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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十六話 種族を超えてその五

「またサイガになりたかった」
「そうして俺達とか」
「戦いたかった」
 変身を解いた如月に答えた。
「本当に」
「そうか、しかしそれはだ」
「今の俺は持っていない」
「だから諦めるしかないな」
「そうだな、だが悪い戦いでなかった」
 こうも言うのだった。
「また戦いたい」
「そうか、じゃあまたな」
「会おう」
 この言葉を遺してだった。
 レオは青い炎を身体に出し灰となって消えた、もう一度サイガになりたかった男も戦いの舞台から消えた。
「さて、上の上の戦いをしましょう」
「そうね、一切容赦はしないわよ」
「全力で倒してあげます」
 ステラと珠雫が応えた。
「若し敗れればお父様の首を差し出します」
「いや、あんたここにいない人の名前出しても」
「いい機会なのでここで消しておきます」
 珠雫はステラにきっとなった顔で述べた。
「私がお家を継ぐ時にはどうせ、ですし」
「あんたがお家継ぐの?」
「お兄様は忌々しいことに貴女と一緒になりますし」
 ステラを睨み据えての言葉だった。
「大兄様は」
「一切興味がない」
 王馬が答えてきた。
「俺はそうしたことにはな」
「ですから私が継ぎますので」
「それでなのね」
「その時はお兄様を愚弄した輩は全てです」
「粛清するのね」
「その中にお父様も当然です」
 言うまでもなくというのだ。
「それだけのことなので」
「全く、あんたも難しいわね」
「そうしたことはしないで欲しいけれどね」
 一輝も言ってきた。
「僕としては」
「そういう訳にはいきません」
「そこを穏便にね」
「そうだな、だがこの戦いは穏便にはいかない」
 操真がここで言ってきた。
「生憎だがな」
「そうですね、村上社長つまり」
「ローズオルフェノクだ」
「そうでしたね」
「ラッキークローバーにも負けないまでのだ」
「最強郭のオルフェノクでしたね」
「その通りです、まさに私は上の上のオルフェノクです」
 村上峡児自身もこう言った。
「その私がお相手をします」
「この戦い間違いなく大変なものになりますね」
 刀華も真剣な目で言う。
「気を引き締めていきましょう」
「ったくよ、おっさんもそのつもりだしな」
 幽衣は戦意に満ちた村上を見て言った。
「じゃあやるか」
「はい、では楽しみましょう」 
 村上はこの言葉と共にローズオルフェノクになった、そして。
 ライダー達もそれぞれの最強フォームになった、そのうえで仲間達と共に戦いに入った。そうしてだった。
 戦いに入るとローズオルフェノクは早速だった。
 薔薇の花びらの吹雪を出して攻撃してきた、それだけでなく。
 接近戦も強くだ、蔵人も歯噛みした。
「魔人でもだよな」
「わっち一人でも勝てんぞ」
 その魔人の寧音が言ってきた。
「生憎だがな」
「そうだよな」
「うむ、こ奴は化けものだ」
 こう蔵人に話した。 
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