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MS Operative Theory

作者:ユリス
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技術解説
  ミノフスキー粒子とMS①

——ミノフスキー粒子が生み出したMSの基礎技術群——

 旧来の核融合炉を上回る高い出力と小型化を成し遂げたミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉、MS用バズーカやMS用実体弾兵装を遥かに凌駕する威力をもメガ粒子砲、そしてMSによる有視界戦闘を成立させるきっかけとなった物質が「ミノフスキー粒子」である。これらに代表されるミノフスキー粒子そのものが、MSを「戦場の王者」としたことは間違いなく、ミノフスキー粒子が無ければMSは誕生しなかったといっても過言ではない。

 ミノフスキー粒子は、T・Y・ミノフスキー博士が存在を予言した新粒子で、U.C.0069に行われた秘密実験において存在が確認され、科学界における旧世紀からの懸案でった統一場理論を完成に導いたことで知られている。ミノフスキー粒子の代表的な特徴は、マイナスの電荷を持つ「正粒子」と、プラスの電荷を持つ「反粒子」が対となって存在し、「ミノフスキー立方格子」と呼ばれる立体格子状の配列を取ることや静止質量が殆どゼロであること、また大半の物質を透過する強い透過性を持つことなどがある。特に「Iフィールド」とも呼ばれる、ミノフスキー立方格子は高い電磁波減衰効果を持ち、マイクロ波から超長波に至る電磁波を著しく減衰させる。これは「特殊電磁波効果」と呼ばれ、ミノフスキー粒子が散布されたエリアでは、電磁波による交信が不可能となるほか、レーダーも効果を発揮しなくなる。また強い透過性によって、ミノフスキー粒子は通常の集積回路内にも進入、影響を及ぼし、電子機器の誤作動を誘発する。ミノフスキー粒子が戦場で使用されれば、従来の探知・誘導システムや相互リンク機能が失われることは明らかであった。この効果に着目したジオン公国は、戦場でのミノフスキー粒子の使用を検討し始めた。さらに、ミノフスキー粒子散布下における、唯一の戦闘手段である有視界戦闘に特化した新兵器、MSを誕生させた。

 MSがミノフスキー粒子から受けた恩恵はこれだけではない。U.C.0047に創設されたY&M公社が実用化した、小型かつ強力なミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉が搭載され、それにより推進システムや熱核ロケット・ジェットエンジンの装備が可能となった。ミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉は、制御にIフィールドを用いており、特殊電磁場効果によって効率よく電力を得られるほか、炉心がIフィールドの拘束下にあるため緊急時にも放射線被爆が発生しないなどの特徴を持つ。また、通常兵器中、最強と謳われるメガ粒子砲も、「弾」であるメガ粒子がミノフスキー粒子を圧縮されることで発生することや、その「弾」もIフィールドで維持、誘導されることから、ミノフスキー粒子が無ければ実現しない兵器であることが理解できる。このようにMSはその性能と使用する兵装システムのすべてをミノフスキー粒子に頼っているといっても過言ではないのである。



補足事項

——ミノフスキー粒子のECM効果——

 戦場での最も一般的なミノフスキー粒子の使用方法は、マイクロ波から超長波に至る殆どの電磁波の透過を阻害するECM効果で、レーダーや電子機器類を無効化することである。ミノフスキー粒子の影響を受けない光集積回路も存在するが効果であるため、全ての兵器に搭載されているわけではない。 
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