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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十四話 無限の死闘その一

                第五百三十四話  無限の死闘
 飛鳥はビシュヌ、フードに身を包んだ彼女を見て思わず声を漏らした。
「何て気なの?」
「こいつも大幹部だしな」
 葛城も言った。
「それだけにな」
「物凄い気ですね」
「ああ、強いのがわかるよな」
「それだけで」
「ゴルゴム三神官の一人だ」
 斬鬼が言ってきた。
「その強さは本物だ」
「そうでしたね」
「空を飛ぶ」
 斬鬼はビシュヌの怪人態の話もした。
「そのことには気をつけろ」
「はい、データ通りですね」
「そうだ、そのことも含めてかなりの強さだ」
「さあ来るのです」
 ビシュヌは妖しい笑みを浮かべて言ってきた。
「相手をして差し上げましょう」
「ああ、そうしてやる」
「倒してやるわよ!」
 焔の言葉に未来が続いた。
「これまでもそうしてきたしね」
「あんたもそうしてやるさ」
「その意気です。では参ります」
 妖しい笑みのままだった。
 ビシュヌはフードを勢いよく脱ぎ捨て怪人の姿を表した、そうして空に舞い上がる。その彼女を見てだった。
 響鬼は飛鳥達に言った。
「最初から遠慮なくいこうな」
「遠慮していては負けますね」
「俺達がな」 
 斑鳩に対して答えた。
「そうなるからな」
「はい、それでは」
「行こうな」
 大人の笑顔を見せてだった。
 響鬼は最初から赤い姿になった、他の面々も鬼となった。
 そうして戦うがやはり空を高速で飛ぶビシュヌは強い、詠は跳んで戦いつつも飛ぶ彼女には苦戦して思わず歯噛みした。
「くっ、データ以上のお強さですわ」
「そうじゃのう、空を飛べるとじゃ」
 日影が言ってきた。
「その分ぜよ」
「有利ですわね」
「そうぜよ、しかしわし等もこれまでじゃ」
「これ位の戦いはしてきましたわ」
「なら焦らんとじゃ」
「落ち着いて戦うことですわね」
「それが一番ぜよ」
「跳ぶだけでも工夫次第で飛ぶ奴にも負けへんで」
 西鬼が言ってきた。
「ましてこっちは大人数や」
「敵は一人だがな」
 柳生は身構えつつ述べた。
「それならだな」
「そや、負ける道理はないわ」
「全くだ、それに今は出し惜しみすることもない」
 柳生はここでこうも言った。
 そしてだ、水着になってまた言った。
「俺達も攻撃に全て賭ける」
「そうね、どちらにしろダメージを受けたら大きいものになるわ」
 春花は柳生の言葉に頷いた。
「それならね」
「ノーガードだ」
「それで攻めていきましょう」
 忍の少女達はこう話してだった。
 全員水着になって戦う、もうダメージよりも強力な攻撃をぶつけることのみを考えた戦いになっていた。
 そして最後にだった。
 音撃戦士達の全攻撃が直撃し。
 さしものビシュヌも地に落ちた、そうして忌々し気に言った。 
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