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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十話 サラミスの海戦その七

「しないからな」
「それだけで全く違います」
「それだけトラウマだったんだな」
「貧乏の次に」
「そう言うと あまり じゃない」
 ギリシアは言った。
「破産しても 気にしない」
「いや、そこは気にするである」
「絶対に駄目だぞそれは」
 さしものガビルとゲルドも驚いた。
「お主前から思っていたが」
「お金に無頓着過ぎますぞ」
「破産しても やって いける」
 だがギリシアは平然として言った。
「問題 なし」
「問題あるからな」
 仮面のアルデバランも難しい声だった。
「兄弟、流石にそれは駄目だぜ」
「お金なんてすぐに使ってまうけどな」
 神のロキも言った。
「しかしギリシヤさんは何かちゃうな」
「お金の使い方が悪い」
 建御雷は一言で指摘した。
「働いていてもな」
「全くです、お気をつけ下さい」
 クーファも見ていられないといった顔だった。
「さもないとまた破産です」
「その時は その時」
「そのお考えが駄目ですが」
「気に しない」
 あくまでこう言うギリシアだった、だが戦闘に出ればしっかりと戦った。戦局はそうして続いていた。
 鬼太郎は戦いつつ言った。
「ネオショッカーの怪人達は多彩だから」
「ええ、一体ごとに対策をしっかりしませんと」
 隣で戦うネルヴァが応えた。
「いけませんわね」
「その通りだよ」
「わたくしにしましても」
「ネルヴァは大丈夫だ」
 ユリウスは二人と共に戦いつつ言ってきた。
「出来ている」
「そうですの」
「だから安心していい」
「どうもわたくし最近自信がないので」
「自信持っていいよ」
 鬼太郎も言ってきた。
「充分戦えているから」
「でしたらいいですが」
「そうだ、それにだ」
 ユリウスがまた言ってきた。
「君は色々言われているがな」
「メリダにしたことですわね」
「今もな、しかしだ」
 それでもというのだ。
「皆わかっている」
「そうですの」
「君が過去を心から反省してだ」
 そしてというのだ。
「行いをあらためていることをな」
「そうですの」
「だからだ」 
 それでというのだ。
「安心していい」
「認めていますの」
「誰もがな」
「メリダはいい娘よ」
 オーティーもGー12の姿で言ってきた。
「あたしが保証するわよ」
「いつもメリダだけじゃなく私達を助けてくれる」
 うつつもGー99の姿で戦いつつ言う。
「いい娘」
「過去は過去だ」
 ユリウスはまた言った、ここでは鬼太郎と共に主力になっている。
「問題は何時か」
「今ですのね」
「そうだ」
 まさにというのだ。 
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