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オズのボームさん

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第十一幕その四

「終わりが近くなってきたね」
「ええ、じゃあ最後までね」
 ドロシーは最初の冒険の時からの親友である三人に言いました。
「やっていきましょう」
「今日もね」
「今から五時までね」
「休憩もしながらやっていこう」
 かかしと樵、臆病ライオンも応えてでした。
 皆でこの日も整頓をはじめました、するとです。
 壁を見てです、ボームさんは言いました。
「ピカピカになってきたね」
「そうですね」
 カルロスはその壁をお掃除しつつボームさんに応えました。
「整頓それにお掃除をはじめた時は汚れていたのに」
「シミとかもあったのに」
 ジョージも言いました。
「それがもうですね」
「本当にピカピカになっていますね」
 恵梨香もその壁を見て言います。
「そうなっていますね」
「お掃除をしたからですね」
 ナターシャは唸って言いました。
「だからですね」
「お掃除をしていったら」
 それならとです、神宝は言うのでした。
「こうなるんですね」
「そうだよ、続けていったら結果は出るよ」
 ボームさんは五人に応えて言いました。
「絶対にね」
「そうですよね」
「その時すぐに出なくても」
「結果は出ますね」
「続けていけば」
「そうですね」
「それは遥か先だったりするけれどね」
 今すぐとは限らないというのです。
「出るよ」
「そうですね、何かです」
「すぐに結果を出せとか言う人いますけれど」
「そう言う人って努力しないですね」
「他の人には言っても」
「自分はそうですね」
「そうだよ、結果はだよ」 
 まさにというのです。
「人の目ではわからない時があるけれどね」
「それでもですね」
「それは出ますね」
「絶対にですね」
「だからですね」
「そういうことを言う人はですね」
「よくないよ、エジソンさんだって結果が中々出ない時はあったよ」 
 この人もというのです。
「外の世界でもね。そしてエジソンさんもやっていっているから」
「発明が出来ていますね」
「何でも」
「そうなっていますね」
「無理とか思わないで」
「ゼロからでもですね」
「やっていっているんだ、駄目な人は何をやっても駄目なら」 
 そう言うならというのです。
「人間努力をする意味がないよ」
「そうですよね」
「そんなこと言ったら」
「何にもならないですね」
「本当に」
「はじまりもしないですね」
「誰でも最初は出来ないものだよ」
 ボームさんは壁を拭きながら言いました、神宝達と一緒に魔法のお薬を飲んで壁に立つ様にしてモップをかけています。
「けれどつぎはぎ娘も言っていたね」
「はい、さっき」
「百回でもそれ以上も練習したら」
「どんなダンスでも出来る」
「そうなるって言っていました」
「そうでした」
 五人は本棚に本を踊りながら入れているつぎはぎ娘を見てボームさんに答えました。 
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