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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十三話 果てしなき激戦その十七

「わしにも正体がありだ」
「サザンクロスがそれですね」
「これからその姿で戦おう」
「わかりました、それじゃあ」
「行くぞ」 
 また不敵に笑ってだった。
 暗闇大使はサザンクロスとなった、そしてだった。
 ライダー達はそれぞれの最強フォームになり春雪達も変身した、グリーン=グランデ達はそのままの姿なので即座にだった。
 戦闘に入った、サザンクロスは無数の大砲で全方位に砲撃を放つが。
 その砲撃を見てだった、千百合は言った。
「これは簡単にはね」
「ええ、近寄れないわ」
「弾幕になってるわ」
 由仁子と楓子が応えた。
「それも狙ってるわね」
「攻撃しているだけに」
「どうして攻めようかしら」
「案ずるな、幾ら弾幕を作っても攻められる」
 ギャレンは千百合達のところに来て述べた。
「隙は必ずあるからな」
「そうね、何秒かでも砲撃に隙があるわ」 
 パープル=ソーンはその砲撃を見て話した。
「そして大砲と大砲の間にもよ」
「隙があるな」
「確かにね」
「そこを見付けてだ」
 そうしてというのだ。
「攻めればいい」
「そういうことですね、完全に死角がないとか」
「そんなことは有り得ない」 
 ギャレンは千百合にも話した。
「だから今からだ」
「それを見付けてですね」
「攻めていくぞ」
「そうします」
「全員散開だ」
 ギャレンは仲間達にあらためて告げた。
「集まっていると狙われるしな」
「爆発一つで多くの人がダメージを受けるわ」
 雪姫はこのことを話した。
「だから尚更ね」
「そうだ、そうしてそれぞれ相手の隙を見付けてだ」
 サザンクロスのそれをというのだ。
「戦っていくぞ」
「わかりました」
 戦士達はギャレンの言葉に頷いてだった。
 散開しての戦闘に入った、その中で一人ひとりここだという場所を見出した、そしてそこからだった。
 攻撃を仕掛ける、サザンクロスの激しい砲撃の中でも確かに隙はあった。そこを衝いて戦っていき。
 最後はライダー達の総攻撃を受けサザンクロスの殻が割れ暗闇大使の姿となった。すると眉を顰めさせて言った。
「またダモンと地獄で共にいることになるか」
「地獄大使とか」
「うむ、これも腐れ縁か」  
 相川に応えて述べた。
「忌々しいがな」
「相変わらずの様だな」
「あ奴とは因縁があり過ぎる」
 相川にこうも述べた。
「だからだ」
「地獄でも争っているか」
「そうしている、しかしそれもまたよし」
 腐れ縁についてだ、暗闇大使は笑って話した。
「精々あいつを悔しがらせてやろう」
「わかった、なら地獄に戻れ」
 相川はその暗闇大使に冷静に述べた、他の戦士達ももう変身を解いている。
「そしてだ」
「うむ、また機会があれば戦おう」
「その時まで待っていてやる」
「その言葉痛み入る」
 最後ににやりと笑ってだった。
 暗闇大使も倒れ爆発の中に消えた、だが戦いはまだ続くのだった。


第五百三十三話   完


                   2022・8・23 
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