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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第二幕その十三

「こんな人達みたいだね」
「最低と呼んでもまだ足りない」
「そんな人達だね」
「上本町のお店の人みたいな」
「そうだね」
「この人はあんまりだけれどね」
 流石にというのです。
「冗談抜きで生きていてね」
「果たして価値があるか」
「そのレベルだね」
「もうそれこそ」
「人としてね」
「人の痛みや苦しみ、悲しみがわからなくて」
 そうしてというのです。
「わかろうともしないならね」
「法律の大事さもわかってないし」
「世の中が何もわかっていない」
「肯定している人達の実態もそうで」
「そんな人ならね」
「もうね」 
 それこそというのです。
「人ですらない、生きものとしてもね」
「そこまでいくとね」
「僕達も思うからね」
「どうにもならないって」
「そうね」
「そうだね、だったら」
 先生はさらに言いました。
「駄目過ぎるね」
「全くだね」
「本当に」
「もうおしまい」
「そう言うまでに」
「そう思うよ、どういう考えなのか」
 それこそと言う先生でした。
「わからない位だよ」
「権力に反対するならテロしてもいい」
「無差別に関係ない人殺していい」
「自分達の邪魔な人を子供まで殺していい」
「それで国家権力はしたら駄目」
「それじゃあね」
「命は命でね」
 このことは変わらないというのです。
「そして殺された人達のことや遺族の人達の気持ちを考えないしようともしないのならそれこそだよ」
「人間ですらないね」
「生きものでもないね」
「最早ね」
「この世にあるね、餓鬼だよ」
 先生はこの存在だとお話しました。
「最早ね」
「仏教にある」
「あの餓鬼だね」
「いつも餓えて渇いている」
「あの存在だね」
「あまりにも浅ましくて下劣だと」
 そうした人ならというのです。
「餓鬼になるけれど」
「そうした人も餓鬼だね」
「最早そうなっているのね」
「身体は人間だけれど」
「そうだと思うよ、だからその人は死ねばね」
 その時はといいますと。
「仏教の考えではね」
「餓鬼になって」
「そしてずっと苦しむことになるね」
「そうなるのね」
「間違いなくね、そうなったらおしまいだよ」
 実にと言う先生でした、そしてです。
 先生は皆とさらにお話していきました、舞鶴に行くことが決まったうえで。 
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