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オズのジュリア=ジャム

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第九幕その二

「ヒドラとかね」
「あっ、ヒドラも」
「いるわよ、あとドラゴンは色で吐く息が違うのよ」
 この違いもあるというのです。
「レッドは炎でグリーンは塩素ガスでね。住んでいる地域も違うのよ」
「色々違うんですね」
「ドラゴンって一口に言ってもね」
 そうだというのです。
「また違うのよ」
「ドラゴンといっても多いんですね」
「種類はね」
「種類はですか」
「でも個体数は少ないの」
 ドラゴンのそれはというのです。
「それ自体はね」
「そういえば見ることが少ないですね」
 神宝もこのことに気付きました。
「オズの国でもドラゴンは」
「そうでしょ」
「数自体は少ないんですね」
「そうなの、私も久し振りに見たわ」
 そのドラゴンをというのです。
「運がいいかも知れないわね」
「数の少ないドラゴンを見られたから」
「だからよ」
「ドラゴンはオズの国でも少ないんですね」
 ジョージはこのことについて言いました。
「そうなんですね」
「まあドラゴンってそうだよね」 
 カルロスはドラゴンの数が少ないことに納得していました。
「産む卵も少ないみたいだし」
「それに住んでいる地域も限られてるみたいだし」 
 ナターシャはジュリアが言ったこのことから言いました。
「地下とかね」
「あっ、地下にいることが多いわね」
 恵梨香は自分達の冒険ではなくドロシー達の冒険のことからお話しました。
「そういえば」
「そうした場所にいて個体数も少ないからよ」
 ジュリアは四人にもお話しました。
「ドラゴンにはあまり会えないの」
「だから会ったり見られたらね」
 モジャボロが言うことはといいますと。
「運がいいと言えるよ」
「見られただけで、ですか」
「運がいいんですね」
「そうした生きものなんですね」
「オズの国でもドラゴンは少ないから」
「だからですか」
「そうだよ、いや本当にね」
 実際にとです、モジャボロが五人にお話しました。
「これは幸先いいかもね」
「そうよね、無事に人魚の国に着けるかしら」
 笑顔で、です。ジュリアはモジャボロに応えました。
「これは」
「そうだね、そうなればね」
「嬉しいわね」
「もうかなり進んでるけれどね」
「まだ何があるかわからないから」
 何時何があるかわからないのも冒険です、特にオズの国は何時何が起こるのか全くわからないのです。
 だからです、ジュリアもこう言ったのです。
「このまま行くことが出来ればね」
「いいよね」
「そうよね」
 こうしたお話をしつつ先に先に進んでいきます、そして。
 ふとです、ここでなのでした。
 煉瓦の道の左手の森の方にでした、かかしはある生きものを見て微笑みました。
「あっ、いい生きものがいたよ」
「あれっ、シマウマ?」
「シマウマじゃない?」
「一見するとシマウマに見えたけれど」
「違う?」
「前はシマウマだけれど」
 見れば後ろは茶色いです、そんな不思議なシマウマです。
 そのシマウマに見える不思議な生きものを見てです、五人共首を傾げさせました。 
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