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オズのジュリア=ジャム

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第八幕その十

「朝の日の出前に起きてね」
「そしてだね」
「朝御飯を食べて」
「日の出と共に出発だね」
「そうするわ、とにかく今夜はね」
 この時間はというのです。
「休みましょう」
「幾ら元気でも夜は休むべきですね」
「そう、要するにね」
 ジュリアはまた神宝に答えました。
「飲むとぐっすりと寝られるミルクも出すわ」
「ミルクですか」
「このミルクを飲めばね」
 それこそというのです。
「本当に日の出までね」
「ぐっすりと寝られるんですね」
「そうよ、だから今夜も寝ましょうね」
 こうお話してでした、そのうえで実際にです。
 皆最後はデザートのアイスクリームだけでなくミルクも飲んでです、そうしてゆっくりと休んでそれからでした。
 お日様が出る前に起きてでした、それから。
 朝御飯を食べます、その時に五人は言いました。
「ううん、やっぱり寝ると」
「違うね」
「身体の調子が凄くいいよ」
「昨夜はずっと歩けそうだったけれど」
「やっぱり休んでよかったわね」
「そうでしょ、若し昨日の夜休まないで歩いていたらね」
 どうなっていたかとです、ジュリアは五人にお話しました。
「今時疲れきっていてね」
「動けなくなっていましたか」
「それで今日はですね」
「まともに動けなくなっていた」
「そうなっていたんですね」
「今頃は」
「そうなっていたわ、それじゃあ一緒でしょ」
 夜動けてもお日様が出ている時間動けないとです。
「むしろ四時半から七時まで動けないとね」
「夜の間ずっと歩いてもですね」
「その方が歩いている時間が少なくて」
「かえってよくないですね」
「それに夜道は周りがわからなくてどうしても歩くのが遅くなりますから」
「だから歩く距離も短くなりますね」
「そうよ、だからね」
 それでというのです。
「夜はじっくりと休むべきなのよ」
「そうだね、本当に夜は休まないとね」
 モジャボロは朝御飯のピロシキを食べつつジュリアの言葉に頷きます。
「かえってよくないよ」
「そして朝とお昼に動くの」
 ジュリアはモジャボロにもお話しました。
「そうしたらいいの」
「そうだね」
「だから昨日は元気だったけれどね」
 温泉に入ってです。
「あえてそうしたのよ」
「休んだんだね」
「そうよ、けれどね」
「けれど?」
「昨日は予想以上にね」
 ジュリアは起きたての自分の調子を見て言いました。
「よく寝られたわ」
「そうだね、僕もね」
「よく寝られたのね」
「ぐっすりとね、あのミルクを飲んだせいだね」
 モジャボロはジュリアににこりと笑ってジュリアに尋ねました。
「そうだね」
「ええ、あのミルク予想以上に効いたわ」
「人をじっくり寝かせてくれるんだね」
「そうしたミルクよ」
「あのミルクあんなに効いたかな」
「ううん、温泉で汗をかいてその分水分を吸収していて」
「ミルクの栄養もだね」
 モジャボロはさらに聞きました、ジュリアに。
「そうしてかな」
「そうだったのかしらね」
「そうかもね、けれどね」
「よく寝られたからよね」
「よかったよ」 
 このこと自体はというのです。 
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