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ドリトル先生と桜島

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第十幕その八

「その恨みかね」
「そんなこと言ったんだね」
「人間ですらない発言を」
「今お話している大臣みたいな」
「そんな発言をしたんだ」
「それでそれまでも人間性が問題視されていたけれど」
 そのアニメ監督はというのです。
「完全にね」
「駄目だってわかったんだね」
「その最低過ぎる発言で」
「そうなったんだね」
「その後で事件を揶揄する様なことも言ったしね」
 さらにというのです。
「今アニメのお仕事してないよ」
「というかもう出来ないよね」
「お仕事が出来る出来ない以前よ」
「人間として最低過ぎるから」
「どうしようもないわ」
「僕もそう思うよ」 
 皆と一緒にしゃぶしゃぶに入れたおうどんを食べつつ頷く先生でした。
「幾ら何でもね」
「最低過ぎてね」
「大臣と同じで」
「人間ですらないわね」
「そこまで酷いと」
「その時の選挙ではこの監督みたいな人がかなり多い政党に投票してしまって」
 当時の日本の人達はというのです。
「その結果ね」
「そうなった」
「震災でも宮崎でも」
「国防も経済も酷いことになって」
「全てが大変なことになったのね」
「それで次の選挙でその政権は倒れたよ」
 そうなったというのです。
「最低なことばかりして全く反省しなかったからね」
「それで日本人もわかったのね」
「もうこんな政権は駄目だ」
「代えないといけない」
「自分達の選択は間違いだったって」
「そうなったよ、しかしね」
 それでもというのです。
「震災の対応の酷さの名残とね」
「宮崎のことは戻らないね」
「最低の政権を選んだ結果は」
「それは」
「そうだよ、民主政治はちゃんと人を見て投票する」
 このことがというのです。
「絶対にね」
「マスコミの言うことを鵜呑みにしない」
「ちゃんと人や政党を見て投票をする」
「せめて最低は選ばない」
「それが大事ね」
「うん、まあイギリスでもね」
 先生は産まれたお国のことも思いました。
「あの変な元首相はね」
「EU離脱の原因にもなった」
「あの人だね」
「元々素行に問題があったね」
「マスコミにいた時から」
「とぼけた振りをしていてね」
 その実はというのです。
「物凄くね」
「悪い人だよね」
「それも卑しい類の」
「そんな人だね」
「そんな話が最初からあって」 
 そしてというのです。
「政界の道化師とか言われていたね」
「ピエロだね」
「わざとピエロを演じている」
「そんな人だね」
「ピエロは一見面白いよ」
 そうした人だというのです。 
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