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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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11部 少女たちの戦いは続く・・・
1章 準備
  はやてとの会話、アインハルトの挑戦

 本当に子どもたちは元気だね・
俺は、海岸沿いのテラスからヴィヴィオとミウラが一緒に砂浜でジョギングをしている野見ていた。

「なんや、老け込んでるんか?」

「失礼なはやて!」

「だってなぁ、すごい穏やかな目で二人を見てたら、綾ちゃんの事を知ってる人間ならそう思うって」

「そお」

「ただ、ヴィヴィオの付き添いに来たわけじゃないんやろ」

「まぁ、これ」

 俺はレポートをはやてに渡した。

「これは?」

「俺が向こうに行った情報だよ、暇なときに目を通しておいて、あとアリサやすずかが、連絡だけじゃなく一緒に遊ぼだってさ」

「ほんまにうれしいな、そういや大会3回戦進出おめでとうや」

「ありがとう、そっちも善戦してたね」

 ミウラは1回戦はクリアしたのだが、2回戦は不敗のチャンピオン相手に3Rまでもつれ込んだが。
残念ながらK・O負け
その善戦と活躍が話題となり一躍時の人に

「はやて、聞いたけどさ、よく手放す気になったよね」

「あぁミウラの事?」

「うん、八神道場の希望の星じゃない」

「まぁ、だけどなうちらは基本を教えてるだけなんよ、
流石に本格的になると、教えれる時間がないんよ
私たちは、管理局員やからな」

「だったらって、ヴィータもザフィーラも職員やめないか、はやてが辞めん限り」

「うちは、管理局と結婚した女やからな」

「それ絶対にシャマルとかアインスに言うなよ」

「わかってるよ」

 絶対に言ったらすごい心配するのが目に見える。
シャマルにいちゃっては暴走する可能性が・・・

「何悪だくみしてっるんや?」

「何急に?」

「すごい落ち着いてるから、ノーヴェのジム探し難航してるって聞いてるし、
綾ちゃんもこっちの件も情報は集まったかもしれへんけど、どうするか言ってくれへんし、
本戦どこまで行くつもりなんか?
沢山表面化で問題を抱えてるはずなのに、平和そうにしてるから」

「あ~それね。
ジム探しはなんとかなるんじゃない、ミウラがナカジマジム所属になるし」

「アインハルトがいるって言いたいんやろ、それは一部だけや
ミウラ一人じゃ厳しいやろ」

「厳しいね、私はナカジマジム所属じゃないしね」

「なんかしたんやな」

「きっかけだよ、15歳以下のトーナメントがあるんだけど、
そこで欠員が出てね、ミカさんにお願いしてきた。」

「ちょい待ち、なんでノーヴェじゃないん」

「ノーヴェ自分の力で頑張るって言ったから、ミカさんがどう判断するのかは知らないけれど、
思った通りならアインハルトがその大会に出るんじゃない。
優勝か1回戦負けかどっちかだけど、負けてもインパクトを残したらチャンスが来るかもね」

「綾ちゃんがそういうからには強い相手なんか?」

「ん~そうだね、多分ルーフェンに行く前なら負けてたんじゃないかな」

「誰か聞いても?」

「15歳以下ディジー級の2団体の世界チャンピオン
言ってみたら15歳以下の格闘世界ってとこかな」

「また無茶なプランを」

「大丈夫じゃない、何のために海鳴に連れて行ったと、
テリー達にもあってきたし」

「サウスタウンまで連れて行ったんかい」

「ん~、それで負けたのなら相手が私の予想より高かったか、
アインハルトの準備不足だね」

「手厳しいな」

「ミカさんと話したら、アインハルトの実力はもう世界ランククラスって言ってたよ、
それはエレミアや番町、生徒会長も同じ意見らしい」

「またすごいことを」

「その戦いを見てチャンピオンになったらヴィヴィオもミウラも頑張ろうって意欲が高まるよね」

「確信犯やな」

「しかも、私の労力は全くかからない、エコだね」

「そんなもの?」

「戦うのも、作戦も私がやるわけじゃないし、ミカさんがアインハルトやノーヴェに言わないって選択肢があるからどうなるかは知らないけれど、披露会2か月後だったっけ?」

「そうや、綾ちゃんは出さないから」

「私も嫌だよ、またつるし上げ食らったら鬱になっちゃうし」

「あれは自分が悪いんや、提督となんかやってるみたいやけど、あんまり無茶したらいかんよ」

「ワーカーホリックのはやてに言われたくない」

「最近は十分休んでるよ」

「ならいいけど、どうやらランニングは終わったようだね。元気だ!」

「それが年より臭いんや」

「そお?」

 年より臭いね、実際以前の記憶を合わせたら60超えてるからな、仕方ないかも
家に帰ってから、ミカさんから驚愕の連絡を受けた。
今月だけで2試合、年内に10試合出る計画を立てたと
今10月を過ぎてる、残り2か月ちょっとで10なんて速すぎるんじゃないかと思う
春までに15歳以下のワ-ルドチャンプを目指すそうだ。

 実は一件すごくいい場所がある。
今は無名のジムだが、もし数か月以内に話題性が出て興味を持たれたら、話を聞いてほしいとお願いした。
春までのストック金は払っておいたけれど、もし話題性がなく興味がわかないのならけってくれと言っておいた。
もちろんストック金は返さなくていいと言っておいた。
ミカさんから報告を受けて俺はこう答えた。

「決めたことに反論する権利はない、アインハルトがやりたいと思い、ノーヴェが許可を出したのならそれでいいよ。私はチャンスを提供しただけ、その後はノーヴェとミカさんが計画を立てればいい
どうせ、そのスケジュールミカさんが立てたんでしょって」

 なぜと言ってきたので、俺は、ノーヴェ甘いから、U19のインターミドルでの方向で考えてたはずだとね。
やはりそうだった。
顧問になったらしいと聞いた時は俺自身笑ってしまった。

 これでヴィヴィオの事は大丈夫だろう。なのはの事にしてもヴィヴィオやフェイトと言った家族がいるし、親友や実家の方も安心が出来る。
いつちょっかい出されても良い
俺と同じ転生組があちらにいるのならどうなるかは俺にも読めないから
手を引いてくれるのが一番なんだがな・・・
俺は夜月を見ながらブランデーを軽く飲んだ。
 
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