね」
「何もないよね」
「そうした意味でも酷い国だね」
「将軍様だけ肥え太って」
「他の皆は何もないから」
「そうした状況がずっと続いているから」
 だからだというのです。 
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