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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第五幕その四

「先生でもないとね」
「そうそうわからないね」
「先生は日本語の方言も学んでいるから」 
 トートーはそれでと言いました。
「わかるけれどね」
「うん、ただ僕もそのままでお話されたら」
 その薩摩弁をです。
「わからないね」
「そうなんだね」
「先生でも」
「あまりにも独特だから」
「日本の方言の中でも」
「津軽弁もだけれどね」
 こちらの方言もというのです。
「かなりわかりにくいよ」
「言葉の訛りがね」
「かなり凄いから」
「それでだね」
「わからないよ、そして堀与さんの言葉はね」
 ミルクティーを一口飲んで言いました。
「それがあったよ」
「ううん、そうなんだね」
「普通にお話していても」
「英語でも」
「そうなのね」
「あと国際法についてね」
 先生は堀与さんがお話してくれたこのことについてもお話しました。
「かなりの知識があったね」
「海自さんって国際法かなり学んでるんだったね」
「特に士官の人は」
「そのうえで勤務しているのよね」
「国際法を常に守って」
「自衛隊は真面目に守っているよ」
 その国際法をというのです。
「世界一と言っていいんじゃないかな」
「そのこともいいことだね」
「そうしたものを守ることも」
「ちゃんと学んでね」
「そのうえでということは」
「このことは戦前からでね」
 国際法を学んでいることはです。
「東郷平八郎さんは国際法の権威でもあったんだ」
「へえ、そうだったんだ」
「あの人国際法の権威でもあったのね」
「ただ提督として優れていただけでなくて」
「国際法にも詳しかったんだ」
「そうだったんだ」 
 このこともお話するのでした。
「あの人はね」
「成程ね」
「そのことははじめて知ったけれど」
「ただ軍人として立派であるだけでなくて」
「国際法にも詳しい」
「そうした意味でも優れていたんだ」
 そうだったというのです。
「最高の軍人と言ってよかったんだ」
「ううん、尚更凄いね」
「立派な軍人だったんだ」
「本当に」
「国際法に詳しいということでも」
「僕も調べていて唸ったよ」 
 先生はそうなったというのです。
「凄い提督さんだと思っていたけれど」
「それだけじゃなくて」
「国際法の権威でもあって」
「そちらでも凄かった」
「そんな人だったんだね」
「そのことをちゃんとね」
 それこそというのです。
「学んでいくとね」
「いいね」
「そうだね」
「あの人について詳しく学ぶ」
「そうしていくことだね」
「日本人もね、そういえば」
 ここで先生はふと気付いて言いました。 
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