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オズのボームさん

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第四幕その八

「懐かしい感じもしてね」
「それはあるね」
 大尉もそれはと答えました。
「実際に」
「そうだよね」
「そしてシンプルでいてね」 
「それがかえってかな」
「面白いんだ」
「今観たら本当に何でもないゲームよね」
 つぎはぎ娘もプレイを観つつ言います。
「ちょっとした時間で出来る様な」
「そうしたゲームだけれどね」
「それがかえってなのね」
「面白いんだ、原点だよ」
「ゲームのよね」
「それがあるからね」 
 だからだというのです。
「シンプルでいてね」
「プレイしていても」
「とても楽しいよ」
「あの、そのゲームって」
 ナターシャはクールですが驚きを隠せない感じでした、そうして言うのでした。
「何かもう」
「ゲームの中にちょっとある感じのゲームですね」
 カルロスはこう言いました。
「ほんの小さな」
「昔はそうしたゲームだったんですね」
 ジョージは驚きを隠せない感じでした。
「僕達のお父さんやお母さんが子供の頃の」
「こうしたゲームをお父さんやお母さんがしていて」 
 恵梨香もご両親のことを思いました。
「そうしてなんですね」
「一画面だけで」
 神宝はゲームの内容を観ました。
「その中で敵キャラをかわしてゴールするんですね」
「そうだよ、パックマンっていうね」
 ボームさんはプレイしているそのゲームのタイトルも言いました。
「僕は最初観た時にとても驚いたゲームなんだ」
「驚かれたんですか」
「そのゲームをご覧になって」
「それで、ですか」
「今プレイされてるんですか」
「久し振りに」
「そうなんだ、オズの国に入ってテレビを観て驚いて」
 そうしてというのです。
「その後でね」
「さらにですか」
「テレビゲームも観られて」
「そしてプレイされて」
「そうしてですか」
「さらに驚かれたんですか」
「そして他のソフトもね」
 そちらもというのです。
「やってみて僕はファミコンが大好きになったんだ」
「今思うとかなり昔のことだね」
 魔法使いは笑顔で言いました。
「本当に」
「そうだよね」
「あの時はこんな凄いものがあるんだってね」
「オズの国はここまで素晴らしいものが出来たのか」
「外の世界でもね」
 観ればそのファミコンは外の世界とはかなり違います、操作は手に凄く馴染んでいてとても動かしやすくキャラクターはこちらの思い通りに動いてくれます。しかも画面はテレビから浮き出ていてホノグラフィーになっています。
「こんなものがあるのか」
「そう思ったよね」
「そう思ってね」
「どれだけ感激したか」
「それがだよ」
 キャプテンも言ってきました。 
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